近年、クラウドファンディングで資金調達をしたというニュースも
増えており、クラウドファンディングと言う言葉もかなり認知度が
高まってきているように思います。

ベンチャー企業サイドからすると、優れたビジネスアイデアさえあれば、
気軽に資金調達することができますし、投資家サイドからすると、
少額から応援したいと思える企業に投資ができます。

今までは、投資家にとっての見返りは、サービスを無料で使えるように
なったり、商品サンプルが無料で送られてきたりというものでしたが、
今回、投資家がより金銭的な利益を追求できる日本初の株式型クラウド
ファンディングサービスが登場しました。

それがFUNDINNO(ファンディーノ)です。
今日は、FUNDINNO(ファンディーノ)について徹底分析していきます。

FUNDINNO(ファンディーノ)とは?

FUNDINNO(ファンディーノ)とは、資金を集めたいと考えている
ベンチャー企業の非上場株式を購入することで、その企業を応援
できる仕組みです。

非上場ではありますが、投資の見返りとして株式をもらえますので、
将来IPOなどすれば、大きな金銭的なリターンが期待できます。

2017年4月~現在までの実績をみると、成約件数が45件、累計成約額が
約16.7億円、上限応募額達成までの最短時間は3分6秒となっており、
非常に多くの投資家がハイリターンの優良案件はないかと目を光らせて
探しています。

FUNDINNO(ファンディーノ)の仕組みは?

もう少し具体的に投資の仕組みを見てみましょう。まず、資金を
調達して新しいサービスを作りたいと考えているベンチャー企業が、
FUNDINNO(ファンディーノ)に登録します。

当然、登録段階では、FUNDINNO(ファンディーノ)の厳正な審査が
行われます。

無事審査を通過した案件はFUNDINNO(ファンディーノ)に掲載され、
あなたを含めた投資家がその案件を閲覧できるようになり、もし
あなたが気に入った案件があれば、最大50万円まで投資することが
可能です。

各案件には募集金額というものが設定されており、投資家からの
集まった資金の合計額が募集金額に達したら、案件が成立します。

募集金額まで達しなかった場合は、案件不成立ということで、投資した
資金が戻ってきます。

投資資金は、FUNDINNO(ファンディーノ)が分別管理していますので、
突然投資した資金がなくなる心配はしなくても大丈夫です。

厳正な審査と聞くと、安心してしまいますが、注意が必要です。
私はベンチャーキャピタルで働いていたこともありますのでよく
わかりますが、案件を精査するというのは非常に困難を極めます。

財務的なリスクはないのかといった観点を精査するのはまだ良いですが、
企業が今後スケールするのかを精査するのは、その企業の事業分野に
相当精通していないと予測は困難です。

精通していても困難とも言えます。

ですので、あなたが自分の目でしっかりと案件を見極める必要がある
¥ということを忘れてはいけません。

どんな案件があるの?

では、FUNDINNO(ファンディーノ)にはどのような案件が成約した
のかを見てみましょう。

人材育成の動画プラットフォームサービスや、24時間いつでも女性の
健康の悩みについて医師に相談できるサービス、目的地まで無料で
移動できる配車サービスなど、様々なサービスが成約しています。

実際にFUNDINNO(ファンディーノ)のサイトを見るとわかりますが、
各案件ごとに、ビジネス概要、ビジネスの優位性、マネタイズ方法、
マイルストーン、メンバー紹介など多くの情報が掲載されていますので、
あなたはそのよう情報を精査して投資判断をしていくことになります。

FUNDINNO(ファンディーノ)のメリット

サービスの概要はつかめたと思いますので、FUNDINNO(ファン
ディーノ)を利用する具体的なメリットを考えてみましょう。

① IPOやM&Aでキャピタルゲインを狙える。

一番の魅力でありながら、多くの人がつい忘れがちなのが、FUNDINNO
(ファンディーノ)に投資するのは良いけれど、最終的に投資した資金は
どのように戻ってくる可能性があるのかということです。

あなたが購入するのは非上場株式ですので、売却したくても簡単に売却
できません。そうなると、投資した資金を手元に戻すには、投資した
企業がIPOで上場する、もしくはM&Aにより企業買収されるくらいしか
方法がないということです。

ですので、資金の流動性は非常に悪くなりますが、その分IPOやM&A
まで行けば、投資した金額が何倍、何十倍にもなって戻ってきます。

取引量日本No1!日本初の株式投資型クラウドファンディング

② 投資の醍醐味を身近で味わえる

FUNDINNO(ファンディーノ)で購入できるのは非上場株式です。
ですので、当然流動性が低く、一度買ったら基本的には売却できません。

そのため、一度投資をしたら、一心同体となり、投資先企業を応援
することになります。

通常の株式投資と違い、企業との距離が近い分、投資先企業からの
事業報告会や報告書はとてもワクワクします。

まさに自分が企業を成長させるお手伝いができているという実感を
持てるでしょう。



③ 未上場企業の株に少額から投資ができる

通常、事業への投資となれば、数千万から数十億円のレンジです。
しかし、FANDINNO(ファンディーノ)であれば、10万円程度から
事業に投資が可能です。

この少額で自分が興味のある事業に投資ができるというのは、
クラウドファンディングならではでしょう。

また、最大50万円なので、大金を投入して再起不能になるリスクを
排除できます。

初心者にありがちですが、この案件は間違いない!と思い大金を投入し、
すべての資金を溶かしてしまうことが多々あります。

上限が決められていることで、リターンはそこまで大きくなりませんが、
その分、強制的に資金コントロールができるというのは大きなメリット
と言えますね。

④ 投資判断の自力がつく

実際にFUNDINNO(ファンディーノ)で案件を見てもらったほうが
早いですが、どの案件も非常に将来有望そうに見えます。

将来性のある技術の開発や、すごい経歴の経営者も多数参画しています。

ただ、それでもすべての案件が最終的にEXITする可能性は、よくて
20%だと思います。つまりそれ以外の場合は、投資した資金は一切
戻ってこないということです。

このようなハイリスク・ハイリターンの案件がひしめき合う中で、
自分なりにしっかり調べて、考えて少額の投資をしてみるというのは、
非常に勉強になります。

「こんなに素晴らしいアイデアだったのに・・・」「こんなに優れた
経営者だったのに・・・」という経験をすることになるかもしれませんが、
実体験として、ビジネスがいかに難しいものかを身をもって体験しておけば、
投資案件の目利き力が格段にアップすることは間違いありません。

⑤ 資金調達後にも事業成長をサポート

FUNDINNO(ファンディーノ)では、募集金額まで達して投資が実行
された案件について、ただ投資して終わりというわけではなく、
事業計画を進める上で、必要な人材の紹介や、ビジネスパートナーの
紹介を行っていきます。

はたからみると、それは素晴らしいと思うかもしれませんが、ベンチャー
キャピタルであれば、このようなことは当然行っていますし、このような
サポートを行わないほうが不自然です。

ですので、ないよりはいいですが、私からすれば投資先企業成長のために
やって当然だと思います。

⑥ エンジェル税制で税額控除を受けられる

他のメリットに比べると、大したメリットではありませんが、FUNDINNO
(ファンディーノ)はエンジェル税制の適用があります。

これはベンチャー企業への投資を促進するために投資を行った個人投資家
に対して税制上の優遇を行うというものです。

ただし、あくまでも一部のベンチャー企業のみですので、投資する前に
確認するようにしましょう。

ざっと計算してみると、総所得金額が500万円の人の場合、50万円の投資
をすると、投資額の20%程度が税負担軽減額となります。



FUNDINNO(ファンディーノ)のデメリット

① ハイリスク・ハイリターン

FUNDINNO(ファンディーノ)の投資案件を見ていると、ついつい
忘れてしまいがちですが、株式型クラウドファンディングはハイリスク
・ハイリターンです。

実際、会員登録するにあたり、投資経験が少ない人や余剰資金が少ない人
は登録することができなくなっています。

つまりある程度の投資経験がある投資家、リスクについてちゃんと
わかって投資できる投資家を対象にしているサービスということです。

ひとつひとつの案件を見ると、魅力的に見えるものが多いため、どんどん
投資をしてしまいたくなりますが、そうそう甘い世界ではありません。

ベンチャーキャピタルでの経験から言えば、上場したり、M&Aで買収
されたりして非上場株式を現金に換えることができる確率はよくて20%
程度だと思っておいたほうがよいでしょう。

これ以外の場合、あなたの投資した資金は換金できないため、実質
無価値のままです。

② 記載内容の信憑性について確認する方法がない

多くの方は、FUNDINNO(ファンディーノ)の募集ページに書かれている
内容を正しいものと判断し、そのうえで将来性があるのかを検討すると
思います。

ただ、根本的な問題として、記載されている内容が本当に正しいのかを
まず判断しなければ、将来性を考えても仕方ありません。

私の経験上、ベンチャー企業側が提示してくる事業計画はかなり甘めに
作られていることが多いです。つまり、計画どおりにいかずに投資資金を
回収できないということが日常茶飯事のように起きます。

本来であれば、投資対象のベンチャー企業について、第三者の意見や
取引先の話なども聞いて、総合的に話の信憑性を確認していくわけですが、
そういったことができないとなると、ただ書いてあることを信じて投資
するしかありません。これは私からすると大きなデメリットだと思います。

FUNDINNO(ファンディーノ)の評判

成約数は業界でもトップなのですが、未だIPOやM&Aまでいった企業は
ありません。そのため、まだ投資家も良い悪いを判断するのが難しいと
いった状況のようです。

今後、上場するような企業が現れてこれば、評判は上がっていくと思い
ますし、そのような企業が出てこず、購入した株式が塩漬け状態になる
ようであれば、不満の声が続出すると思われます。

ただ、メリットでも述べましたが、身近で投資をした企業の成長を
見守れると言う点については、非常に面白いと思っている人が多い
ようですね。

少額から投資ができますので、余剰資金がある人は、試しに投資をして
みると面白いと思いますよ。良い経験になることは間違いありません。

投資の評判ではありませんが、やはり審査が厳しいようで、審査の
タイミングで落とされてしまった人から不満が聞こえてきています。

ただ、FUNDINNO(ファンディーノ)は、投資経験がない人が投資を
すると間違いなく損をして終わりますので、ある程度フィルターを
かけることは仕方ないと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

実際にFUNDINNO(ファンディーノ)に登録してみると、とても興味
深いテーマの案件が色々と並んでいます。

もちろん、資金調達できたベンチャー企業のいくつかは成功を収めると
思いますが、すべてがうまくいくわけではありません。

前年は大きな赤字という企業も多々ありますので、本当にここからの
頑張りで勝負が決まると言う企業が多いのでしょう。

色々と否定的な意見も書いてきましたが、私個人としては、上述した
ようなことに注意しながら投資をしてみるというのは非常に面白いと
思っています。

何より、少額で投資できる点と、案件を精査する目を養えるというのが
非常に大きなメリットだと思っています。

特にいままで投資信託や株、FXなどしかやったことがない人にとっては、
こんな投資案件もあるんだ!と色々な発見があるでしょう。

登録も簡単にできますので、ぜひ自分で1社選んで投資してみてください。