ピクテ投信が販売に力をいれているiTrustノーロード・シリーズ。
購入時手数料なしのアクティブファンドということで、多くの投資家から
注目を集めています。

中でも昨年、モーニングスターのファンド・オブ・ザ・イヤー2017を受賞し、
圧倒的な注目を集めているロボティクスに特化したiTrustロボ。

今日は、iTrustロボの評判や今後の見通しについて徹底的に分析していきます。

iTrustロボの基本情報

投資対象は?

投資対象は日本を含む世界のロボティクス関連企業の株式に投資をします。

ロボティクス関連企業というのは、製造・輸送・医療サービス等の各分野に
おいて、人の代替や効率化に貢献するロボット関連技術、部品、人工知能に
関わる企業を指します。

最近、新聞やニュースでロボットやAIの言葉を見ない日はありませんが、
技術の進化にともない、様々な分野での活躍が期待されており、
ロボティクス市場は2025年までに年率10%で成長が続くと予想されています。

国別の構成比率では、アメリカが60%ほど、次いで日本が20%ほどとなっています。
ロボット関連企業もアメリカが最先端を進んでいますので、このような構成になりますね。

もう少し具体的な組み入れ銘柄を見ていきましょう。
組入銘柄は現在52銘柄で、1位のクアルコムは無線通信機器メーカーです。

アルファベットはグーグルを傘下にもつ持ち株会社なのでご存じかもしれません。
3位のファナックは生産ロボットを提供する日本のメーカーですね。

純資産総額は?

続いて、純資産総額はどうなっているか見てみましょう。純資産総額というのは、
あなたを含めた投資家から集めた資金の総額だと思ってください。

ファンドの純資産総額が小さいと、適切なタイミングで銘柄を入れ替えることが
できなかったり、純資産総額が大きく減少していると、ファンドの組み替えが
うまくできず、予期せぬマイナスを生む可能性がありますので、事前に確認すべき
ポイントの1つです。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

iTrustロボは、現在56億円となっています。規模としては全く問題ありません。

実質コストは?

私たちが支払うコストには、目論見書に記載の信託報酬以外に、株式売買委託手数料や、
保管費用、印刷費用などが含まれています。

そのため、実際に支払うコストは、目論見書記載の額より高くなるのが通例で、
実際にかかる実質コストをもとに投資判断をしなければなりません。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

iTrustロボの実質コストは1.736%と高くなっています。
購入時手数料がゼロというのは、魅力の一つにもなりますが、
やはり維持コストが高いのは気になります。

購入時手数料 0
信託報酬 1.4364%(税込)
信託財産留保額 0
実質コスト 1.736%(概算値)

iTrustロボの評価分析

基準価額をどう見る?

現在のiTrustロボの基準価額は17,122円となっています。
2018年1月末の大暴落のあとの動向に注目すべきですが、まだ当時の水準まで
回復できていませんので、運用はぼちぼちといったところです。

利回りはどれくらい?

直近1年間の利回りは+16.99%となっています。
カテゴリー内では、上位1割の中に入っていますので、優れたパフォーマンスが
残せているといえますね。

また2016年設定来のパフォーマンスは75%を超えており、
かなり高いパフォーマンスとなっています。

将来リターンについては、標準偏差から計算できますので、ご自身で計算してみてください。
計算方法に自信がない方はこちらをご参考に。

本当にできてる?標準偏差から予測する将来リターンの計算方法

評判はどう?

iTrustロボの評判はネットでの書き込みなどで調べる方法もありますが、
評判を知るうえで一番役に立つのが、月次の資金流出入額でしょう。

資金が流入しているということは、それだけこのファンドを購入している人が
多いということなので、評判が良いということです。

iTrustロボは直近ではわずかに流出超過となっています。
2017年の優れたパフォーマンスを期待して購入した投資家が、ここにきて、
パフォーマンスが優れないため、解約をしたものと思われます。
一時期ほどの人気はなくなったと言えますね。

iTrustロボの今後の見通し

冒頭でもお話ししたように、ロボットの実用化があらゆる分野で急速に進んでいます。
なぜ急速にロボット化が進んでいるのか。

それは、少子高齢化がもたらす労働人口の減少、高齢化による老齢者補佐や
介護需要、労働コストの上昇など、需要が拡大してきた要因が1つ。

そして、技術革新によりロボットの小型化、低コスト化、高機能化が加速している
要因の2つがあります。

そして、ピクテの銘柄選定は、ピュリティを重視しており、純粋にロボティクス分野が
成長することで、株価が上昇し、恩恵を受けられる可能性が高いというのも
魅力のひとつでしょう。

結局、ロボティクス部門がある企業は世の中に多数ありますが、全体の5~10%程度
しかロボティクス部門の売り上げに影響がないような企業であれば、
当然株価へのインパクトは小さくなります。

逆にロボティクス部門の比率が高い企業であれば、ロボティクス分野が
伸びることで大きな恩恵を受けることができるようになるというわけです。

ロボティクスの分野は今後間違いなく成長していく分野ですので、
1ファンド自分のポートフォリオに組み入れても面白いと思います。

私も6月末に1ファンド解約したことに伴い、新しいファンドを検討しており、
ロボティクスファンドは候補の中に入れています。