ピクテ投信が販売に力をいれているiTrustノーロード・シリーズ。
購入時手数料なしのアクティブファンドということで、多くの
投資家から注目を集めています。

中でも昨年、モーニングスターのファンド・オブ・ザ・イヤー2017を
受賞し、圧倒的な注目を集めているロボティクスに特化したiTrustロボ。

今日は、iTrustロボの評判や今後の見通しについて徹底的に分析していきます。

iTrustロボの基本情報

投資対象は?

投資対象は日本を含む世界のロボティクス関連企業の株式に投資をします。

ロボティクス関連企業というのは、製造・輸送・医療サービス等の各分野に
おいて、人の代替や効率化に貢献するロボット関連技術、部品、人工知能に
関わる企業を指します。

最近、新聞やニュースでロボットやAIの言葉を見ない日はありませんが、
技術の進化にともない、様々な分野での活躍が期待されており、
ロボティクス市場は2025年までに年率10%で成長が続くと予想されています。


※引用:交付目論見書

国別の構成比率では、アメリカが60%ほど、次いで日本が15%ほど
となっています。ロボット関連企業もアメリカが最先端を進んで
いますので、このような構成になりますね。


※引用:マンスリーレポート(2019年4月)

業種別の比率もみてみましょう。

半導体関連が22.7%、ソフトウェアが19.7%となっています。


※引用:マンスリーレポート(2019年4月)

純資産総額は?

続いて、純資産総額はどうなっているか見てみましょう。
純資産総額というのは、あなたを含めた投資家から集めた資金の
総額だと思ってください。

ファンドの純資産総額が小さいと、適切なタイミングで銘柄を入れ
替えることができなかったり、純資産総額が大きく減少していると、
ファンドの組み替えがうまくできず、予期せぬマイナスを生む可能性
がありますので、事前に確認すべきポイントの1つです。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

iTrustロボは、現在48億円程度となっています。規模としては
全く問題ありません。


※引用:マンスリーレポート(2019年4月)

実質コストは?

私たちが支払うコストには、目論見書に記載の信託報酬以外に、
株式売買委託手数料や、保管費用、印刷費用などが含まれています。

そのため、実際に支払うコストは、目論見書記載の額より高くなる
のが通例で、実際にかかる実質コストをもとに投資判断をしなければ
なりません。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

iTrustロボの実質コストは1.596%と割高です。

購入時手数料がゼロというのは、魅力の一つにもなりますが、
やはり維持コストが高いのは気になります。

購入時手数料 0
信託報酬 1.4364%(税込)
信託財産留保額 0
実質コスト 1.596%(概算値)

※引用:運用報告書(2019年2月18日)

iTrustロボで本当に大丈夫?圧倒的に高いリターンを出しているアクティブファンド特集

iTrustロボの評価分析

基準価額をどう見る?

現在のiTrustロボの基準価額は20,000円近辺まで来ています。

注目すべきは多くのファンドが2018年末の下落でまだ当時の
水準まで回復できていない中で、iTrustロボはすでに2018年
の高値をはるかに超えています。


※引用:モーニングスター

利回りはどれくらい?

iTrustロボの直近1年間の利回りは+5.71%と同カテゴリー内では、
平均より少し上程度の位置ですが、3年平均利回りを見ると、
+18.40%とかなり高いパフォーマンスを残しています。

純資産規模は小さいですが、優れたパフォーマンスを残している
ファンドと言えますね。

ちなみにあなたは実質利回りの計算方法はすでに理解していますか?
もし、理解していないのであれば、必ず理解しておいてください。

これがわかっていないとマズイ。実質利回りの計算方法。

平均利回り %ランク
1年 +5.71% 42%
3年 +18.40% 2%
5年
10年

※2019年4月時点

標準偏差は?

標準偏差まで確認する人はあまりいませんが、iTrustロボの基準価額の
ブレの大きさを知るには役立ちます。

1年間で見ると大きくブレますので、できるだけ長い期間で見たほうが
信頼性は高くなります。3年平均で17程度ですので、日経平均株価に
連動するインデックスファンドと同じくらいの振れ幅であることがわかります。

標準偏差から将来リターンがある程度予測できるのはご存じでしょうか?
まだ計算方法を知らないと言う方はこの機会に覚えておいてくださいね。

本当にできてる?標準偏差から予測する将来リターンの計算方法

標準偏差 %ランク
1年 21.70 82%
3年 16.77 88%
5年
10年

※2019年4月時点

年別のパフォーマンスは?

iTrustロボの年別のパフォーマンスも見てみましょう。

2018年は▲13.68%と運用は奮いませんでしたが、それ以外の
年では20%近いリターンを維持しており、非常に優れた結果を
残しています。

年間利回り
2019年 +18.11%(1-3月)
2018年 ▲13.68%
2017年 +36.57%
2016年 +19.65%

※2019年4月時点

最大下落率は?

iTrustロボに投資をする前に、最大でどの程度下落する可能性が
あるのかを知っておくことは非常に重要です。

どの程度下落する可能性があるかを把握しておけば、大きく下落した
相場でも落ち着いて保有を続けられるからです。

それではここでiTrustロボの最大下落率を見てみましょう。

最大下落率は2018年1月~2019年12月の1年間で▲13.68%でした。
まだ運用期間が長くないため、そこまで大きな下落を経験しては
いません。

最大下落率を知ってしまうと、少し足が止まってしまうかもしれません。
しかし、以下のことをしっかり理解しておけば、元本割れの可能性を
限りなく低くすることが可能です。

元本割れを回避するためにできるたったひとつのこととは?

期間 下落率
1カ月 ▲11.02%
3カ月 ▲16.64%
6カ月 ▲10.62%
12カ月 ▲13.68%

※2019年4月時点

評判はどう?

iTrustロボの評判はネットでの書き込みなどで調べる方法もありますが、
評判を知るうえで一番役に立つのが、月次の資金流出入額でしょう。

資金が流入しているということは、それだけこのファンドを購入している人が
多いということなので、評判が良いということです。

iTrustロボは2018年以降、資金流出が続いています。しかし、
2019年のパフォーマンスを見ればわかるとおり、決して運用が
うまくいっていないわけではありません。

ですので、近々資金が流入超過となり、評判も戻ってくると思います。


※引用:モーニングスター

iTrustロボの今後の見通し

冒頭でもお話ししたように、ロボットの実用化があらゆる分野で
急速に進んでいます。なぜ急速にロボット化が進んでいるのか。

それは、少子高齢化がもたらす労働人口の減少、高齢化による老齢者補佐や
介護需要、労働コストの上昇など、需要が拡大してきた要因が1つ。

そして、技術革新によりロボットの小型化、低コスト化、高機能化
が加速している要因の2つがあります。

そして、ピクテの銘柄選定は、ピュリティを重視しており、純粋に
ロボティクス分野が成長することで、株価が上昇し、恩恵を受けら
れる可能性が高いというのも魅力のひとつでしょう。

結局、ロボティクス部門がある企業は世の中に多数ありますが、全体の
5~10%程度しかロボティクス部門の売り上げに影響がないような企業で
あれば、当然株価へのインパクトは小さくなります。

逆にロボティクス部門の比率が高い企業であれば、ロボティクス分野が
伸びることで大きな恩恵を受けることができるようになるというわけです。

ロボティクスの分野は今後間違いなく成長していく分野ですので、
1ファンド自分のポートフォリオに組み入れても面白いと思います。

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