パフォーマンスが高く非常に人気の高いニッポン中小型株ファンド。

20018年1月に新規の買い付けを停止していましたが、2019年1月末
から買い付けの受付が再開しました。

大和住銀の中小型株ファンドは非常にパフォーマンスが優れている
ものが多く、すぐ買い付け停止になってしまうので、これを機会に
購入を検討するのもよいと思います。

ニッポン中小型株ファンドの基本情報

投資対象は?

ニッポン中小型株ファンドの投資対象は、国内の中小型株です。

時価総額1000億円程度までの銘柄を対象に、利益成長および持続
成長が期待できる銘柄を選定していきます。現在の組入銘柄数は
218銘柄で、化学、卸売業の比率が高くなっています。

組入上位銘柄にはホームセンター大手のコーナンや関西中心の投資用
マンションを手掛けるプレサンスなどが入っています。


※引用:マンスリーレポート

純資産総額は?

投資を検討するうえで、純資産総額は必ず確認しておきたいポイントです。

純資産総額が小さいと運用が効率よく行えずにコストが高くついたり、
保管費用や監査費用が相対的に高くなりますので割高になります。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

また運用会社自体がその投資信託の運用に力を注がなくなり
パフォーマンスが悪くなることもありますので注意が必要です。
最低でも10億円、50億円あれば問題ないですね。

ニッポン中小型株ファンドは2014年に設定されて以来、ほとんど
資金流入がありませんでしたが、2017年に大きく純資産を伸ばし、
現在では230億円程度まで増加しています。


※引用:マンスリーレポート

実質コストは?

投資信託には、購入時手数料や信託報酬以外にも実は費用がかかっています。
これを実質コストと言いますが、実質コストには、株式売買手数料や
有価証券取引税、監査費用などが含まれています。

特に純資産総額が小さいときには、信託報酬より実質コストがかなり
割高になっている場合もあるので、注意が必要です。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

ニッポン中小型株ファンドの実質コストは2.013%となっており、かなり
割高になっています。

パフォーマンスが優れているため、投資する価値はあると思いますが、
購入時手数料と合わせると初年度は5%超のコストがかかりますので、
慎重にならざるを得ません。

投資信託の手数料は安ければ安いほどいいという勘違い

購入時手数料 3.24%(税込)※上限
信託報酬 1.782%(税込)
信託財産留保額 0.3%
実質コスト 2.013%(概算値)

※引用:運用報告書(決算日2018年2月2日)

ニッポン中小型株ファンドの評価分析

基準価額の推移は?

ニッポン中小型株ファンドの基準価額を見てみましょう。

2016~2017年にかけては非常に好調でしたが、2018年は大きく
下落しており良いところがありませんでした。


※引用:モーニングスター

利回りはどれくらい?

ニッポン中小型株ファンドの直近1年間の利回りは▲22.57%です。

3年平均利回りでは9%近くになっていますので、大きな下落にも
同様せずに、保有を継続する姿勢が重要となります。

ちなみにあなたは実質利回りの計算方法はすでに理解していますか?
もし、理解していないのであれば、必ず理解しておいてください。

これがわかっていないとマズイ。実質利回りの計算方法。

平均利回り %ランク
1年 ▲22.57% 67%
3年 8.99% 23%
5年
10年

※引用:2019年1月時点

標準偏差は?

ニッポン中小型株ファンドの基準価額の変動が大きいかを調べるには
標準偏差を確認しましょう。

日経平均と連動するインデックスファンドでも16~17程度ですので、
変動幅は通常の株式ファンドと同程度と思っておいてよさそうです。

標準偏差から将来リターンがある程度予測できるのはご存じでしょうか?
まだ計算方法を知らないと言う方はこの機会に覚えておいてくださいね。

本当にできてる?標準偏差から予測する将来リターンの計算方法

標準偏差 %ランク
1年 17.13 45%
3年 17.37 67%
5年
10年

※引用:2019年1月時点

年別のパフォーマンスは?

ニッポン中小型株ファンドの年別のパフォーマンスも見てみましょう。

2018年だけは20%超のマイナスとなっていますが、2014~2017年は
毎年10%以上のリターンを安定的に出していました。

年間利回り
2018年 ▲22.57%
2017年 46.58%
2016年 14.07%
2015年 12.71%
2014年 19.51%

※引用:2019年1月時点

類似ファンドとのパフォーマンス比較

ニッポン中小型株ファンドへの投資を検討する上で、類似ファンドとの
パフォーマンスを比較しておいて損はありません。

今回は、日経平均に連動するニッセイ 日経225インデックスファンドと
パフォーマンスを比較しました。

ニッポン中小型株ファンド(黄線)は上下に大きく動いていることが
わかりますが、インデックスファンドよりはかなり高い利回りを実現
できていることがわかります。

このようなファンドであれば、高いコストを払ってでも投資する価値
があると言えそうです。


※引用:モーニングスター

最大下落率は?

ニッポン中小型株ファンドに投資をする前に、最大でどの程度下落する
可能性があるのかを知っておくことは非常に重要です。

どの程度下落する可能性があるかを把握しておけば、大きく下落した
相場でも落ち着いて保有を続けられるからです。

それではここでニッポン中小型株ファンドの最大下落率を見てみましょう。

最大下落率は2018年1月~12月で▲22.57%となっています。運用期間が
まだ5年程度なので、大きな下落を経験していないというのもありますが、
中小型株であれば30%程度の下落はあるかもしれないと思っておいたほう
がよいと思います。

最大下落率を知ってしまうと、少し足が止まってしまうかもしれません。
しかし、以下のことをしっかり理解しておけば、元本割れの可能性を
限りなく低くすることが可能です。

元本割れを回避するためにできるたったひとつのこととは?

期間 下落率
1カ月 ▲12.46%
3カ月 ▲19.87%
6カ月 ▲19.47%
12カ月 ▲22.57%

※引用:2019年1月時点

分配金の内訳と余力は?

ニッポン中小型株ファンドでは、年1回分配金を出しています。

2015年~2018年までは毎年1000円以上の高い分配をしていましたが、
2018年の運用がうまくいかなかったこともあり、2019年の分配は
ゼロとなっています。

また、このブログでは何度も言っていますが、分配金は受け取らずに
再投資したほうが投資効率は確実に高くなります。

計算するとよくわかる!分配金を受け取ることによるデメリットとは?

分配金
2018年 0円
2017年 1,800円
2016年 1,400円
2015年 1,200円
2014年 1,200円

評判はどう?

それでは、ニッポン中小型株ファンドの評判はどうでしょうか?

ネット等で口コミを調べることもできますが、資金の流出入を
見ることで、評判がわかります。

評判がよければ、資金が流入超過になりますし、評判が悪くなって
いれば、資金が流出超過になります。

ニッポン中小型株ファンドは2017年に資金が大きく流入し評判が
よくなっていましたが、2018年はパフォーマンスがひどかったこと
もあり流出超過となっています。


※引用:モーニングスター

ニッポン中小型株ファンドの今後の見通し

中小型株というのは確かに値動きが大きいので、好みが分かれる
ところではありますが、中長期でみると日経平均に連動する
インデックスファンドより高いパフォーマンスを残しています。

大和住銀の中小型株ファンドは高い運用実績のファンドが多く
人気が高いのですが、すぐにファンドの上限に達してしまい、
購入したくても購入できないことが多いのも事実。

このパフォーマンスであれば、高いコストを支払って投資する
価値がありますね。

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