低成長が続く日本経済の中でも独自の成長を遂げる企業は数多く
存在します。

中でも高い志を持った創業者は「無」から「有」を作り出し、
新商品・新事業を立ち上げる強力なリーダーシップを兼ね備えて
おり、企業価値の増大が期待されます。

そんな創業者が中心となって経営をしている企業を厳選し投資を
しているのがニッポン創業経営者ファンド『リーダーズ』です。

今日は、ニッポン創業経営者ファンド『リーダーズ』について
徹底分析していきます。

ニッポン創業経営者ファンド『リーダーズ』の基本情報

投資対象は?

ニッポン創業経営者ファンド『リーダーズ』の投資対象は創業
経営者企業の株式です。

創業経営者企業というのは自ら事業を起こした創業者が現在も
経営を担っている企業のことです。

強い指導力を発揮して企業を成長へと導く能力があるか、
市場環境を客観的に把握し、正しい判断を下せる能力があるか、
新たなサービス創造など社会貢献しているかといった基準に加え、
以下のような特徴を持つ企業を厳選して投資をしていきます。

※引用:交付目論見書

現在の組入銘柄数は28銘柄となっており、組入銘柄の上位は
以下のようになっています。

中小企業をイメージされた方も多いと思いますが、大企業が
多く組入られているようです。

 
※引用:マンスリーレポート

純資産総額は?

投資を検討するうえで、純資産総額は必ず確認しておきたい
ポイントです。

純資産総額が小さいと運用が効率よく行えずにコストが高く
ついたり、保管費用や監査費用が相対的に高くなりますので
割高になります。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

また運用会社自体がその投資信託の運用に力を注がなくなり
パフォーマンスが悪くなることもありますので注意が必要です。
最低でも10億円、50億円あれば問題ないですね。

ニッポン創業経営者ファンド『リーダーズ』は2017年に設立された
ばかりのファンドですので、現在は260億円程度ですが、規模と
しては問題ありませんね。


※引用:マンスリーレポート

実質コストは?

投資信託には、購入時手数料や信託報酬以外にも実は費用が
かかっています。

これを実質コストと言いますが、実質コストには、株式売買手数料や
有価証券取引税、監査費用などが含まれています。

特に純資産総額が小さいときには、信託報酬より実質コストがかなり
割高になっている場合もあるので、注意が必要です。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

ニッポン創業経営者ファンド『リーダーズ』の実質コストは
1.797%となっています。売買回転率が高く、銘柄を頻繁に入れ
替えたためにコストが高くなりました。

購入時手数料と合わせると5%を超えてきますので、投資する際は
慎重にならざるをえません。

投資信託の手数料は安ければ安いほどいいという勘違い

購入時手数料 3.24%(税込)※上限
信託報酬 1.552%(税込)
信託財産留保額 0
実質コスト 1.797%(概算値)

※引用:運用報告書(決算日2018年10月29日)

ニッポン創業経営者ファンド『リーダーズ』の評価分析

基準価額の推移は?

ニッポン創業経営者ファンド『リーダーズ』の基準価額を見て
みましょう。

設定したタイミングが悪かったとしか言いようがありませんが、
2018年以降はマーケットの下落と合わさって、大きく下落しています。


※引用:モーニングスター

利回りはどれくらい?

ニッポン創業経営者ファンド『リーダーズ』の直近1年間の利回りは
▲21.52%です。

同カテゴリー内で見ても、平均以下のパフォーマンスとなっているので、
これでは投資しづらいですね。

ちなみにあなたは実質利回りの計算方法はすでに理解していますか?
もし、理解していないのであれば、必ず理解しておいてください。

これがわかっていないとマズイ。実質利回りの計算方法。

平均利回り %ランク
1年 ▲21.52% 67%
3年
5年
10年

※引用:2019年1月時点

標準偏差は?

ニッポン創業経営者ファンド『リーダーズ』の基準価額の変動が
大きいかを調べるには標準偏差を確認しましょう。

日経平均と連動するインデックスファンドで16~17程度ですので、
変動幅はかなり大きいことがわかります。

標準偏差から将来リターンがある程度予測できるのはご存じでしょうか?
まだ計算方法を知らないと言う方はこの機会に覚えておいてくださいね。

本当にできてる?標準偏差から予測する将来リターンの計算方法

標準偏差 %ランク
1年 21.47 85%
3年
5年
10年

※引用:2019年1月時点

年別のパフォーマンスは?

ニッポン創業経営者ファンド『リーダーズ』の年別のパフォーマンスは
以下のようになっています。。

年間利回り
2018年 ▲21.52%
2017年
2016年
2015年
2014年

※引用:2019年1月時点

インデックスファンドとのパフォーマンス比較

ニッポン創業経営者ファンド『リーダーズ』への投資を検討する上で、
インデックスファンドとのパフォーマンス比較は必須です。

これでインデックスファンドのほうが優れているのであれば、
わざわざ高いコストを支払う必要はないということです。

今回は、日経平均株価に連動するニッセイ 日経225インデックスファンド
と比較をしてみました。

2018年の市場の大暴落までは、ニッポン創業経営者ファンド『リーダーズ』
が上回っていましたが、インデックスファンドに逆転されてしまっています。

これではわざわざ高いコストを支払う意味がありません。


※引用:モーニングスター

最大下落率は?

ニッポン創業経営者ファンド『リーダーズ』に投資をする前に、最大で
どの程度下落する可能性があるのかを知っておくことは非常に重要です。

どの程度下落する可能性があるかを把握しておけば、大きく下落した
相場でも落ち着いて保有を続けられるからです。

それではここでニッポン創業経営者ファンド『リーダーズ』の
最大下落率を見てみましょう。

最大下落率は2018年10月~12月で▲23.98%となっています。

最大下落率を知ってしまうと、少し足が止まってしまうかもしれません。
しかし、以下のことをしっかり理解しておけば、元本割れの可能性を
限りなく低くすることが可能です。

元本割れを回避するためにできるたったひとつのこととは?

期間 下落率
1カ月 ▲15.53%
3カ月 ▲23.98%
6カ月 ▲22.43%
12カ月 ▲21.52%

※引用:2019年1月時点

評判はどう?

それでは、ニッポン創業経営者ファンド『リーダーズ』の評判は
どうでしょうか?

ネット等で口コミを調べることもできますが、資金の流出入を
見ることで、評判がわかります。

評判がよければ、資金が流入超過になりますし、評判が悪くなって
いれば、資金が流出超過になります。

ニッポン創業経営者ファンド『リーダーズ』は2017年に資金が大きく
流入して以降、流入額が減っています。

しかし、これだけパフォーマンスが奮わなかったにもかかわらず、
未だに資金が流入超過となっているということはそれなりに人気が
あるということですね。


※引用:モーニングスター

ニッポン創業経営者ファンド『リーダーズ』の今後の見通し

サラリーマン経営者と違い、創業者経営者というのはその事業に
対する思い入れが違います。

そのため創業者が強いリーダーシップを発揮し、革新的な経営を
行えば企業価値は大きく増大するのは間違いありません。

しかし、ニッポン創業経営者ファンド『リーダーズ』のパフォー
マンスはインデックスファンドに負けてしまっており、これでは
高いコストを支払ってまで投資しようと思いません。

もし創業者が経営する企業に絞った株式に投資をしたいのであれば、
圧倒的に優れたパフォーマンスの東京海上・ジャパンオーナーズ株式
オープン
に投資することをお勧めします。

自分にあう至極の1本を見つけたい方はこちら

◆ニッポン創業経営者ファンドから乗り換え続出!本当に利回りが高いアクティブファンド特集

◆6000本の中から選ばれたモーニングスター Fund of the Year受賞ファンドは?

◆投信分析のプロ。投信ブロガーが選ぶFund of the Year受賞ファンドは?