今日、お話しする内容は、もしかしたらあなたが聞きたくなかった
真実かもしれません。しかし、投資信託の本当の姿をしっかりと
知っていることが、投資信託で着実に資産を増やす近道です。

よく「長期投資をするなら投資信託を買いましょう。」とか
「20代から投資信託を買って、将来に備えましょう」など、
話を聞いたことがあるかと思います。

私自身も、投資信託というのは、性質上、長期保有するものだと
思ってはいますが、だからと言って、一度買った投資信託を
そのままずっと放置しておけばいいというわけではありません。

今日は、投資信託を作る側の目線から、紐解いていこうと思います。

多くの投資信託の設計は20年、30年という長期を前提に考えられてはいない。

いきなりショッキングなことを言ってしまいますが、
実は投資信託を設計・開発するときに投資信託や投資スキームにおいて
10年以上の期間をイメージして作られる商品は
ほとんどないと言っても過言ではありません。

むしろ、そんな長い期間を想定して商品開発すること自体、
本質的に無理があるという言い方のほうが正しいかもしません。

考えてみてほしいのですが、今から約30年前、パソコンや
インターネット自体がまだ一般的になっていなかった時代です。

今や当たり前となったスマートフォンを持っている人など
1人もいなかったわけです。

そのような時代に生きている人が、当時から30年後の
現代の生活・経済を精緻に予測できるでしょうか。

10年前でさえ気が遠くなるくらい長いというのが実際のところでしょう。

だからこそ、10年たっても、市場動向に普遍的に適合できる
運用スキームやテーマを運用サイドや商品開発の現場で
思いつくことができないのです。

近年では、AIやロボット、フィンテックといったテーマ型の投資信託が
非常に人気がありますが、10年20年後もこのテーマが時代の最先端を
いっているとは思えません。人気があるのも3年程度ではないかと思います。

ファンドマネージャーが変われば投資信託の運用成績は必ず影響を受ける

「投資信託はあなたに代わって、投資のプロが24時間マーケットを
モニターし、最善の投資を行います。」という宣伝文句にある通り、
私も投資信託の数ある良い点の1つとして、この点は上げられると思います。

しかし、ファンドマネージャーという仕事、実は出入りの激しい業界です。
はたからみると、とても面白そうな仕事で、お給料も高く、
そんなにコロコロ人がかわるイメージはないかもしれませんが、
ファンドマネージャーも人の子です。不慮の事故もあれば、病気もあります。

そしてファンドマネージャーになるような人は得てして頑固一徹なタイプが多いです。
そのため、社内政治や根回し、ごますりが得意というタイプは
業界を見渡しても非常に少なく、諸々の大人の事情で転職せざるをえない
という事態も割と頻発しているのが真実です。

マーケットの地合いが悪いときに特に多い印象ですね。

私もこのブログで何度も紹介していますが、投資信託の運用体制というのは、
非常に重要です。そしてファンドマネージャーが交代すれば、
投資信託の運用は必ず変わります。

よく交代後に、「投資信託はチームで運用しており、チームにノウハウが
蓄積されているので、ファンドマネージャーが交代しても従来の運用は維持されます」
といったプレスリリースが出されますが、カリスマ創業社長の引継ぎが
オーナー企業の経営に与えるインパクトが大きいのように、
ファンドマネージャーの交代はファンドのパフォーマンスに大きな影響を与えます。

20年30年の長期投資であれば、必ずファンドマネージャーが交代するタイミングが
出てきます。そのときは、新しいファンドマネージャーが果たしてどのような人物なのか
過去の経歴をしっかり調べておきましょう。

場合によっては、早めに他の投資信託に切り替える必要が出てくるかもしれません。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
投資信託は運用サイドから見ると、表に出せないようなことが多々あります。
そういった事情もしっかり把握し、盲目的に長期投資なら投資信託と考えるのではなく、
長期投資のために特性をうまく活かすと考え、投資をしていくとあなたの成功は
グッと高くなるはずです。