インデックスファンドの低コスト競争において、最前線で戦っている
三井住友アセットマネジメントのインデックスシリーズ。

今日は、三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンドの
評価や評判、実質コストなどについて徹底的に分析したいと思います。

三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンドの基本情報

投資対象は?

投資対象は、日本を除く、先進国の株式、新興国の株式、先物取引を対象とし、
MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本、配当込み、円ベース)の
動きに連動する運用成果を目指します。

MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスとは、MSCI Inc.が開発した指数で、
日本を除いた先進国(22か国)と新興国(24か国)の46か国で構成されている
世界の株式市場の値動きを示す指標です。

国別の構成比率は下図のようになっています。


次に、ファンドの値動きのイメージがつきやすいように、
ベンチマークの過去の推移を見てみましょう。

リーマンショック後に大きく下落しましたが、その後、しっかり回復して、
右肩上がりに成長しています。

このようなベンチマークであれば、投資する価値があると判断できますね。

組み入れ銘柄の上位はアップル、マイクロソフト、アマゾンと有名な企業が
ランクインしています。

純資産総額は?

続いて、純資産総額はどうなっているか見てみましょう。
純資産総額というのは、あなたを含めた投資家から集めた資金の総額だと思ってください。
インデックスファンドの運用において、純資産総額というのも見るべきポイントです。

ファンドの純資産総額が小さいと、適切なタイミングで銘柄を入れ替えることができず、
インデックスから乖離してしまうリスクがあります。

また純資産総額が大きく減少していると、ファンドの組み替えがうまくできず、
予期せぬマイナスを生む可能性があります。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンドは下図のように
2016年頃から急速に純資産総額を伸ばしており、現在の純資産総額は約74億円となっています。

実質コストは?

私たちが支払うコストには、目論見書に記載の信託報酬以外に、株式売買委託手数料や、
保管費用、印刷費用などが含まれています。

そのため、実際に支払うコストは、目論見書記載の額より高くなるのが通例で、
実際にかかる実質コストをもとに投資判断をしなければなりません。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

インデックスファンドにおいて、実質コストというのは何よりも重要な項目です。

MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス連動型のファンドは運用会社各社が
作っていますが、運用リターンはMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスに
連動するため、どこも差がつきません。

そうすると、実質コストの部分で良し悪しを決めることになるわけです。

三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンドの実質コストは、
0.363%となっています。このように信託報酬と比べて、大きくコストが上振れる
こともありますので、必ずチェックするようにしてください。

購入時手数料 0
信託報酬 0.270%(税込)
信託財産留保額 0
実質コスト 0.363%(概算値)

三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンドの評価分析

基準価額の推移は?

三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンドの推移を
見てみると、2018年の1月末の市場の大暴落以降、まだ高値を更新できていない
状況です。ただ、かなり持ち直してきているのは、間違いないので、年内には
高値更新もありえると思います。

利回りは?

つづいて、三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンドの
利回りを見てみましょう。直近1年間の利回りは11.13%となっています。

5年平均利回りも10.96%となっており、安定的に10%以上の利回りを
出すことができています。FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスと並んで、
期待できるベンチマークだと思います。

将来リターンについては、標準偏差から計算できますので、ご自身で計算してみてください。
計算方法に自信がない方はこちらをご参考に。

本当にできてる?標準偏差から予測する将来リターンの計算方法


※ランキングにはアクティブファンドも含まれています。

類似ファンドとのパフォーマンスの差は?

インデックスファンドに投資をするのであれば、同じベンチマークに投資をしている
ファンドとパフォーマンスの比較をすることは不可欠です。

今日は、三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンドと
同じベンチマークを採用しているeMAXIS Slim全世界株式(除く日本)と
パフォーマンスを比較しました。

直近のパフォーマンスではほぼ差がないことがわかりますね。、

最大下落率は?

投資を始めようとしている、もしくは始めたばかりの人が気になるのが、
最大どの程度、資産が下落する可能性があるのかという点かと思います。

下記に、ファンド設定来の最大下落率を期間別に集計してものを載せます。
2011年7月に一番タイミング悪く買って、2011年9月に一番タイミング悪く売った場合に
最大-20.16%あなたの資産が目減りした可能性があるということですね。

ただ、さきほどの運用実績にもあるとおり、長期でしっかり保有していれば、
プラスのリターンが出ますので、この程度は一時的に下落することもあると
思っておけばよいと思います。

ベンチマークとの乖離率は?

インデックスファンドの運用においては、ベンチマークとの乖離率というのが
運用の巧拙を見極める一つのポイントとなります。

2016年12月1日~2017年11月30日の期間における運用リターンは、
MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスが22.7%、
ベンチマークが23.0%となっていました。

差異が0.3%ほどありますが、これは手数料相当分なので、ほぼ100%ベンチマークと
連動した運用ができています。

評判はどう?

続いて、三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンドの評判を
見てみましょう。

ネットでの書き込みなどで調べる方法もありますが、評判を知るうえで一番役に立つのが、
月次の資金流出入額でしょう。

資金が流入しているということは多くの投資家がファンドを購入している
ということなので、評判がいいということになります。

このファンドの資金流出入額を見ると、2016年以降、資金が大きく流入を続けています。
低コストで全世界に分散投資ができるということで、ようやく注目が集まってきた
と言えるでしょう。

三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンドの評価まとめ

私はこのブログで常々言っているのが、インデックスファンドはコストの安さだけで
選んではいけない。ということです。

しっかりベンチマークとなっている指標が右肩上がりに成長していなければ、
あなたの資産も増えない可能性が十分にあり得ます。

そういう意味では、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスはしっかりと右肩上がりに
成長しており、今後も成長が期待できると思います。

ただ、現在では、このファンドと同じベンチマークで、コストがさらに安い、
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)があるので、購入するならそちらのほうがオススメです。