ハイ・イールド債券に投資している割に安定した収益をあげている
アセマネOneのみずほUSハイイールドオープン。

みずほ USハイイールドオープンは年1回決算型/毎月分配型、
為替ヘッジ無/有の4パターンのファンドがありますが、今日は
中でも一番人気の高いBコース毎月分配型(為替ヘッジ無)に
ついて徹底分析していきます。

それ以外のコースでも十分参考になりますので、読んでみてください。

みずほ USハイイールドオープン Bコースの基本情報

投資対象は?

みずほ USハイイールドオープン Bコースの投資対象は、アメリカの
米国ドル建のハイイールド債です。

ハイイールド債というのは、下図のようにS&Pやムーディーズが
BB(Ba)以下と格付をした債券の総称です。

高格付け債と比べて、信用力が低く、債務不履行(デフォルト)に
なる可能性が高い債券です。

その分高い利回りが期待できるという特徴があります。

ハイイールド債と書いてあると、そういうものなんだと思うだけ
かもしれませんが、一般には投資不適格債券と呼ばれており、
運用のプロである機関投資家は普通手を出さない投資先であること
は覚えておいてください。

現在は、547銘柄の債券に分散投資をしており、デフォルトする
企業がある前提で、幅広い企業を組入れています。

組入上位銘柄は下図のようになっており、利回り(クーポン)は
高くなっていますが、格付が低い債券ばかりとなっています。

分散しないのであれば、まず手を出してはいけない先ですね。

純資産総額は?

続いて、みずほ USハイイールドオープン Bコースの純資産総額は
どうなっているか見てみましょう。

純資産総額というのは、あなたを含めた投資家から集めた資金の
総額だと思ってください。

ファンドの純資産総額が小さいと、適切なタイミングで銘柄を入れ
替えることができなかったり、純資産総額が大きく減少していると、
ファンドの組み替えがうまくできず、予期せぬマイナスを生む可能性が
ありますので、事前に確認すべきポイントの1つです。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

みずほ USハイイールドオープン Bコースの純資産総額は、約1280億円
となっており、いまだ高い人気を誇っています。

ハイイールド債ファンドではめずらしくパフォーマンスが良いため
保有している人が多いのでしょう。

実質コストは?

私たちが支払うコストには、目論見書に記載の信託報酬以外に、
株式売買委託手数料や、保管費用、印刷費用などが含まれています。

そのため、実際に支払うコストは、目論見書記載の額より高くなるのが
通例で、実際にかかる実質コストをもとに投資判断をしなければなりません。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

みずほ USハイイールドオープン Bコースの実質コストは1.566%と
なっており、同一カテゴリー内では、低いほうです。

ただ、債券ファンドで1.5%は取り過ぎたと思います。

投資信託の手数料は安ければ安いほどいいという勘違い

購入時手数料 3.24%(税込)
信託報酬 1.512%(税込)
信託財産留保額 0.2%
実質コスト 1.566%(概算値)

※第167期 運用報告書(決算日2018年6月7日)より

実質コストを加味しても、圧倒的に高いリターンを出している海外債券ファンドランキング

みずほ USハイイールドオープン Bコースの評価分析

基準価額の推移は?

みずほ USハイイールドオープン Bコースの基準価額は、ここ3年間で
30%ほど下落しています。

分配金を支払わなかった場合の基準価額である分配金再投資基準価額
(青線)は増えていますので、いかに、過剰な分配金を出してきたか
がわかります。

利回りはどれくらい?

みずほ USハイイールドオープン Bコースの利回りを見てみましょう。
直近1年間の利回りは+2.55%、3年平均利回りは+2.92%、5年平均利回り
が+7.51%となっています。

5年、10年のパフォーマンスは同カテゴリーの中でも上位にランクイン
しており、ハイイールド債の中では、めずらしく運用がうまくいって
いるようです。

ちなみにあなたは実質利回りの計算方法はすでに理解していますか?
もし、理解していないのであれば、必ず理解しておいてください。

これがわかっていないとマズイ。実質利回りの計算方法。

平均利回り %ランク
1年 2.55% 14%
3年 2.92% 34%
5年 7.51% 4%
10年 7.42% 23%

※2018年9月時点

標準偏差は?

みずほ USハイイールドオープン Bコースの標準偏差を見てみると、
同カテゴリー内で常に上位をキープできています。

パフォーマンスも上位を維持できていますし、基準価額の変動幅も
小さく抑えられているので、優秀な成績を残していると言えますね。

標準偏差から将来リターンがある程度予測できるのはご存じでしょうか?
まだ計算方法を知らないと言う方はこの機会に覚えておいてくださいね。

本当にできてる?標準偏差から予測する将来リターンの計算方法

標準偏差 %ランク
1年 7.08 24%
3年 9.73 24%
5年 9.24 15%
10年 13.63 37%

※2018年9月時点

年別運用パフォーマンスは?

みずほ USハイイールドオープン Bコースの年別の運用パフォーマンス
を見てみましょう。

2015年はマイナスリターンとなっていますが、それ以外の年は
しっかりプラスを出せていますね。

年間利回り
2018年 1.71(9月末)
2017年 3.80%
2016年 10.68%
2015年 ▲2.77%
2014年 16.80%

※2018年9月時点

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分配金の推移は?

続いて、分配金の推移を見てみましょう。

2017年には毎月100円だった分配金ですが、2018年には毎月40円に
まで下落しています。

分配金余力も16カ月程度しかありませんので、ここ1年以内には
再度減配が行われる可能性が高いです。

基準価額に対する分配金の割合を示す分配金利回りは9%程度と
なっており、直近のファンドの収益力では対応できなくなっています。

分配金 当期収益以外 繰越対象額
162期 60円 32円 739円
163期 60円 38円 702円
164期 60円 42円 659円
165期 40円 17円 642円
166期 40円 18円 625円
167期 40円 15円 610円

評判はどう?

みずほ USハイイールドオープン Bコースの評判はネットでの
書き込みなどで調べる方法もありますが、評判を知るうえで一番
役に立つのが、月次の資金流出入額です。

資金が流出しているということは、それだけみずほ USハイイールド
オープン Bコースを解約している人が多いということなので、評判
が悪くなっているということです。

みずほ USハイイールドオープン Bコースは、2017年に分配金を
下げて以来、毎年資金が流出超過となっています。

分配金目当ての人が多いので当然と言えば、当然の結果と言えますね。

みずほ USハイイールドオープン Bコースの今後の見通し

正直、私が想定したよりも安定した利回りを確保できている
という印象です。

3~5%程度のリターンは毎年期待してもよいのではないでしょうか?

ただ、個人的に毎月分配型のファンドとハイイールド債券の
ファンドは好きではありません。

毎月分配型のファンドは、配当を受け取ってしまうことで、
収益が悪化します。

またハイイールド債券は債券という名前はついているものの、
リスクは通常の債券よりかなり高いです。

そのため、リスクを抑えたい投資家にはおすすめできませんし、
ハイイールド債券は個別企業の業績に連動することが多く、
株式と相関が高くなりますので、それならば株式を買えばいい
のではないかと思う次第です。

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