投資信託の評価機関として世界で確固たる地位を築いている
モーニングスター。

このブログを見に来てくれる方のなかでモーニングスターの名前を
知らない人はほとんどいないと思いますが、毎年どのようなファンドが
ランクインするのか多くの投資家が注目しています。

モーニングスターのFund of the Yearは①定量評価②定性評価の2点で
優れたファンドを選定しています。

①の定量評価はいわゆる運用実績ですね。②の定性評価は運用方針や
運用プロセス、リスク管理などを評価しています。

今年は約5300本の投資信託の中から最優秀賞6ファンド、優秀ファンド
22ファンドが選出されました。

モーニングスターのFund of the Yearは運用会社に都合のいいファンドが
選定されているというのが運用業界の共通認識ですが、投資家にとって
メリットのあるファンドもしっかり選定されています。

さっそく、どんなファンドが選定されているか見ていきましょう。

国内株式型部門

国内株式型部門では871本の候補ファンドの中から計3本が選ばれています。

受賞 ファンド名
最優秀 東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープン
優秀 三井住友・配当フォーカスオープン
優秀 スパークス・M&S・ジャパン・ファンド『華咲く中小型』

東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープン

◆選定ポイント

・2018年は実質的には唯一のプラスリターン、800本超の国内株式型のうち第1位

・3年リターンは全ての月でプラス、投資家はコスト負担に見合ったリターン享受

・ファンドマネジャー自らが小型株を調査、充実した日本株の調査体制

引用:モーニングスター

日本株ファンドで言えば、2018年は東京海上・ジャパン・オーナーズ
株式オープンしかありえないというのが共通認識です。

東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープンは経営者が実質的な主要
株主である中小型株に投資をしていきます。

これだけ厳しかった2018年の株式市場において、800本あるなかで唯一
プラスのリターンで着地したというのは素晴らしいの一言です。

Fund of the Year 2016でも優秀賞を受賞しており、中長期で優れた結果を
残しているファンドです。

設定来、ファンドマネジャーは北原敦平氏が担当しており、専任の
アナリストが15名在籍するなど充実した運用体制となっています。

ファンドマネジャーが変わらない限り高いパフォーマンスが期待できそうです。

よりファンドの詳細を知りたい方はこちらからどうぞ。

東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープンの評価や評判は?今後の見通しは?

三井住友・配当フォーカスオープン

◆選定ポイント

・2018年のリターンは上位、下落局面でも基準価額のぶれ幅は低くとどまる

・5年リターンは対参考指数で過去60カ月全勝、過去60カ月では全ての月で4ツ星以上

・ファンドマネジャー担当ファンドはいずれも4ツ星以上、3年連続の受賞

引用:モーニングスター

2016年、2017年に続き2018年も優秀賞を受賞した三井住友・配当
フォーカスオープン。

名前のとおり株主還元姿勢や配当政策への転換が見込まれる銘柄に
投資をしていきます。

ファンドマネジャーの木村忠央氏は約24年の運用・調査年数を有して
おり、木村氏がファンドマネジャーを務める他のファンドも優秀な
成績を収めています。

スパークス・M&S・ジャパン・ファンド『愛称:華咲く中小型』

◆選定ポイント

・2018年はリターンが分類内で上位19%、全四半期で分類平均を上回る

・3年リターンは過去60カ月全てで分類平均以上、運用効率性は高水準

・日本株のアクティブ運用に強み、レーティング平均はトップ

引用:モーニングスター

日本株と言えばスパークスだと思っていますが、やはり今年も
ランクインしてきました。

単年では10%程度のマイナスとなっていますが、中長期では2桁超の
プラスを安定的にたたき出しており、非常に優れたファンドであること
がわかります。

スパークスはそれ以外にも厳選投資やライジング・サンといって中長期で
高いパフォーマンスのファンドがありますので、そちらもぜひチェック
してください。

よりファンドの詳細を知りたい方はこちらからどうぞ。

『華咲く中小型』スパークス・M&S・ジャパン・ファンドの評価や評判は?今後の見通しは?

国際株式型(グローバル・含む日本)部門

国際株式型(グローバル・含む日本)部門では340本の候補ファンドの
中から計9本が選ばれています。

受賞 ファンド名
最優秀 グローバル・セキュリティ株式ファンド(年1回決算型)
優秀 グローバル・ヘルスケア&バイオ・ファンド『健次』
優秀 ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)
優秀 ニッセイ・ワールドスポーツ・ファンド-メダリスト-Bコース(H無)
優秀 JPM グローバル医療関連株式ファンド
優秀 グローバル・フィンテック株式ファンド
優秀 グローバルAIファンド(H有)
優秀 東京海上・グローバルペット関連株式ファンド(H無)『ぽちたま』

グローバル・セキュリティ株式ファンド(年1回決算型)

◆選定ポイント

・2018年はリターンが上位3%、レーティングは5ツ星で付与開始

・3年リターンは上位5%、1年リターンは9割以上でプラス

・欧州籍ファンドは5年超の運用実績、純資産残高は5年で11倍

引用:モーニングスター

グローバル・セキュリティ株式ファンド(年1回決算型)含め、
セキュリティ関連銘柄は2018年非常に好調だったため、ランクインは
すると思っていましたが、最優秀を取るとは思っていませんでした。

2018年のパフォーマンスはわずかにマイナスですが、多くのファンドが
10%超の下落を記録するなかで下落を1%未満に抑えたのは素晴らしいの
一言です。

マザーファンドの運用はクレディ・スイス・アセットのパトリック・
コルブ氏が設定来一貫して投資助言をしています。

コルブ氏が2013年5月からルクセンブルク籍のセキュリティ関連株式
ファンドの運用も行っていますが、こちらのファンドは5年で純資産が
11倍になるほどの人気ぶりです。

グローバル・ヘルスケア&バイオ・ファンド『健次』

◆選定ポイント

・2018年はリターンが上位8%、12ヵ月連続で4ツ星

・5年リターンは60ヵ月連続プラス、10年の運用の効率性では上位3%

・長期の実績を有するヘルスケアの専門家集団、米国籍ファンドは3分の2の期間で4ツ星を維持

引用:モーニングスター

2014年、2015年にも優秀賞を受賞している健次。10年以上前から運用
しているヘルスケアファンドで10年平均利回りも10%を超えています。

確かに悪くないファンドではありますが、短中期のパフォーマンスが
優れておらず、このパフォーマンスであれば、NYダウに連動する
iFreeNYダウ・インデックスやS&P500に連動するeMAXIS Slim 米国
株式(S&P500)
のほうがコストも低いのでオススメです。

よりファンドの詳細を知りたい方はこちらからどうぞ。

健次の評価や評判は?今後の見通しは?

ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)

◆選定ポイント

・2018年はリターンが上位10%、高配当株の中では実質トップ

・高配当公益株に選別投資、10年の基準価額のぶれ幅の小ささは上位6%

・メンバーの半数以上が20年超の実績、欧州籍ファンドは5年間4ツ星を継続

引用:モーニングスター

6000億円規模の巨大ファンドであるピクテ・グローバル・インカム株式
ファンド。世界の好配当利回り株に投資を行い、安定的な分配原資の獲得
を目指すファンドです。

分配金目的であるため、通常の海外株式の運用実績と比較してしまうのは
かわいそうですが、正直優秀賞をとるようなパフォーマンスではないのが
正直なところです。

eMAXIS Slim先進国株式インデックス等に投資をして、定期的に取り崩した
ほうがよほどあなたの手元に残る資金は多いでしょう。

よりファンドの詳細を知りたい方はこちらからどうぞ。

ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配)の評価や評判は?今後の分配金の見通しは?

ニッセイ・ワールドスポーツ・ファンド-メダリスト-Bコース(H無)

◆選定ポイント

・2018年はリターンが上位5%、先進国株式の下落局面にも対応

・全ての月で4ツ星以上、5年リターンでは全てプラスで、対類似ファンド分類平均でも全勝

・30年の経験を有するベテランファンドマネジャーが担当

引用:モーニングスター

日本を含めた世界の「スポーツ関連企業」に投資をするニッセイ・
ワールドスポーツ・ファンド-メダリスト-Bコース(H無)。

確かに単年ではマイナス幅を抑えられているようですが、中長期で
見ると、NYダウに連動するiFreeNYダウ インデックスやS&P500に
連動するeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)にパフォーマンスで勝てません。

あえてテーマ型ファンドに投資をするよりも中長期でしっかり実績を
残しているインデックスファンドに投資をするのが賢明でしょう。

JPM グローバル医療関連株式ファンド

◆選定ポイント

・2018年はリターンが上位5%、ヘルスケア平均も上回る

・5年では運用の効率性が上位、コスト負担に見合ったリターンを享受

・メンバーの半数以上が20年以上の経験を有するベテラン、欧州籍ファンドは4ツ星以上を5年継続

引用:モーニングスター

日本を含めた世界の医療関連企業に投資をするJPM グローバル医療関連
株式ファンド。

確かに単年ではマイナス幅を抑えられているようですが、中長期で見ると
NYダウに連動するiFreeNYダウ・インデックスやS&P500に連動する
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)にパフォーマンスで勝てません。

よりファンドの詳細を知りたい方はこちらからどうぞ。

JPM グローバル医療関連株式ファンドの評価や評判は?今後の見通しは?

グローバル・フィンテック株式ファンド

◆選定ポイント

・2018年はリターンが上位16%、世界的な株式市場の下落局面でも優位性を発揮

・1年リターンでは対類似ファンド分類平均で全勝、フィンテック関連では唯一の2年超の実績

・アーク独自の分類で投資銘柄を選定、米国籍ファンドの純資産残高は過去3年間で44倍に急増

引用:モーニングスター

日本を含む世界のフィンテック関連企業に投資をするグローバル・
フィンテック株式ファンド。2017年には最優秀賞をとっており、
2年連続の受賞です。

2017年に40%超の圧倒的に高いパフォーマンスを出したため、2018年は
かなり苦戦するかと思われましたが、下落幅も抑えた運用ができています。

S&P500やNYダウに連動するインデックスファンドと比較しても
大きく差をつけていますので、十分投資する価値があると言えますね。

よりファンドの詳細を知りたい方はこちらからどうぞ。

グローバル・フィンテック株式ファンドの評価や評判は?今後の見通しは?

グローバルAIファンド(H有)

◆選定ポイント

・2018年はリターンが上位22%、フィンテック関連ではトップ

・6ヵ月リターンは8割でプラス、株式市場の上昇局面で強みを発揮

・20年の経験を有するベテランファンドマネジャーが担当、欧州籍ファンドの残高は1年で7倍に急拡大

引用:モーニングスター

日本を含む世界の人口知能関連銘柄に投資を行うグローバルAIファンド。
多くの投資家から注目が集まっているテーマファンドです。

パフォーマンスは悪くはありませんが、S&P500やNYダウに連動する
インデックスファンドと比較すると同程度にとどまっています。

私も注目しているテーマですので、今後に期待したいところですが、
高い販売手数料と実質コストを考慮すると、今あえて購入する必要は
ないでしょう。

検討する価値はありますが、低コストのインデックスファンドを
保有しておけば十分です。

よりファンドの詳細を知りたい方はこちらからどうぞ。

グローバルAIファンドの評価や評判は?今後の見通しは?

東京海上・グローバルペット関連株式ファンド(H無)『ぽちたま』

◆選定ポイント

・2018年はリターンが上位7%、3四半期で類似ファンド分類平均を超過

・6カ月リターンは13ヵ月中12ヵ月でプラス、株式市場の下落局面でも優位

・チーム運用で継続性に配慮、先進国株式アクティブは全て3ツ星以上

引用:モーニングスター

日本を含む世界のペット関連株式に投資をする東京海上・グローバル
ペット関連株式ファンド(H無)『ぽちたま』。

国内では珍しいテーマ型ファンドであり、ペットを飼っている人を
テーゲットにしたファンドです。

まだ運用期間が2年にも満たないため、正直優秀賞をもらうにはまだ
早いのではないかと思ってしまいます。

パフォーマンス自体はS&P500に連動するeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
と同程度ですので悪くないのですが、同程度なのであれば、中長期高い
実績を残しているS&P500に連動する低コストのインデックスファンド
で十分ではないでしょうか。



国際株式型(グローバル・除く日本) 部門

国際株式型(グローバル・除く日本) 部門で926本の候補ファンドの
中から計5本が選ばれています。

受賞 ファンド名
最優秀 アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(H無)
優秀 大和住銀DC海外株式アクティブファンド
優秀 モルガン・スタンレー グローバル・プレミアム株式オープン(H無)
優秀 野村米国ブランド株投資(通貨選択型)米ドルコース(年2回決算型)
優秀 サイバーセキュリティ株式オープン(H無)

アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(H無)

◆選定ポイント

・2018年のリターンは上位5%、米国成長株ファンドの中でもトップ

・36カ月の全てで4ツ星以上、3年リターンは過去60カ月の全てプラスで対類似ファンド分類平均でも全勝

・40年近くの実績を有するベテランファンドマネジャーが担当、米国でも4ツ星で上位5%内の実績

引用:モーニングスター

利益成長の期待できる米国株式に投資を行い、S&P500を上回る成果を
目指すアライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(H無)。

過去何度も受賞しており、マザーファンドの運用は2012年以来、
フランク・カルーソ氏がファンドマネジャーとして携わっています。

2018年はマイナスリターンでしたが、中長期で見ると10%超の平均利回り
となっており、非常に優秀なファンドです。

ファンドマネジャーもカルーソ氏が引き続き運用に携わっているので、
高いパフォーマンスが期待できそうですね。

よりファンドの詳細を知りたい方はこちらからどうぞ。

アライアンス・バーンスタイン 米国成長株投信 Bコースの評価や評判は?今後の見通しは?

大和住銀DC海外株式アクティブファンド

◆選定ポイント

・2018年はリターンが上位8%、下落局面での機動的な対応も奏功

・5ツ星を14ヵ月連続で継続中、5年リターンでは全てプラスで対類似ファンド分類平均でも全勝

・グループのグローバルな調査体制を活用、米国でも5ツ星を獲得

引用:モーニングスター

MSCIコクサイを上回るパフォーマンスを目指す大和住銀DC海外株式
アクティブファンド。

マザーファンドの運用はティー・ロウ・プライスが行っており、2012年
からはディビット・アイズワート氏がファンドマネジャーを務めています。

MSCIコクサイに連動するeMAXIS Slim 先進国株式インデックス等と
比較しても、明らかに高いパフォーマンスを維持できており、高い
コストを支払っても投資する価値があるファンドと言えます。

モルガン・スタンレー グローバル・プレミアム株式オープン(H無)

◆選定ポイント

・2018年はリターンがトップ、荒れた環境下でも基準価額のぶれ幅を平均以下に抑える

・直近は6カ月連続の5ツ星、5年リターンは全てプラスで対類似ファンド分類平均でも全勝

・20年以上の実績を有するベテランファンドマネジャーが担当、米国籍ファンドは15年リターンがトップ

引用:モーニングスター

新興国を含めた世界のプレミアム企業(ブランド力、利益率、手元資金)を
投資対象とするモルガン・スタンレー グローバル・プレミアム株式オープン。

MSCIコクサイに連動するようなインデックスファンドよりはわずかに
優れたパフォーマンスとなっていますが、NYダウやS&P500に連動する
インデックスファンドと比較するとパフォーマンスで劣っています。

世界に分散してほうがリスクは下がると思われがちですが、現代に
おいては米国株一強の時代であるのは間違いなく、高いコストを
支払うくらいであれば、iFreeNYダウ・インデックスeMAXIS Slim
米国株式(S&P500)
に投資をすれば十分なのではないかと思います。

野村米国ブランド株投資(通貨選択型)米ドルコース(年2回決算型)

◆選定ポイント

・2018年のリターンは上位8%、上位銘柄がプラス寄与

・3年リターンは過去20カ月で全勝、運用の効率性も優位

・運用チームの担当ファンドは米国の長期実績で上位、ACI社は米国株アクティブ運用で存在感

引用:モーニングスター

ブランドや販売体制などの観点で世界レベルで通用する米国上場企業に
投資をしていく野村米国ブランド株投資(通貨選択型)米ドルコース。

単年のパフォーマンスでは、下落を抑えた運用ができていたようですが、
S&P500に連動するインデックスファンドとパフォーマンスを比較しても
優れた成果を残すことができていません。

10分の1のコストで同じようなパフォーマンスが期待できるファンドが
ある中で、あえて高いコストを支払って、投資する価値があるのかは疑問です。

サイバーセキュリティ株式オープン(H無)

◆選定ポイント

・2018年のリターンは上位2%、中小型株にも選別投資

・集中度の高いポートフォリオが特徴、代表的ファンドに成長

・主担当は40年以上の運用・調査経験、充実した調査体制を活用

引用:モーニングスター

世界のセキュリティ関連銘柄に投資をしていくサイバーセキュリティ
株式オープン(H無)。

世界の株式市場が苦戦する中、10%近いプラスのリターンを残している
と言う点で、セキュリティ関連銘柄の勢いがよくわかります。

実質的な運用はアリアンツGIが行っており、ファンドマネジャーである
ウォルター・プライス氏は44年の運用・調査経験をもつベテラン中の
ベテランです。

5Gの進展に伴い、ますます重要となってくるのがこのサイバーセキュリティ
であり、私個人としても今後注目していきたいファンドです。

よりファンドの詳細を知りたい方はこちらからどうぞ。

サイバーセキュリティ株式オープンの評価や評判は?今後の見通しは?



債券型 部門

債券型 部門では1642本の候補ファンドの中から計3本が選ばれています。

受賞 ファンド名
最優秀 エス・ビー・日本債券ファンド『ベガ』
優秀 フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド
優秀 ノルディック社債ファンド H有

エス・ビー・日本債券ファンド『ベガ』

◆選定ポイント

・2018年はリターンと運用の効率性のいずれもが上位9%

・3年リターンは60カ月の全てでプラス、対類似ファンド分類平均でも全勝

・債券運用で30年の経験有するファンドマネジャーが主担当、交代も実質1回のみ

引用:モーニングスター

日本の公社債へ投資するエス・ビー・日本債券ファンド『ベガ』。
国内債券カテゴリーで常に上位10%程度にランクインしています。

主担当の森幸嗣氏は30年の債券運用・調査経験を持つベテランです。
1998年の設定時から本ファンドの運用に携わっており、いったん
外れた時期はあるものの、再度主担当として運用を行っています。

国内債券インデックスファンドよりも高いパフォーマンスを維持できて
おり、コストもそこまで高くありませんので、超低リスクの運用が
したい人にとってはおすすめできるファンドです。

フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド

◆選定ポイント

・2018年のリターンは上位、レーティングは7カ月連続4ツ星

・10年リターンは9割以上の期間で平均以上、20年以上運用実績を有する希少なファンド

・経験豊富なファンドマネジャーが11年以上担当、米国でも上位1%の実績

引用:モーニングスター

米ドル建てのハイイールド債券に投資を行うフィデリティ・USハイ・
イールド・ファンド。毎月分配型のファンドであり、現在でも純資産
総額は6000億円を超えています。

確かに同カテゴリー内でのパフォーマンスは優秀な結果を残しており、
過去に何度もファンド・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。

ただ、タコ足配当を続けているような毎月分配型のファンドが選定
されることには疑問が残ります。

よりファンドの詳細を知りたい方はこちらからどうぞ。

フィデリティ・USハイ・イールド・ファンドの評価や評判は?今後分配金の見通しは?

ノルディック社債ファンド H有

◆選定ポイント

・2018年は数少ないプラスリターンのファンドに、基準価額のぶれ幅の小ささも上位5%

・3年のリターンは上位3%、運用の効率性はトップ

・主担当・副担当は20年以上の経験、DNBはハイ・イールド債券運用に強み

引用:モーニングスター

北欧市場で発行されるハイ・イールド債券に投資するノルディック社債
ファンド。比較的基準価額の変動が大きいハイ・イールド債ですが、
毎年安定的にプラスのリターンを出しています。

私からすると、ハイ・イールド債に投資するくらいであれば、株式ファンド
に投資をしたほうがわかりやすくて良いと思いますが、先進国債券の
インデックスファンドが大した成果を出していないのをみると自分の
ポートフォリオの一部に組入れてみるのは面白いかもしれませんね。

REIT型 部門

REIT型 部門では404本の候補ファンドの中から計3本が選ばれています。

受賞 ファンド名
最優秀 Jリート・アジアミックス・オープン(資産成長型)
優秀 J-REITオープン(年4回決算型)
優秀 アジアREIT・リサーチ・オープン(毎月決算型)

Jリート・アジアミックス・オープン(資産成長型)

◆選定ポイント

・2018年のリターン、運用の効率性は実質的にはいずれもトップ

・3年リターンは全ての月でプラス、対類似ファンド分類平均にも全勝、レーティングも全期間で4ツ星以上

・グループ力を活かした運用・調査体制を構築、担当ファンドは全て4ツ星以上

引用:モーニングスター

2018年リートが非常に好調でしたが、日本を含めたアジア・オセアニア
地域のリートに投資するJリート・アジアミックス・オープン(資産成長型)
が最優秀となりました。

マザーファンドのファンドマネジャーである秋山悦朗氏は約27年間の
運用・調査経験をもつベテランです。

香港やシンガポールの現地のアナリストから情報を集めて銘柄の選定を
しています。

3年、5年の平均利回りでみても同カテゴリー内で常に上位10%に入っており、
インデックスファンドをはるかに上回る成果を残しています。

リートに興味がある人であれば、十分に投資する価値があると言えます。

J-REITオープン(年4回決算型)

◆選定ポイント

・2018年はリターン・運用の効率性はいずれも上位、メリハリあるポートフォリオが特徴

・暦年リターンは過去11年で優位、レーティングは最長の102カ月連続5ツ星

・ファンドマネジャーが設定来担当、他の担当ファンドもいずれも5ツ星

引用:モーニングスター

シンプルに国内リートにアクティブ投資を行うJ-REITオープン(年4回決算型)です。

J-リートの場合、東証REIT指数に連動するインデックスファンドに
パフォーマンスで負けている場合が多い中、J-REITオープン(年4回
決算型)はインデックスファンドを上回る成果を上げています。

マザーファンドの運用はファンド設定来、同じファンドマネジャーが
担当しており、今後の運用にも期待ができます。

5年、10年の平均利回りが10%近くありますので、ポートフォリオの一部
に組入れるのも悪くありません。

年4回の分配が出る点だけがマイナスポイントですが、それでも十分
おすすめできるファンドでしょう。

アジアREIT・リサーチ・オープン(毎月決算型)

◆選定ポイント

・2018年のリターンは実質1位、上昇・下落の両局面で優位

・5年リターンは過去12カ月で全勝、レーティングは20カ月の全てで4ツ星以上

・香港・シンガポールの現地情報を最大限活用し、銘柄厳選

引用:モーニングスター

香港・シンガポールのリートを中心に投資をするアジアREIT・
リサーチ・オープン(毎月決算型)。

組入銘柄数を15程度に厳選することで、高い利回りを実現しています。
市場全体が軟調なときでも下落を抑え、上昇相場のときにはしっかりと
収益を追求できているファンドと言えます。

まだ純資産が50億円程度しかありませんが、もっと注目を集めても
おかしくないファンドだと思います。



バランス型 部門

バランス型 部門では1030本の候補ファンドの中から計5本が選ばれています。

受賞 ファンド名
最優秀 東京海上・円資産バランスファンド(毎月決算型)『円奏会』
優秀 投資のソムリエ
優秀 スマート・ファイブ(毎月決算型)
優秀 GCIエンダウメントファンド(安定型)
優秀 しんきん世界アロケーションファンド(積極型)『しんきんラップ(積極型)』

東京海上・円資産バランスファンド(毎月決算型)『円奏会』

◆選定ポイント

・2018年のリターンは上位5%、アクティブの中では実質第2位

・3年リターンは対類似ファンド分類平均で全勝、レーティングは33カ月で5ツ星を獲得

・ファンドマネジャーは設定来一貫して担当、最優秀ファンド賞受賞は3度目

引用:モーニングスター

2015年、2016年にも最優秀賞を獲得したバランスファンドの頂点、円奏会。
とにかくリスクを抑えた安定運用に定評があります。

ファンドマネジャーの山崎晃氏は21年の運用・調査経験を持っており、
ファンド設定来一貫して運用を担当しています。

ただ、1%近く信託報酬がかかるので、日本債券部分(約70%)が、
ほぼ間違いなくマイナスになることが確定しているにもかかわらず、
投資をしようと思う感覚が未だによくわかりません。

ファンドの収益の30~40%が手数料で消えていくようなファンドです
ので、本当に投資する価値があるのか見定めてほしいと思います。

よりファンドの詳細を知りたい方はこちらからどうぞ。

『円奏会』東京海上・円資産バランスファンドの評価や評判は?今後の見通しは?

投資のソムリエ

◆選定ポイント

・2018年のリターンは上位6%と良好、世界的な株価急落局面で資産配分が奏功

・過去5年間で基準価額のぶれ幅の小ささは上位2%、暦年でも5年間てで目標リスク水準を下回る

・若手とベテランのバランスが取れた運用体制を構築、類似運用戦略ファンド2本はいずれも4ツ星

引用:モーニングスター

2016年にも優秀賞を受賞している投資のソムリエ。
年間のリスク水準を4%以内に抑えながら収益を追求していきます。

ただでさえ、利回りが低くなりがちなバランスファンドにもかかわらず
信託報酬が1.5%近くかかるような設計になっており、ファンドの収益の
うち約50%が手数料として搾取されてしまうようなファンドです。

正直何をもって選ばれているのか理解に苦しみます。

投資のソムリエに投資するくらいであれば、eMAXIS Slimバランス
(8資産均等型)
に投資するほうがよほどいいでしょう。

計算上は投資資金を半分程度にしても同程度のパフォーマンスが
実現できます。資金効率の面から見ても有利です。

よりファンドの詳細を知りたい方はこちらからどうぞ。

投資のソムリエの評価や評判は?今後の見通しは?

スマート・ファイブ(毎月決算型)

◆選定ポイント

・2018年は類似ファンド分類平均を上回り、純資金流入は全ファンド中第15位

・3年リターンは対類似ファンド分類平均で全勝、レーティングは24カ月で4ツ星以上

・年後半の金比率の引き上げがプラス寄与、助言元の助言ファンドは6割が4ツ星以上

引用:モーニングスター

2016年、2017年に最優秀賞を受賞しているスマートファイブ。
ゆうちょ銀行等で押し売りされているのがこのバランスファンドです。

スマートファイブも50%程度は日本国債が組入られており、信託報酬が
1.5%近いこのファンドにおいても手数料負けすることが確実です。

なぜ負けることが確定している部分が50%もあるファンドに投資を
しようと思うのか私にはわかりませんが、ゆうちょ銀行にお金を
預けている投資初心者には非常に人気のファンドのようです。

あえてコストの高いファンドに投資をするよりも、コストが10分の1
程度になるeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)に投資をするほうが
よほど健全だと思います。

よりファンドの詳細を知りたい方はこちらからどうぞ。

スマート・ファイブ(毎月決算型)の評価や評判は?今後の見通しは?

GCIエンダウメントファンド(安定型)

◆選定ポイント

・2018年のリターンは上位8%、自社運用のヘッジファンドの戦略が奏功

・1年リターンは低迷局面で全勝、過去3年間の基準価額のぶれ幅の小ささは上位8%

・計量モデルに強みを有し、経験豊富なファンドマネジャーが設定来一貫して運用

引用:モーニングスター

2016年、2017年と連続して優秀賞を獲得しているGCIエンダウメント
ファンド(安定型)。

バランスファンドに分類されてはいますが、独自開発の計量モデルを
活用したヘッジファンドを組み込んでおり、2018年の下落局面では
ヘッジ機能が十分生かされた結果となりました。

面白い仕組みを取り入れたファンドではあると思いますが、パフォー
マンス的にはeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)に負けてしまって
いますので、あえて選ぶ理由が見当たりません。

しんきん世界アロケーションファンド(積極型)『しんきんラップ(積極型)』

◆選定ポイント

・2018年のリターンは上位1%、基準価額のぶれ幅の小ささは上位6%

・設定来の最大下落率は、いずれの期間も対類似ファンド分類平均で2%以上抑制

・機動的な資産配分が奏功、しんきんアセット運用のバランス型は3本いずれも4ツ星以上

引用:モーニングスター

長期運用に適した6つの異なる資産を投資対象とするしんきんラップ(積極型)。

たしかに直近1年間の利回りはプラスで終わっており、非常に優れた結果を
残していますが、果たしてこれを優れたといってよいのかは甚だ疑問です。

信託報酬が高く設定されているため、あなたが受取るファンドの収益より、
運用会社の受け取る報酬のほうが高くなってしまっています。

資金を出しているのは私たちなわけですから、私だったら、理不尽に
感じてしまいますね。リスクは確かに小さいですが、手数料も高く全く
増えませんので、投資する理由を見出せません。