ついにニッセイアセットマネジメントからもAI(人工知能)を活用した
ニッセイ日本株AIセレクトファンドが設定されました。

人工知能を使って銘柄を選定するファンドは他社からも色々と出ていますが、
はたしてニッセイ日本株AIセレクトファンドはどうなのでしょうか?

今日は、ニッセイ日本株AIセレクトファンドについて徹底分析していきます。

ニッセイ日本株AIセレクトファンドの基本情報

投資対象は?

投資対象は日本国内の株式です。AIを活用したニッセイAM独自の計量モデルを用いて
株価上昇が期待される銘柄を選定します。

ニッセイAMには、AI革命といって、AIを活用した製品・サービスを開発・提供する
企業に投資をするファンドがありますが、勘違いしないように注意してください。
ニッセイ日本株AIセレクトファンドはAIを使って銘柄を選定するファンドです。

独自の計量モデルがどうなっているのかが一番知りたいところではありますが、
これを公開してしまうと、ニッセイAMの運用手法がバレてしまいますので、
教えてもらえることはないでしょう。

実質コストは?

私たちが支払うコストには、目論見書に記載の信託報酬以外に、株式売買委託手数料や、
保管費用、印刷費用などが含まれています。

そのため、実際に支払うコストは、目論見書記載の額より高くなるのが通例で、
実際にかかる実質コストをもとに投資判断をしなければなりません。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

ニッセイ日本株AIセレクトファンドの実質コストはまだ最新の運用報告書が
出ていないため正確にはわかりませんが、1.11%~1.21%程度なると思われます。

AIで銘柄選定するのであれば、もう少し実質コストを下げても良い気がしますが、
抜け目ないですね。購入時手数料もかかりますので、投資するには、運用状況を
しっかり判断してからがよいでしょう。

購入時手数料 3.24%(税込)
信託報酬 1.1124%(税込)
信託財産留保額 0
実質コスト 1.11~1.21%(概算値)

ニッセイ日本株AIセレクトファンドの評価分析

AIの出現により、ゴールドマン・サックスに500名いた超エリート集団のトレーダーが
3名になったとか、AlphaGo(アルファ碁)が世界トップ棋士に勝利した等と聞くと、
運用はAIに任せたほうがうまく行くのではないかとついつい思ってしまいがちです。

株価や債券の価格の変動は、非常に多くの要因が複雑に絡んでいるわけですが、
AIならば予測できてしまうのでは?と思ってしまう気持ちもわかります。

私もいずれ予測の精度が上がっていくとは思っていますが、現状でいえば、
どの運用会社もAIに銘柄選定をさせているファンドのパフォーマンスは
そこまで優れていないのが現状です。

実際に他の運用会社のファンドのパフォーマンスを見てみましょう。

まずは、アストマックス投信投資顧問が運用するYjamプラス!です。
YjamプラスはAIを使って、国内株式の銘柄選定を行っています。

直近1年間の基準価額の推移を見てみると、どうでしょうか?
よく見たことのあるような値動きになっています。

そして利回りを見てみると、13.90%と悪くない結果ではありますが、
カテゴリー内のランキングでは、上位46%ということで、パッとしません。

この程度のパフォーマンスであれば、あえてAIに運用するより、
優秀なファンドマネージャーに運用を任せたほうがよいと言えます。

続いて、ゴールドマン・サックス・アセットマネジメントの運用する
GS グローバル・ビッグデータ投資戦略Bです。こちらのファンドは、
先進国の株式の中から、優れた株式をAIで探すというファンドです。

運用利回りは上位20%に入っており、悪くはないという印象ですが、
AIが銘柄選定するのであれば、もう少し優れた運用をしてほしいと
思うのが正直なところです。

以上のように、現状AIで銘柄選定を行っているファンドのパフォーマンスは
そこまで優れた成果を残せてはいません。

今後、AIがディープラーニングを重ねて、予測精度が上がってこれば、
投資する価値が出てくるかもしれませんが、現状でいえば、もっと優秀な
ファンドマネージャーが運用しているファンドに投資をしたほうが
あなたの資産は増えるでしょう。