インデックスファンドの低コスト競争において、最前線で戦っている
ニッセイアセットマネジメントのインデックスシリーズ。

今日は、国内株式のベンチマークとしてJPX日経400という少し聞きなれない指標を
採用しているニッセイ JPX日経400インデックスファンドについて徹底的に分析したいと思います。

ニッセイ JPX日経400インデックスファンドの基本情報

投資対象は?

投資対象は、日本の国内の株式で、JPX日経400の動きに連動する運用成果を目標とします。

JPX日経400とは、日本取引所グループ、東京証券取引所、日本経済新聞社によって
開発された指標で、海外投資が投資判断するときに重視している
ROE(自己資本利益率)や営業利益等を基準に、東証一部、東証二部、マザーズ、
JASDAQの中から400銘柄を選定しています。

組み入れ銘柄の上位を見てみると、三井住友フィナンシャルグループ、
三菱UFJフィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループなど、
誰でも知っている企業が占めています。

純資産総額は?

続いて、ニッセイ JPX日経400インデックスファンド純資産総額はどうなっているか
見てみましょう。

純資産総額というのは、あなたを含めた投資家から集めた資金の総額だと思ってください。
インデックスファンドの運用において、純資産総額というのも見るべきポイントです。

ファンドの純資産総額が小さいと、適切なタイミングで銘柄を入れ替えることができず、
インデックスから乖離してしまうリスクがあります。

また純資産総額が大きく減少していると、ファンドの組み替えがうまくできず、
予期せぬマイナスを生む可能性があります。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

ニッセイ JPX日経400インデックスファンドは下図のように2015年は順調に資産を
伸ばしていましたが、2016年以降は伸びが鈍化しています。

現在16億程度の資産規模となっていますが、ここから純資産が減ると少し注意が必要です。

実質コストは?

私たちが支払うコストには、目論見書に記載の信託報酬以外に、株式売買委託手数料や、
保管費用、印刷費用などが含まれています。

そのため、実際に支払うコストは、目論見書記載の額より高くなるのが通例で、
実際にかかる実質コストをもとに投資判断をしなければなりません。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

インデックスファンドにおいて、実質コストというのは何よりも重要な項目です。

JPX日経400連動型のインデックスファンドは運用会社各社が作っていますが、
運用リターンはJPX日経400に連動するため、どこも差がつきません。

そうすると、実質コストの部分で良し悪しを決めることになるわけです。

ニッセイ JPX日経400インデックスファンドの実質コストは0.238%となっており、
同類ファンドの中で最安値争いをしています。

主要インデックスファンドのコスト比較表はこちら

購入時手数料 0
信託報酬 0.2106%(税込)
信託財産留保額 0
実質コスト 0.238%(概算値)

ニッセイ JPX日経400インデックスファンドの評価分析

基準価額の推移は?

ニッセイ JPX日経400インデックスファンドの基準価額は、2016年6月ごろから
右肩上がりに成長していましたが、2018年1月末の市場の大暴落以降は、
12,000円~13,000円の間をうろうろしています。

利回りは?

つづいて、ニッセイ JPX日経400インデックスファンドの
運用実績を見てみましょう。直近1年間の利回りは16.08%となっています。

十分高いパフォーマンスですが、有名な日経平均やTOPIXをベンチマークしている
インデックスファンドよりはパフォーマンスが劣ります。

3年平均利回りも日経平均やTOPIXをベンチマークとしている
インデックスファンドに勝てていないのが現状です。

将来リターンについては、標準偏差から計算できますので、ご自身で計算してみてください。
計算方法に自信がない方はこちらをご参考に。

本当にできてる?標準偏差から予測する将来リターンの計算方法


※ランキングにはアクティブファンドも含まれています。

類似ファンドとのパフォーマンスの差は?

インデックスファンドに投資をするのであれば、同じベンチマークを
採用している類似ファンドとのパフォーマンス比較は必要不可欠です。

今日は、JPX日経インデックス400をベンチマークとしている主要な
インデックスファンドのパフォーマンスを比較しています。

こうしてみると、iFree JPX日経400が他のファンドよりわずかながら、
パフォーマンスで上回っていることがわかります。

最大下落率は?

投資を始めようとしている、もしくは始めたばかりの人が気になるのが、
最大どの程度、資産が下落する可能性があるのかという点かと思います。

下記に、ファンド設定来の最大下落率を期間別に集計してものを載せます。

2015年7月に一番タイミング悪く買って、2016年6月に一番タイミング悪く売った場合に
最大-22.63%あなたの資産が目減りした可能性があるということですね。

ただ、さきほど示したように長期保有すればしっかりプラスが出ていますので、
目先の値動きを気にしなければ、ここまでマイナスになることはないと思っていただいて
問題ありません。

ベンチマークとの乖離率は?

インデックスファンドの運用においては、ベンチマークとの乖離率というのが
運用の巧拙を見極める一つのポイントとなります。

2016年11月22日~2017年11月20日の期間における運用リターンは、
ニッセイ JPX日経400インデックスファンドが22.6%、ベンチマークが23.1%となっていました。

差異が0.5%ほどあり、手数料分を考慮しても、少し差が大きいのが気になります。
ファンドの規模が小さいことによる影響が少し出ているのかも知れません。

評判はどう?

続いて、ニッセイ JPX日経400インデックスファンドの評判を見てみましょう。。

ネットでの書き込みなどで調べる方法もありますが、
評判を知るうえで一番役に立つのが、月次の資金流出入額でしょう。

資金が流入しているということは多くの投資家がファンドを購入している
ということなので、評判がいいということになります。

ニッセイ JPX日経400インデックスファンドの資金流出入額を見ると、
設定時の2015年は大きく資金流入しましたが、それ以降は、流出と流入を
繰り返しているような状況です。

運用実績を見ればわかりますが、日経平均やTOPIXと比べてパフォーマンス面で
劣っているため、 あえて、JPX日経400を選択する理由がなくなってしまったのが
大きな要因でしょう。

ニッセイ JPX日経400インデックスファンドの評価まとめ

日経平均やTOPIXより優れた指数を作るために開発されたJPX日経400ですが、
蓋をあけてみれば、日経平均やTOPIX連動型の商品にパフォーマンス面で
全く勝てていません。

そのため、インデックスファンドの購入を検討している方は、日経平均やTOPIX連動型の
インデックスファンドを購入したほうが、あなたの資産を増やすことに貢献してくれるはずです。