TOPIXや日経平均株価より優れた運用をするために作られたスマートベータ指数。
その代表的なJPX日経400を上回る運用を目指すニッセイ JPX日経400アクティブファンドが
ニッセイAMから出ています。

スマートベータ指数が、一般的なインデックスにパフォーマンスで負けていることを
ご存じの方もいると思いますが、果たしてアクティブ運用をした場合は
どうなのでしょうか?

今日は、ニッセイ JPX日経400アクティブファンドを徹底分析していきます。

ニッセイ JPX日経400アクティブファンドの基本情報

投資対象は?

投資対象はJPX日経インデックス400の構成銘柄と同指数に採用される予定の
銘柄の中から選定していきます。

そもそもJPX400というのは、時価総額、売買代金、ROE等をもとに、
投資家にとって投資魅力の高い会社で構成される新しい株価指数です。

今回のアクティブ運用では、この中から、30~50銘柄を選定していきます。
現在は37銘柄で構成されており、組入上位銘柄を見ると電気機器メーカーの
比率が高くなっています。


※2018年9月時点

純資産総額は?

続いて、純資産総額はどうなっているか見てみましょう。純資産総額というのは、
あなたを含めた投資家から集めた資金の総額だと思ってください。

ファンドの純資産総額が小さいと、適切なタイミングで銘柄を入れ替えることが
できなかったり、純資産総額が大きく減少していると、ファンドの組み替えが
うまくできず、予期せぬマイナスを生む可能性がありますので、事前に確認すべき
ポイントの1つです。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

ニッセイ JPX日経400アクティブファンドは過去に1000億円を超えていた時代も
ありましたが、現在は570億程度となっています。規模としては全く問題ありません。

実質コストは?

私たちが支払うコストには、目論見書に記載の信託報酬以外に、株式売買委託手数料や、
保管費用、印刷費用などが含まれています。

そのため、実際に支払うコストは、目論見書記載の額より高くなるのが通例で、
実際にかかる実質コストをもとに投資判断をしなければなりません。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

ニッセイ JPX日経400アクティブファンドの実質コストは1.581%となっており、
かなり高くなっています。購入時手数料と併せると5%近く初年度に取られますので、
相当良さそうなファンドでない限りは投資しようとは思いませんね。

購入時手数料 3.24%(税込)
信託報酬 1.555%(税込)
信託財産留保額 0
実質コスト 1.581%(概算値)

※第9期 運用報告書(決算日2018年7月10日)より

まだニッセイ JPX日経400アクティブファンドに投資してるの?ニッセイ JPX日経400アクティブファンドよりはるかに優れたアクティブファンド特集

ニッセイ JPX日経400アクティブファンドの評価分析

基準価額をどう見る?

ニッセイ JPX日経400アクティブファンドの現在の基準価額は、
10,008円となっています。分配金再投資基準価額(青線)を見てみると、
2017年は堅調に資産を増やすことができていましたが、
2018年1月末の暴落以降は思わしくない結果となっています。

もうひとつ気になることとして、ニッセイ JPX日経400アクティブファンドは
JPX日経400インデックスを上回る運用ができているかという点だと思いますが、
過去3年の実績を比較してみると、ニッセイ JPX日経400アクティブファンドのほうが
高いパフォーマスとなっています。

この点は評価できるポイントです。前にもお話ししましたが、単純にインデックスを
超える運用をするのであれば、このようにインデックスを上回ることは可能なのです。

利回りはどれくらい?

ニッセイ JPX日経400アクティブファンドの直近1年間の利回りは+10.31%となっています。
3年平均利回りも+7.17%と悪くない結果のように思えます。

しかし、カテゴリーランキングを見ると、上位70%程度ということで、
ベストの選択肢とは言いづらいですね。

ちなみにあなたは実質利回りの計算方法はすでに理解していますか?
もし、理解していないのであれば、必ず理解しておいてください。

これがわかっていないとマズイ。実質利回りの計算方法。


※2018年9月時点

四半期別運用パフォーマンス

毎年のパフォーマンスがどうだったのかも気になるところだと思いますので、
載せておきます。参考にしてください。

最大下落率は?

投資を検討するうえで、標準偏差などから、価格変動の範囲をある程度は予想できますが、
やはり実際に下落した度合いをみたほうがイメージがわきます。

ニッセイ JPX日経400アクティブファンドは2015年8月~2016年7月の間に最大▲16.12%の
下落を記録しています。まだ運用期間が短いため、このような結果となっていますが、
▲16%程度で済むのであれば、ありがたいというのが正直なところですね。

最大下落率を知ってしまうと、少し足が止まってしまうかもしれません。
しかし、以下のことをしっかり理解しておけば、元本割れの可能性を
限りなく低くすることが可能です。

元本割れを回避するためにできるたったひとつのこととは?

分配金の推移は?

つづいて分配金の推移を見ていきましょう。分配金は1月と7月の年2回となっており、
分配金を受け取るか再投資するか選べるようになっています。

2017年の運用実績が良かったため、2018年1月の分配金は2400円とかなり高くなりましたが、
2018年は運用が芳しくないので、分配金は予想通りゼロでした。

また、このブログでは何度も言っていますが、分配金は受け取らずに
再投資したほうが投資効率は確実に高くなります。

計算するとよくわかる!分配金を受け取ることによるデメリットとは?

評判はどう?

ニッセイ JPX日経400アクティブファンドの評判はネットでの書き込みなどで
調べる方法もありますが、評判を知るうえで一番役に立つのが、月次の資金流出入額です。

資金が流出しているということは、それだけニッセイ JPX日経400アクティブファンドを
解約している人が多いということなので、評判が悪いということです。

ニッセイ JPX日経400アクティブファンドは直近、大きな分配金を出したため、
一時的に資金が流入超過となっていますが、2017年のの資金流出を見てわかるとおり、
他にもっと優れたファンドがある中で、あえてこのファンドに投資する理由がない
ということですね。

ニッセイ JPX日経400アクティブファンドの今後の見通し

今後もJPX日経400インデックスを上回るパフォーマンスは出すことはできると思いますが、
そもそもJPX日経400をベンチマークとしているのが、センスのなさを感じます。

現状、日経225インデックスとJPX日経400インデックスを比較すると、
日経225インデックスのほうがはるかに優れたパフォーマンスを残している中で、
あえて、JPX日経400を上回るパフォーマンスを目指すというのはナンセンスです。

また国内大型株式でアクティブファンドを検討しているのであれば、
はるかに優れたファンドがいくつもあります。

現在保有している人は乗り換えを検討に入れることをおすすめします。

自分に最適な至極の1本を見つけたい方はこちら

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