インデックスファンドの低コスト競争において、最前線で戦っている
ニッセイアセットマネジメントのインデックスシリーズ。

TOPIXと並んで、日本の投資家に絶大な人気を誇る日経225。

今日は、ニッセイ日経225インデックスファンドの評価や評判、
実質コストなどについて徹底的に分析したいと思います。

ニッセイ日経225インデックスファンドを保有している方や
購入を検討している方は参考にしてください。

ニッセイ日経225インデックスファンドの基本情報

投資対象は?

ニッセイ日経225インデックスファンドの投資対象は、日経平均株価
採用銘柄です。そして、日経平均株価に連動する投資成果を目指す
運用を行います。

日経平均株価とは、東証一部上場銘柄のうち代表的な225銘柄の平均
株価指数で、日本経済新聞社より公表されています。

ニッセイ日経225インデックスファンドでは、原則225銘柄中、200銘柄
以上に等株数投資を行っていきます。

組み入れ銘柄上位を見ると、ファーストリテイリング、ソフトバンク
グループ、ファナックなど、著名な企業が組み入れられています。


※引用:マンスリーレポート(2019年4月)

純資産総額は?

続いて、純資産総額はどうなっているか見てみましょう。

インデックスファンドの運用において、純資産総額というのも
見るべきポイントです。

ファンドの純資産総額が小さいと、適切なタイミングで銘柄を
入れ替えることができず、インデックスから乖離してしまうリスク
があります。

また純資産総額が大きく減少していると、ファンドの組み替えが
うまくできず、予期せぬマイナスを生む可能性があります。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

その点、ニッセイ日経225インデックスファンドは資産総額が
約1450億円となっており、インデックスファンドの中では、かなり
規模の大きなファンドとなっています。


※引用:マンスリーレポート(2019年4月)

実質コストは?

私たちが支払うコストには、目論見書に記載の信託報酬以外に、
株式売買委託手数料や、保管費用、印刷費用などが含まれています。

そのため、実際に支払うコストは、目論見書記載の額より高くなる
のが通例で、実際にかかる実質コストをもとに投資判断をしなければ
なりません。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

日経平均株価連動型のインデックスファンドは運用会社各社が作っていますが、
運用リターンは日経平均株価に連動するため、どこも差がつきません。

そうすると、実質コストの部分で良し悪しを決めることになるわけです。

ニッセイ日経225インデックスファンドの実質コストは、0.276%となっており、
次の類似ファンドと比較すると、割高となっています。

手数料の安さだけで判断すると必ず痛い目に合う理由とは?

購入時手数料 0
信託報酬 0.27%(税込)
信託財産留保額 0
実質コスト 0.276%(税込)

※引用:運用報告書(2019年2月15日)

ニッセイ日経225インデックスファンドで本当に大丈夫?私が絶対オススメできるインデックスファンドを公開

類似ファンドの実質コスト比較

つづいて、類似ファンドの実質コストを比較をしてみましょう。

日経平均株価をベンチマークとして採用しているファンドは、
数多く存在しますが、他の類似ファンドと実質コストを比較すると
かなり割高になっていることがわかります。

純資産総額から考えれば、間違いなくニッセイ日経225インデックス
ファンドが一番規模は大きいので、単純に手数料が高いということに
なります。

これでは投資する理由がありませんね。

ファンド 実質コスト(概算値)
ニッセイ 日経225インデックスファンド 0.276%
eMAXIS Slim国内株式(日経平均) 0.180%
たわらノーロード日経225 0.192%
iFree日経225インデックス 0.180%
i-SMT 日経225インデックス 0.191%

※2019年4月時点

ニッセイ日経225インデックスファンドの評価分析

基準価額の推移は?

ニッセイ日経225インデックスファンドは2016年6月ごろから右肩
上がりに成していましたが、2018年10月末の市場の大暴落以降は、
大きく下落しています。

2019年に入り、かなり戻して吐きましたが、それでも2018年の高値
水準まで戻すには相当の時間が必要となりそうです。


※引用:モーニングスター

利回りは?

つづいて、ニッセイ日経225インデックスファンドの運用実績を
見てみましょう。直近1年間の利回りは+0.64%となっています。

2018年の株式市場が絶不調だったのが大きな要因ですね。ただ、
同カテゴリー内でのランキングでは上位2割には入っており、
健闘していることがわかります。

10年平均利回りでは、11.79%と十分なプラスのリターンを
残せていることから、長期保有を前提に考えるようにしましょう。
かなり高いパフォーマンスを出せています。

くれぐれも悲観的になってすぐ売却することだけはやめてください。

ちなみにあなたは実質利回りの計算方法はすでに理解していますか?
もし、理解していないのであれば、必ず理解しておいてください。

これがわかっていないとマズイ。実質利回りの計算方法。

平均利回り %ランク
1年 +0.64% 18%
3年 +9.97% 15%
5年 +9.11% 31%
10年 +11.79% 23%

※2019年4月時点

標準偏差は?

ニッセイ日経225インデックスファンドの標準偏差を見てみると、
同カテゴリー内では平均的な水準となっています。

インデックスファンドですので、この程度が限界といったところ
でしょう。

2019年は多くのアナリストが株価の変動が大きくなると予測して
いますので、標準偏差も大きくなりそうです。

標準偏差から将来リターンがある程度予測できるのはご存じでしょうか?
まだ計算方法を知らないと言う方はこの機会に覚えておいてくださいね。

本当にできてる?標準偏差から予測する将来リターンの計算方法

標準偏差 %ランク
1年 17.49 31%
3年 14.57 53%
5年 15.67 38%
10年 17.86 58%

※2019年4月時点

年別のパフォーマンスは?

つづいて、ニッセイ日経225インデックスファンドの年別の
パフォーマンスを見てみましょう。

2018年はマイナスとなってしまいましたが、それ以外の年では、
しっかりプラスのリターンを残しています。

運用をするのであれば、必ずマイナスになる年もありますので、
下落相場で動揺しないよメンタルをしっかり持ってださい。

年間利回り
2019年 +6.80%(1-3月)
2018年 ▲10.49%
2017年 +20.96%
2016年 +2.09%
2015年 +10.51%
2014年 +8.66%

※2019年4月時点

類似ファンドとのパフォーマンスの差は?

インデックスファンドに投資をするのであれば、同じベンチマークを
採用している類似ファンドとの比較は必要不可欠です。

今日は、日経225をベンチマークとしている代表的な低コスト
インデックスファンドとのパフォーマンスを比較しています。

さきほどの実質コスト比較表をみてもわかることですが、わずかに
実質コストが安かったファンドのパフォーマンスが優れています。

正直、ここに掲載したファンドであれば、どれを買ってもほとんど
変わりませんが、コストをとにかく抑えたいということであれば、
eMAXIS Slim国内株式(日経平均)に投資をするのがよいでしょう。


※引用:モーニングスター

最大下落率は?

投資を始めようとしている、もしくは始めたばかりの人が気になるのが、
最大どの程度、資産が下落する可能性があるのかという点かと思います。

2007年11月に一番タイミング悪く買って、2008年10月に一番タイミング
悪く売った場合に最大48.03%あなたの資産が目減りした可能性があると
いうことです。

リーマンショックのような暴落相場が来ると、株式市場が崩壊する理由が
よくわかりますね。

ただ、ご安心いただきたいのは、ここまでタイミング悪く、買って売って
をできる人間はほとんどいませんので、実際の損失額はこれの半分以下
だと思ってもらっていいでしょう。

最大下落率を知ってしまうと、少し足が止まってしまうかもしれません。
しかし、以下のことをしっかり理解しておけば、元本割れの可能性を
限りなく低くすることが可能です。

元本割れを回避するためにできるたったひとつのこととは?

期間 下落率
1カ月 ▲23.92%
3カ月 ▲35.51%
6カ月 ▲41.69%
12カ月 ▲48.03%

※2019年4月時点

ベンチマークとの乖離率は?

インデックスファンドの運用においては、ベンチマークとの乖離率と
いうのが運用の巧拙を見極める一つのポイントとなります。

2018年2月16~2019年2月15日の期間における運用リターンは、
ニッセイ日経225インデックスファンドが+0.9%、ベンチマークが
▲2.6%となっていました。

株式の配当金を計上したことにより、ベンチマークを上回っただけ
なので、運用がうまくいったわけではないので、注意してください。

ファンド ベンチマーク
+0.9% ▲2.6%

評判はどう?

続いて、ニッセイ日経225インデックスファンドの評判を見ていき
たいと思います。

ネットでの書き込みなどで調べる方法もありますが、
評判を知るうえで一番役に立つのが、月次の資金流出入額でしょう。

資金が流入しているということは多くの投資家がファンドを購入
しているということなので、評判がいいということになります。

ニッセイ日経225インデックスファンドの資金流出入額を見ると、
2014年以降、資金の流入と流出を繰り返しています。

このような状態というのは、人によって良いファンドだと思っている
人もいれば、いまいちだと思って解約している人も多いということ
なので、純資産総額は大きいですが、注目されている人気が高い
ファンドとは言えないですね。


※引用:モーニングスター

積立NISAとiDeCoの対応状況は?

ニッセイ日経225インデックスファンドの積立NISAとiDeCoの対応状況を
確認しておきましょう。

コスト面で見ると、どうしても他のインデックスファンドのほうが優れて
いるので、積立NISAやiDeCoであえて投資をするというのは考えづらい
ですが、他に選択肢がない場合は選択されても問題ありませんね。

積立NISA iDeCo
荘内銀行
足利銀行
滋賀銀行
伊予銀行

※2019年4月時点

ニッセイ日経225インデックスファンドの評価まとめ

日経平均株価連動型のインデックスファンドについて書いてきました。

一時期は、こちらのニッセイ日経225インデックスファンドのコストが
最安値だったため、資金が流入したのですが、現在では、
eMAXIS Slim国内株式(日経平均)やiFree 日経225インデックス、
たわらノーロード 日経225等、信託報酬が0.16~0.17%のファンドに
人気を奪われています。

日経平均株価をベンチマークとする投資信託は直近10年で十分な結果を
残しているので、TOPIXに連動する投資信託よりも私はおすすめしています。

ただ、インデックス投資をするのであれば、そもそもベンチマークが
右肩上がりに上昇していかないと利益を得ることはできません。

そういう意味では、日経平均株価は最適なベンチマークとは私は
言えないと思っています。

日本であれば、TOPIXか日経平均に連動するようなインデックスファンドが
主流ですが、世界には様々なインデックスファンドが存在します。

過去から、右肩上がりに成長しているベンチマークも多数存在していますので、
そういったインデックスファンドに投資をしたほうが賢明かと思います。

ただ、身近な指標のほうが信頼できると思う気持ちもわからなくはないので、
投資を始めてみるという人にとっては、試しに投資をしてみてもよいファンドですね。

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