プライムOneの好調ぶりが止まりません。

プライムOne 2018-07に続き、プライムOne 2018-09、
そしてこの度プライムOne 2018-10の募集がスタートしました。

元本確保という仕組み自体が国内ではまだ浸透していませんが、
リスクを極力取りたくないという投資家には、変なバランスファンドや
債券ファンドよりも魅力的です。

目論見書を見てもぱっと理解できない人が多いかと思いますので、
今日は、プライムOne 2018-10を紐解いていきます。

プライムOne2018-10の基本情報

投資対象は?

投資対象の大部分は、ゴールドマン・サックスが発行する円建債券に投資をしていきます。
そして一部の資金で株価指数先物(日本、米国、欧州、カナダ、英国等)や
債券先物(日本、米国、ドイツ、英国、カナダ、豪州)に投資をしていきます。

2018年8月時点の国際分散投資戦略の資産配分比率は以下のようになっています。
債券先物が多いのが特徴でしょう。

運用の仕組みは?

たぶん一番気になるのが、元本確保の仕組みだと思いますが、実はそこまで
複雑なことをやっているわけではありません。

例えば、クーポン3%の債券があったとします。クーポンというのは利率だと思ってください。
そうすると、10年後に100万円貯めるには今現在、この債券をいくら買っておけば
よいでしょうか?

毎年3%の利率が10年で、30%あなたの資産は増えることになりますので、
100万÷1.3=約77万円ということになります。

つまり、77万円債券を買っておけば、10年後の100万円は確保できるということになります。

今回のプライムOne2018-10でいえば、あなたが100万円を投資したとすると、
そのうち77万円はゴールドマンサックス社債を購入する費用にあたられ、将来の100万円を
確保しにいき、残りの23万円で指数先物にレバレッジをかけて投資をして、追加の利益を
狙っていくという仕組みなのです。

一見、リスクがない運用のように思えますが、ゴールドマン・サックスが倒産して、
債券が紙くずになってしまうとあなたの資産は消えてなくなります。

ですので、ゴールドマン・サックス・ファイナンス・コープ・インターナショナルが発行する
社債の信用格付けを必ず調べておく必要があります。

格付投資情報センター(R&I)の格付によれば、Aの評価を受けています。
確かに高い評価を受けていそうなことはわかりますが、
さて問題はこのAという評価がどの程度安心できるものなのかということです。

格付投資情報センター(R&I)の格付評価別のデフォルト率(5年間単位)を見てみると、
A評価を受けている企業が5年間でデフォルトする確率は0.49%となっています。

ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンドは10年間なので、
それでも1%いかない程度しかデフォルトリスクはありません。

100%大丈夫とはもちろんいえませんが、デフォルトの心配はほぼしなくてよいでしょう。

実質コストは?

つづいてプライムOne2018-10の実質コストを見てみましょう。

私たちが支払うコストには、目論見書に記載の信託報酬以外に、株式売買委託手数料や、
保管費用、印刷費用などが含まれています。

そのため、実際に支払うコストは、目論見書記載の額より高くなるのが通例で、
実際にかかる実質コストをもとに投資判断をしなければなりません。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

信託報酬が0.378%というのは一見かなり安く見えますが、プライムOne2018-10には
実績連動型の成功報酬として、利益に対して10.8%手数料が取られる設計となっています。

国際分散投資戦略で収益を追求していく部分は過去実績ベースで年利回り2.1%程度で
運用すると記載されていますので、だいたいコストとして、0.2%ほどは上乗せられる
イメージを持ってくとよいでしょう。

プライムOne 2018-10のコストは、プライムOne2018-09と同じとなっています。

購入時手数料 1.62%(税込)
信託報酬 0.378%(税込)
信託財産留保額 0.3%
実質コスト 運用実績によるため不明

分配金の仕組みは?

プライムOne2018-10は10年後の元本は確保されていますが、
債券部分以外でしっかり収益が出せなければ、投資をする意味がありません。
そして、収益は毎年1回の分配金の形であなたに支払われます。

下図で言うと、指数先物の運用で増えた収益が下図の実績連動クーポンに該当する部分です。

そして、実績連動クーポンから成功報酬10.8%取られた残りがあなたへの分配金となります。
固定クーポンと書かれている部分が非常にわかりにくいのですが、これは社債の利息の一部を
基本報酬として、アセマネOneがもらいますよという意味でしょう。

あなたへの報酬ではないので勘違いしないでください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド2018-07、2018-09でもそうでしたが、
やはり元本確保型というのは投資家にとって、投資するきっかけになるように思います。

ただし、元本確保というのは、元本保証とは違います。
よく勘違いする人がいるので、注意してください。

10年後に元本を確保できる仕組みにはなっているけれど、想定外のことが起これば、
保証はできません。というニュアンスに近いと思っておいてください。

そして、プライムOne2018-10においては、国際分散投資戦略で積極的に運用をしていく
部分のパフォーマンスが非常に重要となります。

過去の運用シュミレーションでは、下図のように10年間で平均2.1%という結果が
出ているようです。ただ、あくまでも過去のデータなので、あまり宛にしすぎないでください。

今回も購入単位が大きいことと、10年間資金がロックされるという意味で、
多くの投資家が対象にはならないかもしれませんが、余剰資金があり、
10年間寝かせておいてもよい資金がある人にとっては魅力的な投資先と
なるのではないでしょうか。