世界の大型株式に投資できるファンドは数が多いですが、
中小型株式に投資ができるファンドというのは数が少ないです。

そのような背景もあり、世界の中小型株に投資できてアクティブに
運用しているアセマネOneの世界中小型株式ファンド『シャイニング
・フューチャー』が注目を集めています。

果たして、運用はうまくいっているのか、今日は、シャイニング・
フューチャーを徹底分析していきます。

世界中小型株式ファンド『シャイニング・フューチャー』の基本情報

投資対象は?

投資対象は、日本を含む先進国、新興国の中小型株式です。

ポートフォリオの構築にあたっては、株価変動が小さい銘柄群の中から、
徹底した財務分析を活用し、割安で成長期待が大きい銘柄を中心に投資
していきます。

グローバル株式ですと、多くのファンドが大型株をメインですので、
中小型株を中心に投資していくファンドは珍しいです。

国・地域別の構成比を見てみると、先進国60%、新興国40%の比率と
なっています。

業種別の比率で見ると、様々な業種に幅広く投資をしていることが
わかります。

純資産総額は?

続いて、シャイニング・フューチャーの純資産総額はどうなっているか
見てみましょう。

純資産総額というのは、あなたを含めた投資家から集めた資金の
総額だと思ってください。

ファンドの純資産総額が小さいと、適切なタイミングで銘柄を入れ
替えることができなかったり、純資産総額が大きく減少していると、
ファンドの組み替えがうまくできず、予期せぬマイナスを生む可能性
がありますので、事前に確認すべきポイントの1つです。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

シャイニング・フューチャーは、現在460億円の規模になっており、
規模の面での心配はありませんね。

実質コストは?

私たちが支払うコストには、目論見書に記載の信託報酬以外に、
株式売買委託手数料や、保管費用、印刷費用などが含まれています。

そのため、実際に支払うコストは、目論見書記載の額より高くなるのが
通例で、実際にかかる実質コストをもとに投資判断をしなければなりません。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

インデックスファンドに投資をする人は、注意深く調べる人もいますが、
アクティブファンドの場合、あまり調べない人も多いのが現状です。

信託報酬と大きく乖離していることもありますので、必ず確認してほしい
ポイントです。

シャイニング・フューチャーの実質コストは2.122%とかなり高くなっています。

このように信託報酬と大きくかけ離れているファンドもありますので、
注意してください。

投資信託の手数料は安ければ安いほどいいという勘違い

購入時手数料 3.24%(税込)
信託報酬 1.5822%(税込)
信託財産留保額 0.3%
実質コスト 2.122%(概算値)

シャイニング・フューチャーで本当に大丈夫?圧倒的に高いリターンを出しているアクティブファンド特集

世界中小型株式ファンド『シャイニング・フューチャー』の評価分析

基準価額の推移は?

シャイニング・フューチャーの基準価額は、2017年は順調に上昇
していましたが、2018年1月末以降は伸び悩んでいます。

グローバル株式ですと、2018年1月末の水準を超えてきているファンド
も多い中で、なかなか運用はうまく行っていないことがわかります。

利回りはどう?

シャイニング・フューチャーの直近1年間の利回りは+5.06%となっています。
カテゴリーランキングでは、上位70%程度となっており、大した成果を
出せていないことがわかります。

ちなみにあなたは実質利回りの計算方法はすでに理解していますか?
もし、理解していないのであれば、必ず理解しておいてください。

これがわかっていないとマズイ。実質利回りの計算方法。

平均利回り %ランク
1年 5.06% 69%
3年
5年
10年

※2018年8月時点

標準偏差は?

シャイニング・フューチャーの標準偏差を見てみると、上位1割程度の
位置にいます。

ですので、同カテゴリー内では基準価額の変動幅を抑えた運用が
できていることがわかりますね。

標準偏差から将来リターンがある程度予測できるのはご存じでしょうか?
まだ計算方法を知らないと言う方はこの機会に覚えておいてくださいね。

本当にできてる?標準偏差から予測する将来リターンの計算方法

標準偏差 %ランク
1年 8.62 12%
3年
5年
10年

※2018年8月時点

年別のパフォーマンスは?

シャイニング・フューチャーの年別の運用パフォーマンスを見て
みましょう。

まだ運用期間が短いため、判断しづらいですが、2017年は株式市場
が好調だったのでもう少し高りリターンであってもよいのではと
思ってしまいますね。

年間利回り
2018年 ▲5.27(9月末)
2017年 18.86%
2016年
2015年
2014年

※2018年8月時点

類似ファンドとのパフォーマンス比較

グローバルの中小型株式に投資できるファンドといえば、
SBIアセットマネジメントのEXE-I グローバル中小型株式ファンド
有名です。

EXE-I グローバル中小型株式はインデックスファンドなので、
コストが安いのも魅力のひとつです。

そこで、この2つのファンドのパフォーマンスの比較を下図に
示します。

あきらかにEXE-I グローバル中小型株式ファンドのほうが
パフォーマンスで優れていることがわかりますね。

こうなってしまうと、コストが高い世界中小型株式ファンド
(シャイニング・フューチャー)に投資するメリットが全く
なくなってしまいます。

評判はどう?

続いて、このファンドの評判を見ていきたいと思います。

評判をはかる指標としては、ファンドへの資金流出入額が
参考になります。

資金が流入しているということは多くの投資家がファンドを
購入しているということなので、人気が出てきているという
ことになります。

シャイニング・フューチャーは設定初月に大きく資金流入しました
が、それ以降は、資金流出するようになっています。

初めは期待大きくはじまったものの、運用実績が伴わず、
評判も下がる一方といったところでしょう。

インデックスファンドに勝てなければ、そうなっても
仕方ありませんね。

世界中小型株式ファンド『シャイニング・フューチャー』の今後の見通し

グローバル中小型株式は非常に魅力的な投資対象であることには
間違いないと思います。

実際、SBIアセットのEXE-i グローバル中小型株式ファンドは
5年平均利回り11%程度となっています。

そこまでの運用実績は残せないにしても1桁後半の利回りは
期待してもよいのではないかと思います。

ただ、低コストのインデックスファンドにパフォーマンスで
負けるようであれば、シャイニング・フューチャーに投資する
メリットがありません。

まだ運用期間が短いので、今後はわかりませんが、当面、
グローバル中小型株式に投資をしたいのであれば、EXE-i
グローバル中小型株式ファンドを選択しておいたほうが
無難といえるでしょう。

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