2008年に三井住友トラストアセットが国内で初めてインデックス
ファンドをシリーズ化しました。

その中で日経平均に連動するSMT 日経225インデックス・オープンは
信託報酬0.40%と2010年の設定当初は非常に割安なファンドと位置付け
られていました。

しかし現在では大手運用会社がどんどん信託報酬を下げており、
現在では0.1%台のものが次々と出ています。

なかなか太刀打ちできていない状況ですが、今日はSMT 日経225
インデックス・オープンを徹底分析したいと思います。

SMT 日経225インデックス・オープンの基本情報

投資対象は?

SMT 日経225インデックス・オープンの主要投資対象は、国内の
株式です。

日経平均株価(日経225)採用銘柄に分散投資し、日経225に連動する
投資成果を目指します。

直近の組入業種上位10業種と10銘柄は以下の通りになります。

ファーストリテイリング・ソフトバンク・ファナックなど日経平均に
採用されているので、頻繁に取引される大型銘柄が上位になっています。


※引用:マンスリーレポート

純資産総額は?

純資産総額は投資信託を購入する前に必ず確認しておきたいポイントです。

純資産総額が少ないと、銘柄の入れ替えに支障をきたすことがあったり、
運用時に必ずかかる印刷費用や監査費用が相対的に高くなります。

さらに投資信託の規模が小さくなると運用会社自体がその投資信託に
力を注がなくなりパフォーマンスが悪くなることもあります。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

SMT 日経225インデックス・オープンは2010年7月に設定されています
が、2018年に一気に純資産総額が増えていることがわかります。

積立NISAの導入が影響しているようですね。


※引用:マンスリーレポート

実質コストは?

投資信託には、購入時の手数料や信託報酬の他にも費用がかかって
いることをご存知ですか?

これを実質コストと言いますが、実質コストには、株式売買手数料や
有価証券取引税、監査費用などが含まれています。

特に純資産総額が小さいときには、信託報酬より実質コストがかなり
割高になっている場合もあるので、注意が必要です。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

SMT 日経225インデックス・オープンの実質コストは0.42%です。
他社のインデックスファンドの実質コストが0.19%から0.28%の値
ですので割高となっています。

何より、購入時手数料がかかってくるのは時代遅れとしかいいようが
ありません。

投資信託の手数料は安ければ安いほどいいという勘違い

購入時手数料 2.16%(税込)※上限
信託報酬 0.40%(税込)
信託財産留保額 なし
実質コスト 0.42%(概算値)

※引用:第17期 運用報告書(決算日11月12日)

実質コストを加味しても、圧倒的に高いリターンを出している国内株式ファンド特集

SMT 日経225インデックス・オープンの評価分析

基準価額の推移は?

SMT 日経225インデックス・オープンの基準価額は、日経平均同様
2016年、17年は好調に推移しましたが、2018年は停滞気味でした。

2018年末から2019年にかけては、米中貿易摩擦の悪影響を受け、
大きく下落しています。


※引用:モーニングスター

利回りはどれくらい?

SMT 日経225インデックス・オープンの直近1年間の利回りは▲10.65%
と奮いませんでしたが、3年では3.26%、5年で5.72%となっています。

同カテゴリー内のランキングでは20%から30%程度と比較的上位の
ところに位置しています。

ちなみにあなたは実質利回りの計算方法はすでに理解していますか?
もし、理解していないのであれば、必ず理解しておいてください。

これがわかっていないとマズイ。実質利回りの計算方法。

平均利回り %ランク
1年 ▲10.65% 22%
3年 3.26% 19%
5年 5.72% 32%
10年

※2019年1月時点

標準偏差は?

SMT 日経225インデックス・オープンの標準偏差を調べることで、
相対的に基準価額の変動幅が大きいかどうかを調べることが可能です。

1年のランキングこそ上位30%に入りますが、3年5年では約60%のところ
に位置していますので、価格の変動幅は平均的な水準と言えるでしょう。

標準偏差から将来リターンがある程度予測できるのはご存じでしょうか?
まだ計算方法を知らないと言う方はこの機会に覚えておいてくださいね。

本当にできてる?標準偏差から予測する将来リターンの計算方法

標準偏差 %ランク
1年 17.33 30%
3年 16.38 57%
5年 16.15 64%
10年

※2019年1月時点

年別のパフォーマンスは?

SMT 日経225インデックス・オープンの年別パフォーマンスでは、
昨年は▲10.65%と優れませんが、それ以外の年では安定的にプラス
のリターンを維持できています。

インデックスファンドであればこの程度の利回りで十分ですね。

年間利回り
2018年 ▲10.65%
2017年 20.83%
2016年 1.98%
2015年 10.52%
2014年 8.51%

※2019年1月時点

類似ファンドとのパフォーマンス比較

ここで類似の日経平均インデックス型ファンドとパフォーマンス比較
をしてみましょう。

インデックス型ファンドですので、グラフで見る限りほとんど差は
あまりみられませんが、数字で見るとSMT 日経225インデックス・
オープンと実質コスト最安値(0.19%)のeMAXIS slim 国内株式
(日経平均)やifree日経225インデックスでは、差がついています。

まさにこれが実質コストの差になるわけですが、せっかく購入する
のであれば、手数料は安いに越したことはありませんね。


※引用:モーニングスター

最大下落率は?

SMT 日経225インデックス・オープンに投資をする前に、最大で
どの程度下落する可能性があるのかを知っておくことは非常に重要です。

どの程度下落する可能性があるかを把握しておけば、大きく下落した
相場でも落ち着いて保有を続けられるからです。

SMT 日経225インデックス・オープンの最大下落率は、2015年7月から
2016年6月にかけての▲21.90%です。

まだ10年にも満たないファンドですので、この程度ですが、国内株式に
投資するファンドですので、この倍以上下落する可能性もあります。

最大下落率を知ってしまうと、少し足が止まってしまうかもしれません。
しかし、以下のことをしっかり理解しておけば、元本割れの可能性を
限りなく低くすることが可能です。

元本割れを回避するためにできるたったひとつのこととは?

期間 下落率
1カ月 ▲10.30%
3カ月 ▲18.76%
6カ月 ▲17.50%
12カ月 ▲21.90%

※2019年1月時点

評判はどう?

それでは、SMT 日経225インデックス・オープンのの評判は
どうでしょうか?

ネット等で口コミを調べることもできますが、資金の流出入を
見ることで、評判がわかります。

評判がよければ、資金が流入超過になりますし、評判が悪く
なっていれば、資金が流出超過になります。

以下のグラフを見てみると、以前は資金の流入も流出も少なかった
のですが、2018年に資金が大きく流入していることがわかります。

上述した通り、積立NISA導入の影響で増えたと考えられます。


※引用:モーニングスター

SMT 日経225インデックス・オープンの今後の見通し

インデックス型ファンドだと、どれも日経平均に連動するように
運用を行いますので、運用ではほとんど差がつきません。

そうなると、どれだけコストを低く抑えるかが鍵になってきます。

近年は特にインデックスファンドの低価格競争が進んでおり、
毎年信託報酬が切り下げられています。

投資家としては非常にありがたいことですが、しっかり動向を追って
いないと、いつのまにか高いコストのファンドに投資をしてしまって
いることにもつながります。

インデックス型ファンドの購入をお考えの方は、信託報酬0.1%台で
購入できるファンドがいくつも出てきていますので、そちらをおすすめします。

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