設定来、非常に好調なパフォーマンスを発揮している明治安田アセットの
成長応援日本株ファンド『匠のワザ』。

実は、このファンドは、SBIアセットが運用するネクストジャパン『jnext』
同じ、投資顧問会社が投資助言を行っています。

純資産総額はそこまで大きくないので、あまり知られていませんが、
実は優れたファンドのひとつとなっています。

今日は、匠のワザについて、徹底分析していきます。

成長応援日本株ファンド『匠のワザ』の基本情報

投資対象は?

匠のワザの投資対象は、高い成長余力を有しているものの、経営上の課題・困難に
直面したため、本来の実力を発揮できなかった企業の中で、経営障壁を
克服しつつある企業の株式です。

イメージとしては、このようなステージにある企業を指します。

現在の組入銘柄は61銘柄となっており、上位10銘柄は以下のようになっています。
1位のレックは、収納、バス・トイレ用品を製造販売しています。
「激落ちくん」が有名ですね。

2位のジャパンマテリアルは、半導体・液晶工場向けの特殊ガス供給装置の
販売を行っています。

3位のMonotaROは工場・工事用間接資材のネット通販をしています。

運用体制は?

匠のワザが圧倒的なパフォーマンスを残せているのは、エンジェルジャパン・
アセットマネジメントという国内中小型株式に特化した投資顧問会社の
投資助言を受けていることが大きな要因です。

エンジェルジャパンについては、こちらのネクストジャパン『jnext』の記事で
詳しく書いていますので、興味のある方は参考にしてください。

純資産総額は?

続いて、匠のワザの純資産総額はどうなっているか見てみましょう。
純資産総額というのは、あなたを含めた投資家から集めた資金の総額
だと思ってください。

ファンドの純資産総額が小さいと、適切なタイミングで銘柄を入れ替えることが
できなかったり、純資産総額が大きく減少していると、ファンドの組み替えが
うまくできず、予期せぬマイナスを生む可能性がありますので、事前に確認すべき
ポイントの1つです。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

匠のワザは、2017年後半から急激に資産が増えており、
現在は160億円までになっています。

実質コストは?

私たちが支払うコストには、目論見書に記載の信託報酬以外に、株式売買委託手数料や、
保管費用、印刷費用などが含まれています。

そのため、実際に支払うコストは、目論見書記載の額より高くなるのが通例で、
実際にかかる実質コストをもとに投資判断をしなければなりません。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

匠のワザ の実質コストは2.102%とかなり高めの設定となっています。
特に実績がまだ短いファンドについては要注意です。

購入時手数料 3.24%(税込)
信託報酬 1.836%(税込)
信託財産留保額 0.3%
実質コスト 2.102%(概算値)

成長応援日本株ファンド『匠のワザ』の評価分析

基準価額をどう見る?

匠のワザの基準価額は、設定来、順調に推移しています。
分配金を出してしまっているのが、何より残念なポイントですが、
分配金再投資基準価額を見ても、2018年1月末の水準を超えてきていますので、
悪くないパフォーマンスです。

さきほど、成長応援日本株ファンド『匠のワザ』とネクストジャパン『jnext』
同じ投資顧問会社から助言を受けていると言いましたが、下図のように
ほぼ同じ値動きをしています。

匠のワザはまだ設定してから3年経たない程度ですが、jnextは
10年以上の運用実績がありますので、利回りなどは参考になると思います。

利回りはどれくらい?

匠のワザの直近1年間の利回りは+29.11%とかなり高い利回りとなっています。
まだ設定からの期間が短いため、長期の利回りがわかりませんが、
同じ投資顧問会社の助言を受けているjnextとほぼ同じパフォーマンスなので、
長期の利回りはjnextを参考にしてください。

どちらにしても、エンジェルジャパンが投資助言をしているので、
かなり期待がもてるファンドであると思います。

将来リターンについては、標準偏差から計算できますので、ご自身で計算してみてください。
計算方法に自信がない方はこちらをご参考に。

本当にできてる?標準偏差から予測する将来リターンの計算方法

分配金の推移は?

続いて、匠のワザの分配金の推移を見てみましょう。
2016年は200円、2017年は3400円、2018年は4月の分配が2000円で、
10月の分配がまだ残っています。

運用がうまくいっているので、高い分配金も出ていますが、私からすると、
このファンドは分配金を受け取らずに収益を追求したほうが絶対良いと思いますね。

評判はどう?

匠のワザの評判はネットでの書き込みなどで調べる方法もありますが、
評判を知るうえで一番役に立つのが、月次の資金流出入額です。

資金が流入しているということは、それだけ匠のワザを購入している人が
多いということなので、評判が良いということです。

匠のワザは2017年から注目を集め始め、ほぼ毎月資金が流入しています。
明治安田アセットが凄いと言うよりはエンジェルジャパンが凄いということですね。

成長応援日本株ファンド『匠のワザ』の今後の見通し

前述のとおり、匠のワザについては、まだ運用期間が短いですが、
これとほぼ全く同じファンドであるネクストジャパン『jnext』
運用実績を見ると、10年間の平均利回りが、16.86%と驚異的な
パフォーマンスとなっています。

ですので、匠のワザも今後の運用には期待がもてます。

唯一、残念なのは、年2回の分配型となっており、せっかく運用が
うまくいっているにもかかわらず、その勢いを止めてしまう点です。

総合的にみて、悪くないファンドではありますが、匠のワザに
投資するくらいであれば、ネクストジャパン『jnext』
投資したほうがあなたの資産は増えるでしょう。