インデックスファンドの低コスト競争において、最前線で戦っている
アセットマネジメントOneのたわらノーロードシリーズ。

今日は、たわらノーロード国内債券の評価や評判、実質コストなどについて
徹底的に分析したいと思います。

たわらノーロード国内債券の基本情報

投資対象は?

投資対象は、日本の公社債を主要投資対象とし、NOMURA-BPI総合に連動する
投資成果を目指して運用を行います。

NOMURA-BPI総合は野村證券が公表する、日本の公募債券流通市場全体の動向を
示す指数です。

種類別の構成比は下図のようになっており、約12000銘柄で構成されています。


たわらノーロード国内債券の値動きのイメージがつきやすいようにベンチマークの
推移を見てみましょう。

2007~2008年のリーマンショックの影響もほとんど受けず、右肩上がりに成長しています。
それだけ安定した収益が期待できるということですね。

純資産総額は?

続いて、純資産総額はどうなっているか見てみましょう。
純資産総額というのは、あなたを含めた投資家から集めた資金の総額だと思ってください。

インデックスファンドの運用において、純資産総額というのも見るべきポイントです。
ファンドの純資産総額が小さいと、適切なタイミングで銘柄を入れ替えることができず、
インデックスから乖離してしまうリスクがあります。

また純資産総額が大きく減少していると、ファンドの組み替えがうまくできず、
予期せぬマイナスを生む可能性があります。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

たわらノーロード国内債券は下図のように2016年の新規設定以来、純資産総額を
伸ばしており、現在の純資産総額は約47億円となっています。ファンドの規模としては
全く問題ありません。

カテゴリー最低水準のコストとなっていますので、まだまだ純資産額は増えそうです。

実質コストは?

私たちが支払うコストには、目論見書に記載の信託報酬以外に、株式売買委託手数料や、
保管費用、印刷費用などが含まれています。

そのため、実際に支払うコストは、目論見書記載の額より高くなるのが通例で、
実際にかかる実質コストをもとに投資判断をしなければなりません。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

インデックスファンドにおいて、実質コストというのは何よりも重要な項目です。

NOMURA-BPI総合連動型のファンドは運用会社各社が作っていますが、
運用リターンはベンチマークに連動するため、どこも差がつきません。

そうすると、実質コストの部分で良し悪しを決めることになるわけです。

たわらノーロード国内債券の実質コストは現在1.64%ほどで、
同カテゴリー内でも最低水準となっています。

主要インデックスファンドのコスト比較表はこちら

購入時手数料 0
信託報酬 0.1512%(税込)
信託財産留保額 0
実質コスト 約0.164%(概算値)

たわらノーロード国内債券の評価分析

基準価額の推移は?

たわらノーロード国内債券の基準価額は、2016年に大きく上下したあとは、
10,200円~10,300円近辺を推移しています。2016年の動き方が異常であって、
通常は2017年、2018年のような緩やかな動きが普通ですね。

利回りは?

つづいて、このファンドの運用実績を見てみましょう。
直近1年間の利回りは0.17%となっています。

NOMURA-BPIをベンチマークとして採用しているファンドで
10年超運用しているファンドの運用利回りを見ると、
5年平均利回りで約1.6%、10年平均利回りで約2%となっています。

将来リターンについては、標準偏差から計算できますので、ご自身で計算してみてください。
計算方法に自信がない方はこちらをご参考に。

本当にできてる?標準偏差から予測する将来リターンの計算方法

類似ファンドとのパフォーマンスの差は?

インデックスファンドを購入する上で、同じベンチマークを採用している
類似ファンドのパフォーマンスを比較することは不可欠です。

たわらノーロード国内債券と同じNOMURA-BPI総合を採用している
ほかのファンドのパフォーマンスを比較してみると、ほぼ最上位の
パフォーマンスとなっています。

最大下落率は?

投資を始めようとしている、もしくは始めたばかりの人が気になるのが、
最大どの程度、資産が下落する可能性があるのかという点かと思います。

下記に、ファンド設定来の最大下落率を期間別に集計してものを載せます。

2016年7月に一番タイミング悪く買って、2017年6月に一番タイミング悪く
売った場合に最大-3.68%あなたの資産が目減りした可能性があるということですね。

10年運用されている同カテゴリーファンドを見ても、同じ程度の下落率と
なっていますので、4%程度は資産が目減りする可能性があると思っておいたほうがいいでしょう。

ベンチマークとの乖離率は?

インデックスファンドの運用においては、ベンチマークとの乖離率というのが
運用の巧拙を見極める一つのポイントとなります。

乖離率は0.2%程度となっており、コスト分とほぼ一致します。
ですので、おおむねベンチマークと連動した投資成果となっていますね。

評判はどう?

ネットでの書き込みなどで調べる方法もありますが、
評判を知るうえで一番役に立つのが、月次の資金流出入額でしょう。

資金が流入しているということは多くの投資家がファンドを購入している
ということなので、評判がいいということになります。

たわらノーロード国内債券は2016年の新規設定以来、ほぼ毎月資金流入しています。
国内債券カテゴリーで最低水準のコストを実現している限りは、人気は続くと思います。

たわらノーロード国内債券の評価まとめ

リスクは取りたくないけれど、貯金では物足りないという人達に、
絶大な人気を誇っているのが国内債券ファンドです。

以前は、信託報酬が高く、運用益をかなり食いつぶしてしまっていたので、
何もメリットはありませんでしたが、近年の手数料値下げ合戦の影響で、
魅力が出てきました。

現在は、当ファンドと、ニッセイ国内債券インデックス、eMAXIS Slim 国内債券、
iFree 日本債券、Smart-I 国内債券、が同じ手数料となっており、
この中であれば正直どれを選んでも大差はありません。

国内債券を検討しているあたなには、ぜひ注意しておいてほしいのですが、
国内債券の基準価額は金利の影響を受けます。

現在、金利はほぼ0%であり、今後は上昇する余地しかありません。
(当面は同じ水準が続くと思いますが)金利が上昇すると、
当然債券の基準価額は下落します。

ですので、私個人としては、基準価額が下がる要因を色々と含んでおり、
そこまで安心できないのではないかと考えています。