ITの発展は企業が提供する商品・サービスのみならずビジネスに飛躍的な変化を
もたらしました。

こうした波は金融サービスの分野にも押し寄せており、金融機関は生き残りをかけた
ビジネスモデルの変革・再構築を迫られています。

今日は、そんなフィンテック(IT×ファイナンス)にいち早く着手し、新たな金融サービスを
生み出す企業に投資を行うワールド・フィンテック革命ファンドについて、私独自の目線で
分析していきます。

ワールド・フィンテック革命ファンドの基本情報

投資対象

まず投資対象は、日本を含む世界のフィンテック関連企業の株式に投資をします。
フィンテックとは、FinanceとTechnologyを組み合わせた造語で、最新のIT技術を
用いた新たな金融サービスのことを指します。

投資対象は大きく3つのテーマに分けられます。1つがキャッシュレスビジネスです。

日本はまだ現金主義の方が多いですが、世界的な流れとして、決済のキャッシュレス化が
進んでいます。指紋決済、QRコード決済、ウェアラブル端末決済など、様々な決済手法が
存在感を高めていくと考えられます。

2つ目が次世代金融ビジネスで、オンラインバンキングやビッグデータを活用した保険、
運用商品の組成など、既存の金融サービスに革新をもたらす企業を指します。

3つ目がフィンテック基盤技術の分野でブロックチェーンなどの技術を磨く企業群です。

どの分野も非常に将来性がある分野だと考えられます。テーマ別の投資比率は、
キャッシュレスビジネス35.5%、フィンテック基盤技術25.5%、次世代金融ビジネス39.0%
となっています。

運用体制

実際の運用はテーマ型ファンドの運用に定評のあるアクサ・インベストメント・
マネージャーズが行います。アクサ・インベストメントは資産運用残高7500億ユーロを
有し、世界21拠点を展開しています。

純資産総額

続いて、純資産総額はどうなっているか見てみましょう。
純資産総額というのは、あなたを含めた投資家から集めた資金の総額だと思ってください。

ファンドの純資産総額が小さいと、適切なタイミングで銘柄を入れ替えることができなかったり、
純資産総額が大きく減少していると、ファンドの組み替えがうまくできず、予期せぬマイナスを
生む可能性がありますので、事前に確認すべきポイントの1つです。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

ワールド・フィンテック革命ファンドは設立したばかりですが、すでに270億もあつまっており、
規模としては全く問題ありません。

実質コスト

私たちが支払うコストには、目論見書に記載の信託報酬以外に、株式売買委託手数料や、
保管費用、印刷費用などが含まれています。

そのため、実際に支払うコストは、目論見書記載の額より高くなるのが通例で、
実際にかかる実質コストをもとに投資判断をしなければなりません。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

ワールド・フィンテック革命ファンドの実質コストはまだ最新の運用報告書が
出ていないので正確にはわかりませんが、1.78~1.88%程度になると思います。

購入時手数料と併せて、初年度5%程度取られますので、積極的にはお勧めできないファンドです。

購入時手数料 3.24%(税込)
信託報酬 1.7728%(税込)
信託財産留保額 0
実質コスト 1.78~1.88%

ワールド・フィンテック革命ファンドの評価分析

評判

ネットでの書き込みなどで調べる方法もありますが、評判を知るうえで一番役に立つのが、
月次の資金流出入額でしょう。資金が流入しているということは、それだけ
ワールド・フィンテック革命ファンドを購入している人が多いということなので、
評判が良いということです。

ワールド・フィンテック革命ファンドは設定初週から250億円超の流入があり、純資産増加額の
ランキングでもほぼトップクラスです。つまりそれだけ投資家の評判がいいということですね。

ワールド・フィンテック革命ファンドの今後の見通し

あなたの身の回りを見渡してもらうとすでに色々な場所でフィンテックの波が押し寄せてきています。

投資信託で言えば、資産運用のアドバイスをするロボアドバイザーが非常に人気のようで、
預かり資産残高を伸ばしていますし、AIを使って株価を予測し、資産運用する時代になりました。

電子マネー決済の普及が進み、仮想通貨のニュースは連日大きな注目を集めています。
日本だけでなく、海外でも急速にフィンテックの波は押し寄せており、間違いなく既存の
金融システムに変革をおこすものだと考えています。

コストが高いため、積極的には、おすすめしませんが、余剰資金がある方であれば、
投資するに値するテーマだと考えています。