中国のイノベーション関連企業に投資できるファンドと言えば、日興アセットの
深セン・イノベーション株式ファンドが有名ですが、それに対抗して、大和投信が
バリュー・パートナーズ・チャイナ・イノベーター・ファンドを新規設定しました。

アメリカのシリコンバレーと同じように革新的なテクノロジーを活用し、飛躍的な
成長をしている企業が続々と登場していますので、マーケットとして魅力的であることに
は間違いないでしょう。

はたして、バリュー・パートナーズ・チャイナ・イノベーター・ファンドは
どのようなファンドなのか今日は徹底分析していきます。

バリュー・パートナーズ・チャイナ・イノベーター・ファンドの基本情報

投資対象は?

バリュー・パートナーズ・チャイナ・イノベーター・ファンドは中国のイノベーション
関連企業の株式に投資します。投資対象としては、以下のヘルスケアビジネス、
テクノロジー関連ビジネス、消費関連サービス、金融ビジネスを中心に投資をしていきます。


※引用:交付目論見書2018年10月版

運用体制は?

中国株式の運用は、バリュー・パートナーズ香港リミテッドが行います。
バリューパートナーズは香港に拠点を置く香港最大級の独立系運用会社です。
徹底したボトムアップ・アプローチでバリュー投資を行います。

純資産総額は?

純資産総額というのは、あなたを含めた投資家から集めた資金の総額だと思ってください。
ファンドの純資産総額が小さいと、適切なタイミングで売買できなかったり、コストが
嵩みますので、事前に確認すべきポイントの1つです。
バリュー・パートナーズ・チャイナ・イノベーター・ファンドの純資産総額は設定から
1週間で約60億円となっており、このペースで資金が集まれば、規模の大きさの問題は
特に気にしなくてもよいでしょう。

実質コストは?

私たちが支払うコストには、目論見書に記載の信託報酬以外に、株式売買委託手数料や、
保管費用、印刷費用などが含まれています。そのため、実際に支払うコストは、目論見書
記載の額より高くなるのが通例で、実際にかかる実質コストをもとに投資判断をしなければ
なりません。

バリュー・パートナーズ・チャイナ・イノベーター・ファンドの実質コストは最新の
運用報告書が出ていないため、まだわかりませんが、2%を超えてくるのはほぼ確実でしょう。

バリュー・パートナーズに支払うコストだけでも0.705%もかかりますので、高すぎですね。
購入時手数料もしっかり3%取られますので、慎重に銘柄選定してください。

購入時手数料 3.24%(税込)※上限
信託報酬 1.920%(税込)
信託財産留保額 0
実質コスト まだ不明

※引用:交付目論見書2018年10月版

バリュー・パートナーズ・チャイナ・イノベーター・ファンドの評価分析

まだ運用もほとんどはじまっていないので、当面はバリュー・パートナーズの力量を
見定めると言う意味で、静観するスタンスです。

参考までに、日興アセットが1年前くらいに設定した深セン・イノベーション株式ファンド
の基準価額を見てみると、下図のように見事に右肩下がりの状態です。

運用体制は異なりますが、中国A株を投資対象としている点は同じなので、もし、1年前に
バリュー・パートナーズ・チャイナ・イノベーター・ファンドが設定されていたら、
似たような状況に陥っていたであろうことは間違いありません。