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デルタヘッジ戦略を取り入れた二度売り戦略

デルタヘッジ戦略は原則SQまで初期のポジションを保有しつづけるのがセオリーですが、二度売り戦略を使うこともできます。 ここでは2度売り戦略の方法を解説します。 step1初期ポジション オプション/日経225マイクロ 枚数 現在値 損益 新規 C35,000@10 売5枚 @10 新規 p30,000@10 売5枚 @10 予約 33,000 買10枚 予約 34,000 買10枚 予約 32,000 売10枚 予約 31,300 売10枚 予約 30,900 売10枚 予約 30,600 売10枚 st ...

デルタヘッジ戦略を取り入れた時の損益をシミュレーションする方法

日経225先物の値動きによって、デルタヘッジ戦略がどの程度の効果を発揮するのかをシミュレーションする方法があります。今回は先物がどの程度、下落すると、どの程度の含み損を抱えることになるのかをシミュレーションしてみましょう。 損益シミュレーターを起動して、保有しているオプションのポジション(売りも買いも)と、6つのデルタに対応するマイクロを追加してください。 ※マイクロは予約しかしていないので、数量は0です。 仮に先物が1日で現在値の38,815から37,000まで下落した場合の含み損を調べたいとします。こ ...

オプションのロスカット位置をシミュレーションする方法

損益シミュレーションを使うと、日経平均がだいたいどの程度変動するとプレミアムが100円を超えて来るのかがわかるようになります。 まず、損益シミュレーターの画面を表示し、自分が保有しているポジションを追加します。 今回はコール売りがロスカットされる位置をシミュレーションしてみましょう。 コール売りのプレミアムが100円に到達する先物価格を調べるために、保有建玉のうち、コール売り以外の保有枚数をゼロにします。編集ボタンをクリックし、枚数を変更してください。 この作業が完了したら、「シミュレーション」をクリック ...

残存日数とデルタと日経225先物の関係

この章ではSQまでの残存日数とデルタと日経225先物の関係を見ていきます。 まず、先物価格が38,815の時、デルタ▲0.20に対応する先物価格は39,775です。 では、7日経った後はどうなっているでしょうか。先物がほぼ変動しなかった場合、デルタ▲0.20に対応する先物価格は40,225で、ATMから遠くなります。 さらに7日経った時の状況を見ていきます。先物がほぼ変動しなかった場合、デルタ▲0.20に対応する先物価格は40,925で、ATMからさらに遠くなります。 さらに7日経った時の状況を見ていきま ...

デルタヘッジ戦略の苦手な相場

デルタヘッジ戦略が強い上昇トレンド、下落トレンドに強いことはわかったと思います。一方で、デルタヘッジ戦略にも弱点があります。それが、下図のような、急騰後の横這い相場です。(急落後の横這い相場も同じ) ヘッジ①~⑥は初回エントリー時に入れる6つのヘッジ注文(デルタ▲0.2、▲0.4、+0.2、+0.4、+0.5、+0.6)の位置だと考えてください。 オプションのポジションを取った後、相場が急騰し、1つ目のマイクロの買い注文が約定しました。 その後、さらに大きく上昇するかと思いきや、反転下落し、500円下の損 ...

デルタヘッジによる損失軽減はどれくらい?

さて、この章では、実際にオプションのポジションをとっているときにデルタヘッジ戦略を使うと、どれくらい損失を抑えることができるのか解説していきます。今回は、コール側、プット側それぞれ5枚売りを建てている状態で、実際にシミュレーションしてみましょう。 現在の日経225先物の価格が38,815の時、1週間で約4000円の大暴落が起きたとします。まず、デルタヘッジをしなかった場合の含み損を見ていきます。(損切りの設定を入れていない場合) 合計損益額(期中)を見ると、▲47.0万円となっています。 では、ここでデル ...

オプション売りがロスカットされた時の対応方法

ここでは、オプションの売りがロスカットされたときの対応方法を解説します。 step1日経平均の急騰によりプレミアムが100円を突破 コール売りのプレミアムが100円を超えたタイミングで以下の4つの対応をしてください。 100円を超えたコール売りを返済 コール買いを返済 マイクロを保有している場合、そのポジションをすべて返済 予約していたマイクロのヘッジ注文をすべて取消 なお、逆指値注文の予約を入れていると、返済できませんので、その際は先物OP注文照会ページからまず、逆指値注文の予約を取り消した上で、返済す ...

手動決済の弱点を補う逆指値の指値注文

デルタヘッジ戦略では原則、逆指値の損切り注文は入れず、手動で対応する方法を採用しています。これはなぜかと言えば、日経平均が大きく急騰、急落すると、時にオプションのプレミアムの値が飛んでしまい、逆指値注文を成行で入れていることで大きな損失に繋がる心配があるからです。 逆指値の成行注文を入れている方は、一度はそんな経験があると思います。 ただ、一方で、手動で対応する場合、プレミアムが100円を超えたことに気づくのが遅くなると、それはそれで損失が膨らんでしまいます。 もちろん、マイクロでヘッジを入れるので、何も ...

先物ミニ約定後に調べるデルタの一覧表

ヘッジ注文が約定した場合、約定した枚数に応じて、毎日シミュレーターで調べるデルタの値を変更する必要があります。 なぜ変更する必要があるかと言うと、日経225ミニを1枚持っていると、あなたが保有しているポジション全体のデルタが買いであれば+0.1、売りであれば▲0.1されるからです。 そのため、先物ミニ約定後も、初期と同じデルタに対応する先物価格にヘッジ注文を入れていると、本来いれたい位置とは違う位置にヘッジ注文を入れてしまっていることになります。 そのため、先物ミニが約定後は、以下の表にしたがって、調べる ...

相場状況別SQ前日までの対応方法

デルタヘッジ戦略では、原則として、SQ前日まで6つのデルタに応じた先物価格にヘッジ注文の予約を入れ、毎日、位置を調整します。そして、ヘッジ注文が約定した場合は、残りの約定していないヘッジ注文に限り、毎日デルタの変動に応じて、予約を入れなおします。 また、1つのヘッジ注文が約定した後でも、約定した日経225マイクロが損切りされ、ポジションがなくなれば、再度6つのデルタに応じた日経225先物の価格にヘッジ注文の予約を入れていきます。 慣れてしまえば、簡単な作業ですが、初めはよくわからないという人も多いと思いま ...