コロナショックで一時は大きく下落した米国株ですが、
予想以上の急回復を見せており、わずか数カ月で、直近の
最高値を更新してきました。

その中でも高いパフォーマンスを出しているのが、ティー・
ロウ・プライスのティー・ロウ・プライス米国成長株ファンド
『アメリカン・ロイヤルロード』」です。

募集開始をして1年も経たないうちに、3000億円をこえる規模
にまで成長しており、多くの投資家の期待が伺えます。

果たして、どのようなファンドなのか今日は徹底分析していきます。


ティー・ロウ・プライス米国成長株式ファンド『アメリカン・ロイヤルロード』の基本情報

投資対象は?

アメリカン・ロイヤルロードの投資対象は米国株式の中でも
成長性が高いと判断させる企業に投資をしていきます。

ポートフォリオの構築段階では、銘柄を70~120銘柄に絞り
込みます。

以下のように、持続成長、循環成長、特殊な成長という切り
口で銘柄を選定し、全体として安定な運用を目指します。


※引用:交付目論見書

アメリカン・ロイヤルロードの国別の構成比をみると、米国以外にも
一部他の国の銘柄が含まれているようです。

※引用:マンスリーレポート

アメリカン・ロイヤルロードは現在約90銘柄に投資をして
おり、上位10銘柄を見ると、超大手企業のみで構成されて
います。

※引用:マンスリーレポート

純資産総額は?

続いて、純資産総額はどうなっているか見てみましょう。

純資産総額というのは、あなたを含めた投資家から集めた
資金の総額だと思ってください。

ファンドの純資産総額が小さいと、適切なタイミングで銘柄
を入れ替えることができなかったり、純資産総額が大きく
減少していると、ファンドの組み替えがうまくできず、

予期せぬマイナスを生む可能性がありますので、事前に確認
すべきポイントの1つです。

アメリカン・ロイヤルロードの純資産は募集開始から1年も
経たずして、3000億円を突破しました。

これは販売会社のみずほ銀行とみずほ証券が相当力をいれて
販売しているということです。

それにしてもすさまじい勢いです。


※引用:交付目論見書

実質コストは?

私たちが支払うコストには、目論見書に記載の信託報酬以外に、
株式売買委託手数料や、保管費用、印刷費用などが含まれています。

そのため、実際に支払うコストは、目論見書記載の額より高く
なるのが通例で、実際にかかる実質コストをもとに投資判断を
しなければなりません。

まだ運用報告書が出ていないので、実質コストはわかりませんが、
少なくとも購入時手数料で3.3%、信託報酬が1.463%と近年低コスト
のインデックスファンドがこれだけ出てきている中で、強気な設定
をしています。

購入時手数料 3.3%(税込)※上限
信託報酬 1.463%(税込)
信託財産留保額 0
実質コスト 不明

※引用:最新運用報告書

ティー・ロウ・プライス米国成長株式ファンド『アメリカン・ロイヤルロード』の評価分析

基準価格の推移は?

アメリカン・ロイヤルロードはコロナショックで一時は
8000円を割り込みましたが、そのあと急回復をしており、
コロナショック前の高値をあっさり更新しました。

多くのファンドがコロナショック前の水準まで戻せて
いない中で、このパフォーマンスは素晴らしいですね。


※引用:モーニングスター

アメリカン・ロイヤルロードの期待リターンは?

将来のリターンはわかりませんが、アメリカン・ロイヤル
ロードの運用戦略で過去20年間運用した場合のリターンの
シミュレーション結果が載っています。

たぶん一番ベストな結果が出たときのパフォーマンスを載せ
ているので、そのまま信用してはいけませんが、参考には
なる数字です。

もし、本当に米国株式インデックス(S&P500)に勝るリターンが
実現できるとすれば、これは投資価値があるといえます。

インデックスファンドとのパフォーマンス比較

アメリカン・ロイヤルロードに投資をするのであれば、
より低コストのインデックスファンドとパフォーマンスを
比較しておきたいところです。

アメリカン・ロイヤルロードは米国株で構成されているため、
今回は、私がよくおすすめしているeMAXIS Slim米国株式
(S&P500)
と比較をしてみました。


※引用:モーニングスター

結果はアメリカン・ロイヤルロードの圧勝です。

eMAXIS Slim S&P500も決して悪くないファンドですが、
アメリカン・ロイヤルロードは大きくそれを上回って
きました。

ここまで差がつくと、高いコストを支払ってでも
アメリカン・ロイヤルロードに投資をする価値が
あると言えます。

アクティブファンドとのパフォーマンス比較

アメリカン・ロイヤルロードに投資をするのであれば、
類似のアクティブファンドとパフォーマンスを比較して
からでも遅くはありません。

今回はS&P500の中から優れた銘柄を絞り込んで運用している
アライアンス・バーンスタインの米国成長株投信Bコース
パフォーマンスを比較しました。


※引用:モーニングスター

残念ながら、米国成長株投信と比較すると、アメリカン・
ロイヤルロードでも勝てないようです。

この結果を踏まえると、アメリカン・ロイヤルロードより
米国成長株投信に投資をしたほうがよいと言えます。

ただ、決してアメリカン・ロイヤルロードもパフォーマンスが
悪いわけではないので、十分検討する価値があると言えます。

評判はどう?

続いて、アメリカン・ロイヤルロードの評判を見てみましょう。

ネットでの書き込みなどで調べる方法もありますが、評判を
知るうえで一番役に立つのが、月次の資金流出入額です。

資金が流入しているということは多くの投資家がファンドを
購入しているということなので、評判がいいということに
なります。

アメリカン・ロイヤルロードは初月に1500億円近い金額が
流入しており、それ以降も安定的に資金流入が続いています。

このパフォーマンスであれば、当分人気は継続するでしょう。


※引用:モーニングスター

積立NISAとiDeCoの対応状況は?

アメリカン・ロイヤルロードの積立NISAとiDeCoの対応状況
を確認しておきましょう。

残念ながらどちらも対応していません。

積立NISA iDeCo
× ×

※2020年8時点

ティー・ロウ・プライス米国成長株式ファンド『アメリカン・ロイヤルロード』

米国株に投資ができるファンドの中でも、アメリカン・
ロイヤルロードは高い運用実績を残しています。

インデックスファンドをアウトパフォームしているので、
高いコストを支払ってでも投資をする価値があると言えます。

ただ、米国株ファンドは本当に優秀なファンドが多く、
必ず比較してから投資をするようにしてください。

アメリカン・ロイヤルロードでも十分高いリターンは期待
できますが、投資をするのであれば、優秀なファンドに
越したことはありません。

米国成長株投信だけでなく、米国株式シグナルチェンジ戦略ファンド
USA360など、シンプルな米国株ファンドではありませんが、比較検討
する材料としては面白いと思います。

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