まず、日経225オプションの勉強を始める上で、必ず覚えておいてほしいことがあります。
それは、オプションは勉強の始め方を間違えると100%途中で挫折するということです。
私の周りには「オプショントレードで利益を出せるようになりたい!」と思いながらも、勉強の始め方を間違えたことで、トレードを始める前に脱落してしまった人が何人もいました。
オプションの勉強を始める上で大事なのは、正しく理解することよりもまずイメージを掴むことです。
イメージが掴めれば、少しずつ細かい部分もわかってくるようになります。
くれぐれも勉強の始め方を間違えないようにしてくださいね。
日経225オプションとは?
日経225オプションとは、約1か月の間に暴落もしくは暴騰が来なければ利益を得られる投資です。
オプションは世界3大利殖の1つとも言われ、世界的に有名なウォーレン・バフェット氏もオプション取引をしています。
株や投資信託と比べると、投資人口は1000分の1以下なので、知名度は高くありませんが、毎月コツコツ利益を得ることもできますし、下落相場でも利益が得ることもできるので、知る人ぞ知る投資商品となっています。
SBIや楽天を含め、主要なネット証券であれば、簡単に口座を開設して、取引を始めることができ、金額も数万円から始められます。
オプションで利益を得る方法は?
ここからは具体的な事例をもとにどんなトレードをすれば利益が出るのかを説明します。
仮に現在の日経平均株価が37,000円で、あなたはここから1か月の間に33,000までは暴落しないだろうと予想をしたとします。
その場合、あなたは予想価格33,000円のオプションを購入します。※実際にトレードする時は32,000や32,500といったように好きな値を選べます。
では、1か月後、日経平均がどのようになっていたら、利益が出るのか見ていきましょう。
1か月間、日経平均の上昇が続いた場合
日経平均が予想価格33,000円を下回っていないので、あなたは利益を得られます。
1か月間、日経平均が横這いだった場合
この場合も、日経平均が予想価格33,000円を下回っていないので、あなたは利益を得られます。
1か月間、日経平均の下落が続いた場合①
下落した場合でも、日経平均が予想価格33,000円を下回らなければ、あなたは利益を得られます。
1か月間、日経平均の下落が続いた場合②
日経平均が大暴落して、1か月後に予想価格33,000円を下回っていると、あなたは損失が出ます。
このように1か月後に予想価格まで日経平均が下落しなければ利益を得られるのが日経225オプションです。(ちなみに予想が当たりさえすればもらえる利益は一緒です。)
今回は予想価格が現在値よりも下の事例を出しましたが、現在値よりも上を予想することも可能です。(40,000や42,000など)
株と日経225オプションの比較
ここまで読んだ人の中にはすでに気づいた人もいるかもしれませんが、株と日経225オプションでは、利益が出る範囲に大きな違いがあります。
仮に37,000円で株を買った場合、1か月後に37,000円より値上がりすれば利益が得られますが、37,000円より下回っていれば損失が出ます。
一方、オプションの場合、日経平均の現在値が37,000円のとき、予想価格33,000円のオプションを買ったとすると、1か月後に日経平均が33,000円を下回っていなければ利益を得られます。
このようにオプションはうまくトレードすれば、株よりもはるかに高い勝率で取引できることがわかってもらえたでしょうか。
株で成功した投資家が多くの書籍を出していることもあり、「資産を増やすのであれば、株が一番」と思っている人も少なくないと思いますが、株と日経225オプションを比べると、オプショントレードは多くの優位性があります。
続いては、なぜ、私が株ではなくオプションをオススメするのか解説します。
私がオプションをおすすめする理由
①勝率が高い
1つ目の理由が勝率が高いことです。これはさきほどお話しした部分になりますが、うまくトレードできるようになれば、勝率を8~9割近くまで上げることができます。
株式投資ではまず実現不可能な勝率ですよね。
なぜそのような高い勝率を実現できるのかというと、日経平均の値動きに対して、日経225オプションでは利益を得られる範囲が広いからです。
さきほど解説した内容と重なりますが、株は買った時点から上がらなければ利益は得られません。
一方、日経225オプションの場合、買った時点から上がっても、横這いでも、下がっても、大きく下がらなければ利益が得られます。
このように根本的な仕組みの違いから、オプションでは勝率の高いトレードができるというわけですね。
②毎月、配当金のような形で利益を受け取ることができる。
日経225オプションは、仕組み上、ひと月に1回、保有しているポジションの精算が行われます。
(精算の時点で利益が出ていれば、利益を受け取り、損失が出ていれば、口座から損失分が差し引かれます。)
ここで、①の話を思い出したほしいのですが、仮に勝率を9割近くまで高めるトレードをすれば、、、
1年に12回ある精算タイミングのうち、10~11回は分配金を受け取れるということです。
(私の実績ベースですが、調子が良いと12回も可能です。)
つまり、高配当株投資の配当金や不動産投資の家賃収入とほぼ同じ仕組みを日経225オプションなら作ることができるというわけですね。
③どんな相場でも利益が狙える。
株式投資は、信用取引を使わない限りは、上昇相場でしか勝てません。
しかし、日経225オプションであれば、上昇相場、下落相場、横ばい相場であっても、勝つ方法があります。
ですので、相場全体が下落していて、自分が投資している株や投資信託の評価額が値下がりしている局面でも、日経225オプションだけは利益を得ることもできるのです。
自分の保有資産が毎月目減りしていく中で、コツコツ利益をあげてくれる投資というのは、思った以上に心に安定をもたらしてくれます。
株式投資 | オプション | |
上昇トレンド | ○ | ○ |
横ばい | × | ○ |
下落トレンド | △ | ○ |
④日々の作業が圧倒的に少ない
下の表が株式投資と日経225オプションに取り組む際にやらなければいけないことを比較した表です。
株式投資 | オプション | |
銘柄選定 | 3000銘柄超の中から独自の基準で選定 | 選定の必要なし |
ファンダメンタルズ分析 | 銘柄ごとに必要 | 必要なし |
テクニカル分析 | ○ | 必要なし |
情報収集(日経平均関連) | ○ | ○ |
情報収集(投資銘柄関連) | 銘柄ごとに決算資料やIR情報の収集が必要 | 必要なし |
株式投資の場合、真剣に取り組むとなると、3000以上ある銘柄の中から候補銘柄を絞り込み、テクニカル分析やファンダメンタルズ分析をして、さらに銘柄を絞り込んでいきます。
そのため、真剣に株式投資をするのであれば、1日何時間も情報収集に割かなければいけなくなります。
一方で日経225オプションであれば、テクニカル分析やファンダメンタルズ分析は必要なく、日経平均に関する情報だけ収集すればよいので、トレードにかける時間が圧倒的に少なくて済みます。(副業・兼業に向いている理由ですね。)
私も1日に2~3回損益を確認することはありますが、やることと言えばそれくらいで、安定した利益を得ることができています。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今日は、日経225オプションについてできるだけシンプルに解説してみました。
- 新NISA以外に新しい投資を始めたい
- 相場の影響を受けない投資を学びたい
- 毎月コツコツ安定した投資収入がほしい
こんな人は日経225オプションを始めてみると良いと思います。
追伸
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