13章:日経225オプションの多様な戦略

実は日経225オプショントレードの教科書で紹介している投資戦略は無数にある戦略のうちの1つでしかありません。

株とは違って、相場の状況に合わせて、様々な戦略を取れるのがオプションの面白いところでもあります。

この章ではそのうちのいくつかの戦略を紹介していきます。

日経平均が大きく上昇しそうな時に仕掛ける戦略

これは日経225オプションの損益図を表しています。横軸が日経平均株価、縦軸が決着日(SQ)での損益額です。

そして、見てほしいのは青線です。青線はSQにおける損益を表しています。

このポジションを取ると、決着日(SQ)までに現在値33,100から下落した場合、どこまで下落しても一定の利益が出ます。

一方、決着日(SQ)までに現在値から1000~1500円上昇すると、損失が出ます。

そして、決着日(SQ)までに1500円以上、上昇すると、上昇した分だけ利益が出ます。

このように「SQまでに日経平均が大きく上昇しそうだけど、勢いが強すぎるから反転するかも。。。反転したときに損したくないな」といったようなシナリオを頭で描いたときに使う戦略となっています。

それ以外にもこんな投資戦略もあります。

この戦略では、一定のところまで日経平均が上昇すると、それ以上は利益が伸びなくなるのに対して、どこまで日経平均が下落しても、損失額は限定されているのが特徴ですね。

「SQまでに日経平均が大きく上昇していきそう。でも、万が一、反転して下落した時に備えて、損失は抑えたい。」といったシナリオを頭で描いたときに使える戦略になります。

日経平均が大きく下落しそうな時に仕掛ける戦略

続いて、大きく下落しそうなときに仕掛ける戦略を見ていきましょう。さきほどと同じように青線を見てください。

上昇しそうなときの戦略と真逆の戦略を取ることができます。

続いて、ここからはオプションならではの投資戦略になります。

日経平均が大きく変動しそうな時に掛ける戦略

横軸が日経平均株価、縦軸が決着日(SQ)での損益額になります。青線を見てください。

ご覧のように、もしこのままSQまで相場が大きく動かなければマイナスになります。一方で、SQまでに上下どちらでもいいので、1000円以上動けば、大きなプラスが期待できます。

普段はなかなか使わない戦略ですが、コロナショックのときのように毎日上下に恐ろしいほど相場が動くようなときに使える戦略になります。

日経平均が膠着しそうな時に仕掛ける戦略

次は、相場が膠着していて、あまり動かなさそうなときに使える戦略です。

SQまでに、現在値33100から上下に1000円以内の値動きであれば利益が出るという投資戦略になります。

このように相場状況に合わせて、適切な投資戦略を組むことで、株式投資では不可能な戦略を取れるというのがオプションの醍醐味の1つとなっています。

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