良い投資情報を聞いたと思ったときほど、ほかの人の意見を聞かずに、
すぐ契約したくなるものです。

良いと思っていればいるほど、周りが見えなくなっていることも多く、
あとから考えればなぜ投資したんだと思えるような案件でも、なぜか
そのときはとても魅力的に感じてしまうことがあります。

その熱くなっている頭を冷やし、冷静に判断できる状態に戻すという
意味で、私が必ず行っていることがあります。

それは、第三者の意見を聞くということです。

ここでいう第三者とは、投資についてある程度の経験があり、ちゃんと
判断できる人のことを指します。

私はベンチャーキャピタルで働いている友人とよく情報交換をするの
ですが、ベンチャー投資のプロである彼らも第三者へのヒアリングは
必ず行うようにしているとのことでした。

結局、本人から聞いている話というのは、どこまでが真実なのか本人の
話だけから判断するのは不可能に近いのです。

ですので、今の取引先や以前の取引先、交渉はしていたけれども取引に
繋がらなかった先の企業にヒアリングをすることで、多面的に投資先を
見ることができるのです。

これは、非常に重要なことで、投資資金を募集している人たちという
のは、大抵の場合、過去にも資金を集めていることが多いです。

ですので、その投資案件がどうなっているのか、仮にうまくいかなか
った投資案件があったとして、そのときに対応がどうだったのかなど
情報を集めることができれば、投資判断するうえで非常に役立ちます。

とは言っても、ここまで知り合いがいる人もそうは多くありませんので、
やはり身近な有識者に意見を聞くのが一番よいでしょう。

よくやりがちなミスですが、自分の周りに投資経験がある人がいない
ため、家族に聞いたり友人に聞いたりするのはNGです。

私の経験上、アドバイスを求められた側はまず間違いなく「そんな
投資はやめておいたほうがいい」と言います。

それは非常にシンプルな理由ですが、まず第一に家族や友人は投資に
ついて詳しくないので、あなたが投資しようとしている案件について
正しい判断できません。

そして、もしここで「良さそうだね。やってみればいいんじゃない?」
とでも無責任にも言ってしまい、あなたが投資をしたとします。

もしそれでうまくいかなかったときに、投資は自己責任とはいえ、
投資を勧めてしまった友人としては罪悪感を感じることになるでしょう。

そうなのであれば、投資をさせないでおけば、損失を出すことはなく
なりますから、罪悪感を感じることもありません。このような理由から、
家族や友人に相談しても意味がないのです。

ですから、意見を聞く相手というのは非常に重要です。

色々な投資を経験しており、ちゃんと判断してくれる人、良いものは
良いと言ってくれるような人から意見を聞くとよいと思います。もし
誰もいないということであれば、投資経験のない身近な人に聞くよりは、
インターネットで情報収集するほうがよいでしょう。

これは、実際に取り入れてもらわないとわからないことですが、今までに
出会ったことのない素晴らしい投資案件だ!と思ったときに、第三者から
の客観的な意見を聞き、改めて冷静に判断してみると、大した案件では
なかったことが多いものです。

ですので、ハイリスク・ハイリターン投資の案件ほど、投資をする前に
第三者の意見を必ず聞くようにしてください。どのような答えが返って
きても、聞かないよりは良いことしかありません。