投資基礎力UP

あなたは知ってる?投信運用で最も高い成果を出している人の共通点とは?

あなたはフィデリティ投信がとあるセミナーで
配った顧客のパフォーマンス調査データを
ご存じでしょうか?

私も、もう何年も前にこの資料を見たのですが、
とてもシンプルでありながら、とてもインパクトが
あったので、今でも心に刻み込まれています。

その資料というのが、こちらです。

なんと、2003年~2013年において、
一番運用パフォーマンスがよかったのは、

1位 亡くなっている人

2位 運用しているのを忘れている人

なのです。

すべてはこのデータが物語っていますが、投資信託の
ような中長期で大きなリターンを狙っていく商品と
いうのは、

一度、「これだ!」と決めたら、ジタバタせずに、
保有を続けた人が最終的にパフォーマンスが一番
よくなります。

へたに毎日、毎月、基準価額の値動きを見ると、
基準価額の値動きに一喜一憂することになり、

余計なことを考えすぎて、結局、中途半端なタイミングで
売却してしまい、後から後悔するのがオチです。

ですので、すぐに現金化が必要な場合を除き、投信運用
においては、保有を継続するのが正解です。

※もちろん適切なファンドを選択している場合はですが。

というわけで、このブログを読んで、適切なファンドを
購入したら(もしくは積立の設定をしたら)、

あれこれもう考えずに、いったん投資信託の運用については
深く考えるのは終わりです。

ほったらかしにしておきましょう。

お疲れさまでした。

ここからは、

「せっかく資産を増やすことに興味を持ったのに、これで終わりじゃ物足りない!」

「投資信託以外にできることはないの?」

「もっとお金を増やしたい!」

「今のうちにやっておけることはないの?」

といった、資産を増やすことに対して、
どん欲な方以外は読まないでください。

あなたは投資信託の運用を始めたことで、長期で
手堅い資産を築くための土台の準備はできました。

ですので、次のステップとして、あなたが
取り組むべきは収入ポートフォリオの拡充です。

この収入ポートフォリオの拡充を早い段階から
取り組めるかどうかで、成果が数倍変わります
ので、ぜひモノにしてください。

収入ポートフォリオって何?

まずそもそも収入ポートフォリオって何?と思ったかもしれません。

あまり使われない言葉ですが、簡単に言えば、収入の構成だと
お考え下さい。

わかりやすいように一般的な人の収入ポートフォリオを見てみましょう。

定年までの収入ポートフォリオ

まず、定年までの収入ポートフォリオを見ていきます。

左図が収入、真ん中が費用、右側が余剰資金を表して
います。

定年までの期間は、多くの人の収入ポートフォリオは「給与収入」
一本になっています。(左図)

円の大きさは収入の額を表していると思って下さい。

そして、その給与収入から生活費を差し引いた残りが貯蓄となり、
あなたの資産として貯まっていきます。(真ん中図、右図)

多くの人は、定年までにいかに多くの資産を貯めるかに注力します。

定年後の収入ポートフォリオ

続いて、お金の流れが大きく変わる定年後の収入ポートフォリオを
見てみましょう。

ここでも左図が収入、真ん中が費用、右側が余剰資金を表して
います。

今まで収入ポートフォリオは給与収入がメインでしたが、
頼みの綱の給与収入はなくなり、主軸は年金収入になります。(左図)

ただし、日々の生活費をすべて賄えるほど年金収入はないので、
今までに貯めてきた資産(右図)を取り崩しながら、生活費の
一部に充てて暮らすことになります。

このように、典型的な家庭の収入ポートフォリオは定年までは
給与収入がメインで、定年後は年金収入と資産の取り崩しが
メインとなります。

さて、現在も多くの人は何も疑問に感じないまま、このような
収入ポートフォリオを組んでいますが、実は大きな落とし穴を
見過してしまっています。

まず、定年までは給与収入で暮らし、余ったお金を貯蓄しておいて、
老後は年金で生活し、不足したときだけ今までに貯めた貯蓄をおろして、
余生を楽しむという考え方は、

年金の受給額が日々の生活では困らないくらいにもらえていた
昔の時代の話です

もはや金利は0.1%以下で10年預けていても増える実感もなく、
40年間働き続けて年金保険料を納めてきたとしても、

老後に最低限の生活を送るために必要な生活費さえ、
受け取れるかどうかもわからない時代にあてはめてはいけません。

具体的に何が問題かと言うと、毎月取り崩しが発生し、
資産が減り続けると言うこと。これに尽きます。

年金がもらえる金額が少ないのであれば仕方ないじゃないかと
思うかもしれません。

しかし、あなたは一時的に働けなくなって毎月貯金を取り崩す
生活を送ったことはあるでしょうか。

自分で会社を経営していたり、個人で事業をしていたりで、
売り上げがなかなか上がらず、貯金を切り崩すしかなく、
胃がキリキリしたことはないでしょうか?

突然、解雇され、今後、生活していけるだろうかと不安に
なったことはないでしょうか?

毎月お給料をもらうことになれている私達にとって、毎月
お金が減っていくというのは、精神的に相当辛いです。

また老後には、病気や怪我、介護などで、予期せぬ出費が
ありますので、毎月一定額減っていくだけでなく、大きく
資産が減ってしまうこともあります。

投資アドバイザーとして活動しているからこそわかるのですが、
定年後に1000万貯蓄がある人も3000万円ある人も、5000万円
ある人もそれ以上ある人も、計算上、老後の生活費がそこまで
不足しないにも関わらず、皆さん資産運用を始めます。

しかもかなりの比率で毎月分配型の投資信託を購入しています。

まだ今は想像できない人もいるかもしれませんが、月々目に
見える形で資産が減っていくというのは、相当耐えがたいこと
だと思ってください。

何より、これから年金を受給し始める世代は間違いなく年金の
受給額が減っていきます。

一方で、生活するコストは下がりません。

むしろ、家を持たない賃貸派が増え、消費税も増え、様々な
娯楽が増えたことで、生活コストは上がっていきます。

だからこそ、今の時代にあった理想の収入ポートフォリオを
構築していくことが必要なのです。

理想の収入ポートフォリオとは?

では、理想の収入ポートフォリオとはどのようなものなのか。
具体的に解説していきます。

定年までの収入ポートフォリオ

まず、定年までの収入ポートフォリオを見ていきます。

ここでも左図が収入、真ん中が費用、右側が余剰資金を表して
います。

第1フェーズ

第2フェーズ

第3フェーズ

注目すべきは、一番左の収入のポートフォリオです。

さきほどの例では、給与収入しかありませんでしたが、
理想のポートフォリオでは、年を追うごとに収入源が
増えていきます。

最終的には、給与収入含めて4つくらいに収入を分散できると理想です。

ここでは、不動産収入、トレード収入、副業収入と書きましたが、
他の収入源でも構いません。

そして、複数の収入の合計から生活費を差し引いた分が貯蓄になり、
毎月資産を増やしていくという点は同じです。

この時点までで、「収入を4つも作らないといけないなんて無理だ」
「収入の総額が同じなら給与収入だけでもいいじゃないか」といった
声が聞こえてきます。

ご安心いただきたいのは、一度に4つに増やすわけではなく、
数年単位で1つ1つ増やして最終的に4つくらいになればいい
ということです。

実際にこのようなポートフォリオを作れている人を何人も知って
いますので、やる気があれば、決してできないことではありません。

さて、このような収入ポートフォリオを作れていると、定年後の
生活はさきほどと比べると天と地ほど変わってきます。

定年後の収入ポートフォリオ

それでは定年後の収入ポートフォリオを見ていきましょう。

前回の例では、生活費の半分は年金、半分は資産の取り崩しでした。

しかし、理想の収入ポートフォリオでは、定年前から経験を積んできた
不動産収入、トレード収入、副業収入が継続して収入として入ってきます。

なぜなら、これらの収入は給与収入とは全く別の収入なので、本業の
仕事をやめても継続して入ってくるからです。

年金は前回の例の人と同じ程度ですが、理想の収入ポートフォリオに
なっていると、定年後も資産の取り崩しをほとんどすることなく生活を
送ることができることになります。

この違いがわかるでしょうか?

理想の収入ポートフォリオを意識して構築してきた人は、給与収入を
複数の収入源の1つとしか考えていません。

なので、定年後、給与収入がなくなっても、収入の減少幅は、給与収入1本に
頼っていた時と比べて格段に減ります。

つまり、今の時代に則した収入のポートフォリオは給与収入のみ=600万円
よりも、給与収入=300万円、不動産収入:100万円、トレード収入:100万円、
副業収入100万円ということです。

今の時代、本当にいつ本業の収入がゼロになるかわかりません。

コロナ禍でいきなり解雇された人たちが何万人もいます。

超優良企業だと思われていたANAやJALでさえ、経営の危機に瀕しています。

もうひと昔前と時代は変わったのです。長く1つの会社に勤めあげ、
老後は年金でゆったりと暮らせる時代ではありません。

国に頼らず自分の道は自分で切り開くくらいの気持ちを持っていないと、
本当に老後に悲惨な目にあいます。

多くの人が「資産」のポートフォリオは、分散投資という基本を
理解していますが、収入のポートフォリオになると、かなり偏った
ポートフォリオ(給与収入のみ)でも全く気にしません。

これは、「社会に出たら、仕事は本業1本で働くのだ。」という
前時代的な考え方が未だに、広く根強く生き残っているからです。

ただ、時代は変わりつつあります。

多くの企業が副業を容認し始めており、副業するのが当たり前
という時代が数年後には来ると思います。

つまり、収入のポートフォリオも分散する時代が来るということです。

収入のポートフォリオに追加すべき収入源の候補

この話を聞くと、「じゃあ、副収入作りに取りかかろう」と
いう人が出てくるのですが、

押さえるべきポイントを押さえていない副収入は意味が
ありませんので、収入のポートフォリオに加えるべき
収入の選定ポイント3つを紹介します。

この3点を意識するのが良いと思います。

3つのポイント

① 一生続けられる(定年がない)
※年齢を理由に断られることが想定される仕事はダメ。

② 経験を積むごとに収益が伸びる可能性が高い
※何年やっても収入の伸びが期待できそうにない仕事は選ばない。

③手ばなれがいい。
※本業があると、そこまで時間を避けないことも多いので。

では、具体的にどんな手段が考えられるのか簡単に紹介します。

①ネットビジネス

え?と思われた方もいるかもしれませんが、ネットワーク
ビジネスではありません。

ネットビジネスというのはインターネットを活用したビジネス
のことです。

例えば、「バイヤービジネス」など、海外のネットショップで
売っている商品を購入し、日本のamazonや楽天市場などで
販売するビジネスですね。

安く仕入れて高く売るというシンプルなビジネスですが、
日本と海外でモノの価値には必ず価格差が生まれますので、
長く続けられるビジネスだと思います。

また、私のように自分の得意分野でブログを書くのもいいと
思います。長く続ければ続けるほど、広告収入が期待できるので、
おすすめです。

②不動産オーナー

不動産投資は、賃料という安定収入を得られます。

物件をずっと保有を続けるかは別として、オーナーとしての
経験は積みあがっていくので、経験年数を重ねるほど、
安定した収益が期待できます。

③トレーダー

トレードで実際に利益を出せている人は多くはない
ですが、もしトレードで稼げるようになれば、多くの
時間を割くことなく、毎月利益を得られるようになります。

トレードというと株やFXが一般的ではありますが、
これらは相場を読めるようにならなければ勝てないので
そう簡単ではありません。

その点、日経225オプションであればオプション初心者
であっても、初月から利益を出すことが可能です。

今だけですが、もし稼げなかったらスクール代金の
全額返金保証をつけていますので、情報だけでも
取ってみて下さい。

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ここで注意点ですが、以下のようなものは新たな候補先
としては、選ばないでください

①FXの自動売買システム。

自分で自動売買のロジックを作って運用するのであればよいですが、
長い間ずっとうまく運用ができる自動売買システムは存在しません。

どこかでロスカットに遭い、大損するのが関の山です。

なので、長い間続けても、自分にスキルらしいスキルは身につかない
ですし、結局他人のスキル(売買システムを作っている人)頼みなので、
おすすめしません。

②ソーシャルレンディング

これもF Xの自動売買システムと同じ理由です。

ソーシャルレンディングの事業者側なら面白いかもしれませんが、
投資家側は物件を選んで投資をするだけなので、スキルらしい
スキルは身につきません。(不動産の知識はつくと思いますが)

すでに発生していますが、資金繰りが悪化して、返金されない
事態が今後まず間違いなく出てきますので(今も既に問題になっていますが)、

FXの自動売買システムほどリスクは高くないので、趣味程度に
投資をするのは良いですが、新たな収入源と呼べるほどの金額を
稼ぐために大金を投資する先ではないです。

まとめ

このブログではよく話をしていますが、あなたが目指すべき
最終ゴールは「資産を2000万円作る。」や「資産を1億円つくる。」
といった資産額にすることはおすすめしません。

このような最終ゴールにおいてしまうと、さきほどの例のように、
給与収入がなくなったあとは、資産をひたすら取り崩して生活する
という精神的に辛い生活を余儀なくされます。

金額がいくら大きくても毎月何か手元に入ってくるものがなければ、
この症状は同じです。

ですので、目指すべき最終ゴールは月単位、年単位の収入
(キャッシュフロー)にしましょう。

年金と合わせて、毎月30万円の収入がはいってくる状態を作れていれば、
老後は自分の資産を取り崩すこともほとんどなく、安泰でしょう。

とはいえ、いきなり月30万円安定して入ってくる仕組みを作るのは
大変ですので、まずは月3万円(年間36万円)を本業以外の収入
から生み出すことを考えるのが良いと思います。

あなたはすでに老後に大きな資金を確保するための投資信託の
運用は始めているはずです。

そして、投資信託の運用はさきほど言ったとおり、ある程度、
放っておいたほうが逆にパフォーマンスは良くなります。

ですので、将来の土台作りを着実に進めながら、毎月、毎年
収入を生み出す副収入づくりに取り組んでみてください。

不動産オーナーやトレードなど、単純に投資をして利益を得るより、
成果が出るのに時間がかかりますが、

時間がかかる分、一度収入が入ってくる状態を作ることができれば、
一生涯とても強力な武器になります。

時間をかけてでも取り組む価値はありますので、ぜひ自分の収入の
ポートフォリオを意識して、収入も分散していく意識を持ってみて
ください。

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ネコみたいに気楽に生きたい投資マニア いのねこ

【理論より実践】で役立つ投資情報を配信中。投資歴20年超。元大手証券マン。投資経験は100案件超。 【保有資格】1級ファイナンシャルプランニング/プライマリープライベートバンカー/MBA/証券外務員一種/宅地建物取引士/AFP/相続診断士/競売不動産取扱主任者/

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