仕事柄、多くの人の投資の相談にのってきたこともあり、
話を聞いているだけで、「この人は今後も投資で成果を
出せそうだ」とか「この人はたぶん大損するだろう」と
いったことがその人の発する言葉からわかるようになり
ました。

そして、改めて彼らの行動パターンを分析すると、投資
で失敗する人にはある共通点があることが見えてきました。

そこで、今日は、投資で大失敗をする人の10の共通点
をお話ししたいと思います。

ぜひ自分も同じような考え方に陥っていないか注意して
読んでください。

①自分だけは特別だと考える

投資家のほとんどが「自分は他の人とは違う。」「自分は
投資で利益を出せる。」「自分は株価の方向を予測できる」
「自分には特別な投資案件が入ってくる」と思っています。

しかし、長年投資をして成功も失敗も経験すると、いかに
今言ったことが馬鹿げていたかに気づかされます。

残念ながら、あなたも他の投資家と何も変わりません。

あなただけが株価を予測できるということはありえません。

あなたの元にだけ特別な投資案件の情報が舞い込んでくる
こともありません。

「自分は他の大多数と同じである」ということに早く気づ
かなければ、ほぼギャンブルのような投資になってしまい
ます。

自分だけ特別だと考える人は、投資の専門家からみれば
何の根拠もないタイミングで、根拠のない自信をもとに、
株や投資信託を購入します。

株や投資信託であれば、まだ損失が限定的なので良いです
が、友人・知人からあなたにだけ特別な投資の情報を教え
てあげると言われて、

投資をするような場合は最悪、投資元本すべてを失うこと
になります。

いつも「自分が特別ではない」と考える癖をつけておくと、
勢い余って投資することを防げますので、ぜひ覚えておい
てください。

②負けたときに一度で全部を取り戻そうとする

投資で大きな資金を失い、強制的に退場してしまう人の
典型例がこのパターンです。

損失を出したときというのは、誰しもが負の感情に囚われ、
いつもよりもイライラしたり、気落ちしたりするものです。

何とかこの負の感情から逃れたいと思い、負け分を取り戻
そうとするのですが、たいていの場合はまだ下落相場です。

「もう大きく下落したのだから、そろそろ上昇するに違い
ない」と思い、負け分を取り戻すべく、大きな資金でエン
トリーするのですが、

エントリーした位置が下落相場の底である可能性は極めて
低く、たいていの場合はさらに相場は下落し、損失が膨ら
んでしまいます。

ですので、負けたときほど冷静に相場を見つめ直さなけば
いけません。

私の場合、損失を出した時は1カ月は休むと決めて、相場
をあまり見ないようにします。

また損失額をできるだけ抑えられるように投資をすること
で、仮に損が出たとしても、「絶対に取り戻してやる」と
感情的になって投資をしてしまうリスクをコントロール
しています。

まだ経験したことがない人にはイメージが湧かないかも
しれませんが、いずれあなたも経験することになります
ので、覚えておいて損はないでしょう。

③人の意見を鵜呑みにする

何事も学ぶ上では素直さというのは非常に重要な要素です。

しかし、投資という分野においては、素直さが仇になり
ます。

私も投資の世界に足を踏み入れるまでは全く予想をして
いませんでしたが、投資の世界では平気で嘘をつく人が
とにかくたくさんいます。

私も投資を始めたばかりのころは、人の話を鵜呑みにして
投資をした結果、かなり手酷い損失を被りました。

もちろん、全うに投資を教えている人もたくさんいますが、
平気で嘘をつくような人に出会う確率も高いのが投資の
世界です。

そのため、まずはその人が言っていることが本当なのか
疑ってみてください。

「この人はすごい人に違いない」と思い意見を聞いている
と冷静な判断をするのはかなり難しいです。

ただ、「この人の言っていることは本当なのか?」と思っ
て意見を聞くと、前者と比較してかなり冷静に判断ができ
ますので、ぜひ取り入れていただきたいと思います。

④自分だけで判断する

日本では、投資教育があまり積極的に行われてこなかった
こともあり、①投資の話を気軽にしづらい②投資の相談が
できるほど詳しい人が周りにいない。という方がたくさん
います。

その結果、投資の相談をするとなると、友人か家族くらい
しかいません。

いるだけましだと思うかもしれませんが、残念ながら、
投資経験のない友人・家族からの意見ほどアテにならない
ことはありません。

車に乗れるようになりたいと思っているのに、車に乗った
ことがない人にアドバイスを求めて、役に立たないのと
同じです。

そうすると、最終的には自分で判断するしかなくなるわけ
ですが、投資経験が浅いうちはどうしても検討すべき事項
が漏れている場合が多いです。

そして、そのまま投資をすると大抵は痛い目を見ることに
なります。

ですので、投資をする前に誰か投資に詳しい人間に少しでも
話を聞いてもらって意見をもらうことをしておいて損はあり
ません。

投資マニアの投資研究所でも無料で相談を受け付けています
ので、うまく活用していただければと思います。

⑤投資で稼ぐことを最優先にしている

投資で稼ぐことを最優先にしていることがなぜ悪いのか?
と思う人もいるかもしれません。

投資を始める人の多くは資産運用をして自分の資産を
増やしたいと思っています。

そう考えると、投資で稼ぐことを最優先にすることは
悪くないように思えます。

しかし、どれくらい儲かりそうなのかということばかり
に目がいっていると、その投資案件の大きな落とし穴に
気が付きません。

こういう人はレバレッジをかけてCFDやFXで投資をして
大失敗する人が多いです。

結果、一度のミスで大半の資金を失い、強制退場になる
こともよくあります。

もちろん投資は資産を増やすためにやっているので、どの
程度儲かるかを考えることは重要ですが、何よりまずは
をしないように、冷静に慎重に投資をしていくことが投資
で成果をあげるためには必要な考え方です。

⑥少額から始めない

投資を始める人の中にはある程度の資産を持っている
状態からスタートする人もいます。

そんな人に多いのが、投資の経験もほとんどないにも
かかわらず、大きな資金で運用を始めてしまうことです。

当然、大きな資金で運用をすれば、大きなリターンも
期待できるわけですが、その分大きな損失を被る可能性
もあります。

投資はスポーツや語学と同じで、経験を積めば積むほど、
成果を出しやすくなります。

しかし、逆に言えば、いきなり素人が勝てる世界でもあり
ません。(たまたま勝てる人もいますが、それは実力では
なくビギナーズラックでしかありません。)

ですので、ある程度経験を積むまでは少額で投資をして
徐々に投資金額を増やすのが一番おすすめです。

⑦勉強をおろそかにする

投資の世界は投資資金があれば、誰でも参加できる公平
なマーケットです。

しかし、冷静に考えると、何十年も相場を見てきたプロ
の投資家たちと初めから同じ土俵に立つことになる過酷
なマーケットとも言えます。

サッカーを始めたばかりのあなたが、プロサッカー選手に
交じってサッカーをしたり、プロレスを始めたばかりの
あなたがプロのプロレスラーと戦うことを考えれば、

いきなりマーケットに飛び込むことがいかに無謀なことか
はイメージできると思います。

ですので、少しでも対等な立場で戦うには、情報収集や
勉強が不可欠であり、それができないようであれば、
いつまで経ってもプロとの実力の差は埋まりません。

むしろ投資はせずに貯蓄に専念したほうが賢明な判断で
しょう。

⑧自分のリスク許容度がわかっていない

リスク許容度というのは、受け入れられる損失額だと
思ってもらうとわかりやすいです。

投資をしている人のほとんどが、この自分のリスク許容度
がよくわからないまま投資をしています。

自分のリスク許容度を知らずに投資をしていると、利益
が出ているうちは、「しめしめ」と気分よく投資ができ
ますが、

相場が下落をし始めて、含み損の額が増えてくると、急に
あたふた慌て始めます。

たいていの人は、自分が含み損を抱えたときの精神的な
ダメージをイメージできていないので、いきなり大きな
含み損を抱えると、正常な判断ができなくなります。

正常な判断をするには平常心が不可欠であり、平常心を
保つには自分のリスク許容度がわかっていなければいけ
ません。

含み損を抱えて、自分が普段と違う行動(眠れない、
なぜかライラする、ニュースが普段以上に気になる)を
とってしまっていたら、そこがあなたのリスクの限界値
だと思ってください。

⑨運用ルールがない

多くの人が自分の中で運用ルールを持たずに運用してい
ます。

運用ルールを持って運用をしていないというのは、ほぼ
神頼みで運用しているのと同じです。

下落相場であれば、「もう上昇しないと困る!!」と
願うことしかできません。コロナショックを経験した人
であれば、まさにこの気持ちがわかるのではないでしょう
か。

神頼みの運用をしていると精神的にも不安定な状態が続き
ます。

含み損を抱えていると、「明日はさらに下落しないだろう
か?」と不安で夜も寝れません。

一方で、運用ルールを持って、資産運用をしている人は、
一時的に含み損を抱えたとしても、ルールの範囲内での
下落なので、あまり気にすることはありません。

金持ち父さん貧乏父さんで有名なロバートキヨサキ氏が
リスクを自分でコントロールできる資産に投資をすべき
だと言っているように、

リスクをコントロールするには資産運用のマイルールが
必ず必要になります。

私の場合、投資信託の積立であれば、目標の金額に達する
までは保有を続け、途中で下落したとしたら、追加で買い
増すというルールを持っています。

これは私が米国株が今後も成長すると思っているからの
ルールですが、自分のルールに自信を持っている人であれ
ば、一時的な下落は気にしなくなります。

後述しますが、投資は平常心で投資判断ができるかどうか
が非常に重要です。

ぜひあなたもアセットクラスごとに別の運用ルールを作り、
平常心を保ちながら、運用していってください。

⑩メンタルの重要性を理解していない

投資にはメンタルが重要だと投資を始めたばかりに人に
はあまり実感としてわかないと思います。

しかし、ある程度投資の経験をしている人であれば、メン
タルの重要性がわかってきます。

ここでいうメンタルというのは、平常心で投資判断ができ
る精神状態のことを言います。

メンタルができていない人は、急落相場が来ると、慌て
ふためいて、一番最悪のタイミングで損切りをしてしまっ
たり、

少し利益が出始めたタイミングで、その利益を失いたくが
ないために、浅い利確をしてしまいがちです。

私から言わせれば、投資商品を選別する力を身に付ける
よりも、いかに平常心で運用を続けられるかを極めたほう
が投資の成果は出ると思っています。

自分が平常心で投資できるようにするには、それぞれ個人
での対策が必要ですが、平常心を保つにはリスク許容度に
あった運用と、投資知識・スキルが不可欠です。