私が長年投資をしてきてわかったことの1つとして、
1つの投資を極めることも重要ですが、投資の手段
の幅を広げることは同じくらい重要だと考えています。

今日は、投資の手段を増やすことの重要性について、
お話ししたいと思います。

快適な暮らしをできるのは誰?

さて、あなたに質問です。

あなたは目を覚ましたら、無人島に1人取り残されていま
した。次の定期船が来るまで、最低でも1年間あります。

さて、次のうち、どの人が一番快適な無人島生活を送れる
と思いますか?

(1)魚の取り方を知っている人

(2)魚の取り方、火の起こし方を知っている人

(3)魚の取り方、火の起こし方、家の建て方を知っている人

無人島で生き残るためには最低限食料の確保ができなければ、
飢え死にしてしまいます。

そういう意味では(1)~(3)のどの人も食料の問題はなんとか
解決できそうです。

しかし、採った魚を火で調理する方法を知らなければ、おい
しい食事にありつくことはできません。

生で魚を食べれば、食中毒で体調を崩すかもしれません。

食料問題はなんとか解決したとしても、雨風をしのぐ家を
建てられなければ、夜は獣におびえながら寝る日々が続く
かもしれませんし、寒さで凍え死ぬかもしれません。

快適さを求めるのであれば、家を建てる方法を知っている
ことも重要でしょう。

明確な答えがあるわけではありませんが、ほとんどの人が
(3)の人が一番快適に無人島生活を送れると答えるはずです。

投資の手段の数が武器になる

さて、なぜ私がこのような話をしているのかと言うと、
まさに投資もこの発想に通じるものがあるからです。

投資で資産を増やす手段を考えたとき、株式、債券、
投資信託、不動産、FX、仮想通貨、、、、色々な手段が
あります。

そのときに、1つの投資方法しか知らなかった場合、
あなたはその投資を続けるしか方法がありません。

もっと他の投資手段と組み合わせることであなたの資産
形成スピードが加速する可能性に気づけないのです。

これは、まさに魚の取り方だけ知っている人と同じです。

火の起こし方や家の建て方を知っていれば、もっと快適
な生活が送れるにもかかわらず、魚を取って生で食べる
という生活以外知らないですし、気づく機会もないで
しょう。

一時期、海外の金融機関が取り扱っている積立商品が
日本国内でも非常に人気になった時代がありました。

フレンズ、ロイヤルロンドン、ハンサードと聞いて、
分かる人にはわかると思います。

こういった積立商品は見る人が見れば、いかに高い
信託報酬が取られるのかすぐにわかるのですが、
国内の投資信託の事情を知らない人にとっては、
海外の積立商品が非常に魅力的に見えたわけです。

結局は、今になっても高い信託報酬が足かせとなり
そこまで大した成果を残すことができていないのが、
実情です。

もし、このとき国内投資信託のこともしっかりと知識が
あり、比較をしたうえで投資をできていれば、資産の
増え方は大きく変わっていたでしょう。

もちろん、1つの手段だけでも資産を増やすことはでき
ますが、場合によってはその唯一あなたが知っている
手段では、全く資産が増えない状況が来るかもしれません。

そのようなときに、もし他の投資手段も知っていれば、
あなたはもう1つの投資手段に注力することで、資産を
増やしていくこともできます。

例えば、コロナショックのような暴落相場を想像してみて
ください。

株式や投資信託を保有していた人はほぼ間違いなく大きな
損失を出しました。

一方、そのときに、例えば、金を保有していたり、インバ
ース型ETF(通常と真逆の動きをするETF)に投資をする
方法を知っていれば、どうでしょうか?

今回、金やインバース型ETFは価格が大きく上昇しました
ので、株や投資信託の損失を抑えることができました。

また不動産投資などをしている人であれば、コロナショック
の間も家賃収入が止まってしまったという人はほとんどいない
でしょう。

このように、知っているか知らないかの差と言ってしまえば、
それまでなのですが、実践で活きる知識を多く身に付けておけば、
たとえ下落相場でも利益を伸ばす方法が見えてきます。

日本人のほとんどが残念ながら投資の勉強を継続的には
していませんので、あなたが少しずつでも知識を増やして
いけば、数年後に間違いなく大きな差となって現れてきます。

ぜひ場面場面で適切な投資手段を使い分けられるように
自分の武器を増やしていきましょう。