このブログの読者の方は株式や投資信託、債券といった
投資の一歩目としてはセオリーの道を歩んでいる人が多
いと思います。
しかし、投資を始めると今まで見たことも聞いたことも
ないようなハイリスク・ハイリターン投資案件に必ず
出会います。
※ここで言うハイリスクハイリターン投資というのは、
株、投資信託、債券、不動産以外で年利10%超の案件
だと思ってください。ソーシャル・レンディングや仮想
通貨もここに入ります。
今まで株や投資信託、債券といった基本的な投資しか経験
のない人にとっては、ビットコインの運用や、タイ・モン
ゴルの鉱山開発、ワイン投資など、今まで聞いたこともな
い投資案件は非常に魅力的に感じてしまうものです。
しかし、あなたが今まで聞いたことのない投資案件という
のは、あなたが思っている以上にリスクが高い案件が多く、
このような案件に投資をして失敗すると、投資した元金が
ゼロになってしまうことがほとんどです。
私のところにもどうにかできないかと多くの人が相談に
来ますが、投資してしまった後に資金を回収するのは、
困難を極めます。
ですので、投資をする前にしっかりと投資案件を見極め
る目を養うしか方法はないと思っていただいて間違い
ありません。
今回は、私や私のお客様が経験してきた投資詐欺案件を
まとめています。
あなたがすべての項目を読み終えるころには、ハイリスク
・ハイリターン投資案件を見極める目が大いに養われるこ
とに間違いありません。
ぜひこれを機会に熟練投資家がどのような観点で投資案件
を精査しているのか知ってほしいと思います。
投資詐欺の被害金を回収できるのか?
さて、あなたはハイリスク・ハイリターン投資がうまく
いかなかったとき、どの程度の損失が発生すると思って
投資をしているでしょうか?
こういった投資案件の場合、20%だけ損をして残りは戻
ってきたということは基本的に起こりません。損失が発
生=投資元本がゼロになります。
では、どうにかその被害金を回収する手立てはないのか。
以下の記事で私の体験も含めて具体的に解説します。
ハイリスク・ハイリターン投資の成功率は高くない
あなたは友人・知人から紹介された魅力的な投資案件が
どの程度成功すると思って投資をしているでしょうか?
私は年間100件ほどの投資案件の話を聞いていますが、
その中で5年以上安定的に配当が続いている案件はどれ
くらいあると思いますか?
たぶん、あなたは投資の成功率を高く見積もり過ぎて
います。
それにより何が起こるのか次の記事にまとめています。
ハイリスク・ハイリターン投資で高く見積もり過ぎの投資成功率。
元本保証の投資案件の真実
ハイリスク・ハイリターン投資案件の話を聞いていると
必ずと言っていいほど登場するのが「元本保証」です。
ただ、詐欺師もバカではないので、直接的に元本保証だと
言っているケースは稀です。
では、なぜ元本保証だと思って投資をしてしまう人が後を
絶たないのでしょうか。そこには、投資詐欺師の巧妙な
話術が隠されています。
意外に知らない人が多い契約書の基本ルール
多くの人が思った以上に理解していないのが契約書です。
どのような形態の契約書があり、それぞれどのような
リスクがあるのか、知らないままで契約してしまうと
取り返しのつかないことになります。
金銭消費貸借契約、社債契約、匿名組合出資契約などの
契約形態の違いがわかっていないのであれば、次の記事を
読んでおいてください。
投資詐欺師が嫌がる質問No1は?
数多くのハイリスク・ハイリターン投資の話を聞いてきた
結果、本当にまっとな資金調達を目的としていない場合には、
非常に答えにくい質問というものを発見しました。
たいてい、この質問をしたときの回答をきけば、まともな
投資案件なのかかなり精度高く判断できます。
ぜひあなたもこの質問を活用してみてください。
信頼できる人からの紹介は信用できる?
投資案件の紹介は基本的には、信頼できる友人・知人から
でしょう。
しかし、信頼できる人からの紹介=信頼できる投資案件と
いう公式は一瞬成立するように思ってしまいますが、ほん
とうにこの公式は成立するのでしょうか?
実は投資詐欺にあった人の多くが、「信頼できそうだった
から投資してしまった」と答えています。
どのくらいの人がそう答えているのか、次の記事で紹介
していきます。
ビジネスモデルの複雑さと投資の成功率
シンプルな仕組みの投資案件と、自分には理解できない
複雑な仕組みの投資案件とどちらのほうが儲かりそうな
気がしますか?
たいてい、投資初心者の場合は複雑な仕組みの投資案件と
答えます。
しかし、本当にそうなのでしょうか?私の実体験から至っ
た結論を紹介います。
相手の話が事実か誇張表現なのかを見抜くための方法
投資案件について相手から話を聞くとき、あなたは相手が
すべて正直に話すと思って話を聞いていませんか?
私は投資を始めたころ、まさにそのようなスタンスで話を
聞いてかなり痛い目にあったことがあります。
そのおかげもあって、今では相手が誇張した表現を極力
使えない状況を作り出す方法を思いつきました。
ここでは、その方法を紹介したいと思います。
キャンペーン告知は終わりの始まり
ハイリスク・ハイリターン案件では時々キャンペーンと
いうものを行います。
これは、キャンペーン期間に多額の投資をしてくれた人に、
配当を優遇したり、旅行に招待したりするものです。
一見、企業が潤っているから行うように見えますが、もし
そう思ってしまったらあなたはドツボにはまることになる
でしょう。
私の実体験も交えて詳しく解説していきます。
ハイリスク・ハイリターンの投資案件を精査するときに必ずやること
ハイリスク・ハイリターンの投資案件を精査するとき、
私が必ずやっていることがあります。非常に簡単なこと
なのですが、効果は絶大です。
私の友人にベンチャーキャピタルで働いている人がいます
が、その友人もかならず同じことをすると言っていました。
はたして、その方法とは何なのでしょうか?
ハイリスク・ハイリターンの投資案件を精査するときに必ずやっていること
基本だけど疎かにされていること
さて、最後はビジネスの基本でありながら、多くの人が
見落としがちなポイントをまとめています。
もしここであげる項目に該当している場合、その投資
案件は撤退するべきです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
全部を読むとかなりのボリュームになってしまいますが、
今後あなたが投資活動をしていくうえで非常に有用な内容
になっている自負があります。
ハイリスク・ハイリターン投資にはそもそも手を出さない
というのも選択肢のひとつです。しかし、すぐに切り捨て
てしまうのは機会損失につながります。
とても良いと思える案件の話を聞いたときは、今日ここで
学んだ内容を思い出して、ダメな事例にあてはまっていない
か確認してから投資するだけでも成功率は大きく変わると
思います。
ぜひ今後の投資活動の参考にしてください。