2021年に一大ムーブメントとなっている「FIRE」。

「Financial Independent Retire Early」の略で、質素
倹約につとめ、投資からの収入だけで自由に生きようと
いう言葉として、この一年で急速に認知がひろがりました。

ただ、FIREの問題点として、投資収入だけで生活するに
は、数千万単位の貯蓄が必要になるので、20年、30年の
長期プランが必要になってしまいます。

そこで次に出てきたのが「サイドFIRE」という考え方です。

これは一般的には、投資の収入が半分と自分の好きな
仕事をして残りの半分を稼ぐという方法です。

少しだけ働くことで、より短期間にFIREを実現できるため、
今ではサイドFIREを目指している人が多くなっています。

そこで今日はサイドFIREを目指すのであれば、いったい
いくらの資金を貯める必要があるのか、徹底シミュレー
ションをしていきます。

この記事を読み終わるころには、自分がサイドFIREを
実現するためにはいくらの資金が必要なのか、どのような
戦略で取り組むべきなのかが、はっきりわかるように
なっていることでしょう。

サイドFIREに必要な資金の計算方法は?

いきなり結論になりますが、サイドFIRE達成するために
必要な資金の計算方法はこちらです。

(サイドFIRE後の支出ーサイドFIRE後の月収)×12÷年間運用利回り(税引後)

具体例を見たほうがイメージが湧くと思いますので簡単な
例を出してみます。

FIREしたい年齢 40歳
サイドFIRE後の月収 20万
サイドFIRE後の支出 30万
運用利回り(税引後) 4%

4%というのはFIRE界隈ではよく使う利回りで、米国の代表的な
株式指数であるS&P500に投資をした場合にこの利回りなら
ほぼ間違いなく運用できるであろうという手堅い利回りです。

日本では運用益の20%が税金で取られるため、その点も考慮
したうえでの利回りとしています。

そうすると、

(30万-20万)×12÷4%=3000万円

と計算できます。

この金額が、あなたが40歳時点で貯めなければいけない
必要資金になります。

運用利回りの4%で割るというのが、いまいちイメージが
つきづらいかもしれませんが、こう考えてみてください。

投資運用益:3000万×4%=120万

つまり、いくらの投資資金を年4%で運用すれば、不足
している生活費の120万円分の利益を得られるか
計算していたというわけです。

この結果を基にすると、

収入 投資運用益 3000万×4%=120万(10万/月)
サイドFIRE後の年収 120万(10万/月)
支出 サイドFIRE後の支出 240万(20万/月)

となります。

このように

①サイドFIRE後の月収
②サイドFIRE後の支出
③運用利回り

を決めれば、概算でいくらぐらいの必要資金を貯めれば
サイドFIREを実現できるのかシミュレーションできる
ようになります。

③に関しては4%で計算しておけば、間違いないので、
①と②については、「自分がこんな生活をしたい!」と
いうのを決める必要があるということです。

サイドFIREに必要な資金はいくらかシミュレーション

では、実際にあなたが貯める必要のある資金はどれくらいに
なるでしょうか。

仮にサイドFIRE後の支出を月20万円(年240万円)とした場合に、
サイドFIRE後の収入が異なると、どの程度、必要資金が
変わってくるかシミュレーションしてみましょう。

サイドFIRE後の月収 計算式 必要資金
5万 (60万-240万)÷4% 4500万
10万 (120万-240万)÷4% 3000万
15万 (180万-240万)÷4% 1500万
20万 (240万-240万)÷4% 0
25万 (300万-240万)÷4% 0
30万 (360万-240万)÷4% 0
35万 (420万-240万)÷4% 0
40万 (480万-240万)÷4% 0
45万 (540万-240万)÷4% 0
50万 (600万-240万)÷4% 0

当たり前と言えば、当たり前ですが、サイドFIRE後も
月20万円以上、自分で稼げる見込みがあるのであれば、
いますぐサイドFIREすることも可能だということですね。

では、続いて、「いや、自分は20万円だと生活ができない。」
という方もいると思いますので、月25万円の支出だった場合の
必要資金をシミュレーションしてみます。

サイドFIRE後の月収 計算式 必要資金
5万 (60万-300万)÷4% 6000万
10万 (120万-300万)÷4% 4500万
15万 (180万-300万)÷4% 3000万
20万 (240万-300万)÷4% 1500万
25万 (300万-300万)÷4% 0
30万 (360万-300万)÷4% 0
35万 (420万-300万)÷4% 0
40万 (480万-300万)÷4% 0
45万 (540万-300万)÷4% 0
50万 (600万-300万)÷4% 0

サイドFIRE後の月の収入が5万円だとすると、必要資金は
6000万円になりますので、なかなか厳しい数字になります。

少なくとも月15万円くらいの収入を作り、必要資金は
3000万円で済むようにしたいところです。

では、最後に、「うちは子供もいるし、25万円でも厳しい」
という方もいると思いますので、年間支出を360万円とした
場合の必要資金額はこうなります。

サイドFIRE後の月収 計算式 必要資金
5万 (60万-360万)÷4% 7500万
10万 (120万-360万)÷4% 6000万
15万 (180万-360万)÷4% 4500万
20万 (240万-360万)÷4% 3000万
25万 (300万-360万)÷4% 1500万
30万 (360万-360万)÷4% 0
35万 (420万-360万)÷4% 0
40万 (480万-360万)÷4% 0
45万 (540万-360万)÷4% 0
50万 (600万-360万)÷4% 0

こうなってくると、月5万円稼いだとしても、サイドFIREを
実現するには7500万円も必要になりますので、かなりハードルが
高くなってしまいました。

あくまで概算で計算したシミュレーションになりますが、
この表にはさらに、とても重要な事実を2つ教えてくれています。

あなたはそれに気づいたでしょうか。

サイドFIREのための必要期間を大幅に減らす方法とは?

それは、

①年間の支出を抑えると、サイドFIRE目標時の必要資金が
大幅に減る。

②年間の収入を増やすことができると、サイドFIRE目標時の
必要資金が大幅に減る。

ということです。

どの程度のインパクトなのか計算してみるとわかります。

例えば、サイドFIRE後の月収を10万円とします。

月の支出を30万円から25万円に抑えるとどの程度、必要資金が
下がるのかが以下の表です。

なんと、月の支出を5万円削ることができれば、サイドFIREを
達成するために貯めなければいけない必要資金が1500万円も
減ります。

サイドFIRE後の月収 計算式 必要資金
10万 (120万-300万)÷4% 4500万
10万 (120万-240万)÷4% 3000万

また、自分で稼ぐ収入を0から月5万円に増やすことができれば、
サイドFIREを達成するために貯めなければいけない資金が
1500万円減ります。

サイドFIRE後の月収 計算式 必要資金
0万 (0万-240万)÷4% 6000万
5万 (60万-240万)÷4% 4500万

仮に、もしあなたが、自分で稼ぐ収入を0から月5万円に増やし、
支出を月5万円減らすことができると、なんとサイドFIREの
ために必要な資金は3000万円も減らすことができるのです。

サイドFIRE後の月収 計算式 必要資金
0万 (0万-300万)÷4% 7500万
5万 (60万-300万)÷4% 6000万
5万 (60万-240万)÷4% 4500万

いかがでしょう?

必要資金額をシミュレーションしてみると、「もしかすると
自分でもサイドFIREできるんじゃないか?」と思えてきた
のではないでしょうか。

ちなみにサイドFIREを目指す上で誰でも実現可能なプラン
として私がおすすめするのは、

①支出を月20万円に抑え、
②月10万円くらいはパートで働くか、好きなことをして稼ぎ、
③年4%くらいの利回りで配当金を受け取るプランです。

このようなイメージです。

サイドFIRE後の月収 計算式 必要資金
10万 (120万-240万)÷4% 3000万

月10万円なら、収入も何とかなりますし、支出も月20万円なら
抑えることができます。

必要資金3000万円というのも、頑張ればギリギリなんとか
なる水準で、これ以上、必要資金が大きくなると、やる気を
失う人が多発する水準と言えます。

続いて、ここで計算して算出した必要資金はどのくらいの期間で
貯めれるのかを計算しましょう。

必要資金を貯めるまでの期間のシミュレーション

今回は運用利回り5%、7%、9%のパターンでシミュレーション
してみました。

これは米国S&P500に連動するインデックスファンドに投資を
した想定になります。

5%はかなり手堅めのシミュレーション。

7%はまあ、これくらいになればいいかなというシミュレ―ション。

9%は好調な相場が続けば、無理ではないというシミュレ―ション
になっています。

今回は、ゼロから貯める場合でシミュレーションをしますので、
すでにある程度、資産があるという方は、その分、早くサイド
FIREを実現することができるとお考え下さい。

「つみたて シミュレーション」と検索すれば、いくらでも
計算ソフトが出てきますので、気になる方は自分で計算して
みるのもおすすめです。

まず利回り5%の場合の必要資金を貯めるために必要な期間を
見てみましょう。

月3万円だと約36年もかかります。これではFIREする前に定年が
来てしまいそうです。

月7万円積立ができれば、20年でFIREできますので、20代、
30代の方であれば、何とか頑張ろうと思えるでしょうか。

月15~20万の貯金ができる入金力の高い人であれば、
10年程度で3000万円を目指すことができます。

積立額 運用利回り 最終積立総額 必要期間
3万 5% 3000万 約36年
4万 5% 3000万 約28年
5万 5% 3000万 約25年
6万 5% 3000万 約22年
7万 5% 3000万 約20年
8万 5% 3000万 約18年
9万 5% 3000万 約17年
10万 5% 3000万 約16年
15万 5% 3000万 約12年
20万 5% 3000万 約9年

続いて、まぁこの利回りなら有り得るかなという水準の
利回り7%の場合の必要期間を見ていきましょう。

積立金額が小さいと、運用期間が長くなり、複利の効果が
大きく効きますので、必要期間がかなり短縮されています。

ただ、それでも月5万円程度は積立をしていかなければ、
20年以内のサイドFIREはかなり難易度が高そうです。

積立額 運用利回り 最終積立総額 必要期間
3万 7% 3000万 約27年
4万 7% 3000万 約24年
5万 7% 3000万 約21年
6万 7% 3000万 約19年
7万 7% 3000万 約17年
8万 7% 3000万 約16年
9万 7% 3000万 約15年
10万 7% 3000万 約14年
15万 7% 3000万 約11年
20万 7% 3000万 約9年

最後に、市場が好調だったら十分狙える利回り9%の必要期間を
見ていきます。

7%と9%になってくると、正直そこまで大きく必要期間に差は
出ないようですね。

積立額 運用利回り 最終積立総額 必要期間
3万 9% 3000万 約23年
4万 9% 3000万 約21年
5万 9% 3000万 約19年
6万 9% 3000万 約17年
7万 9% 3000万 約16年
8万 9% 3000万 約15年
9万 9% 3000万 約14年
10万 9% 3000万 約13年
15万 9% 3000万 約10年
20万 9% 3000万 約8年

今回の方法は、米国S&P500に連動するインデックスファンドに
投資をするという王道のスタイルでのシミュレーションですので、
個別株やFX等で一発当てればもっと早く実現することは
できるかもしれません。

ただ、この方法が一番堅実に3000万を貯める方法であると
いうことは覚えておいてください。

ただ、どうでしょうか?

この必要期間を見て、「こんなにもかかるのか。。。」と
思った人もいるかと思います。

そういう人には、実はもっとシンプルにサイドFIREを
目指す方法があります。

サイドFIREまでの必要期間をさらに短くするには

それは「月20万円、自分の力で稼げるようになる」ということです。

さきほどの計算式を改めて思い出してみて下さい。

月収20万で支出が20万円であれば、必要資金はゼロです。
つまりその時点でサイドFIREすることもできるわけです。
(理論上はですが。)

サイドFIRE後の月収 計算式 必要資金
20万 (240万-240万)÷4% 0

ですので、「必要資金を貯めるまで、15年も20年も働いて
いられない。」という人が取り組むべきは、今の本業の仕事
以外で、自分の力で月の支出以上に稼げるようになることです。

いきなり稼げるようになる金額ではありませんが、コツコツ
3年、5年とやっていれば、正しく努力している人であれば、
問題なく達成できる水準です。

あなたにおすすめの最短サイドFIREのイメージはこうです。

まず、月5万円の積立で、利回り9%で運用できた場合、19年で
3000万円が貯まります。

これと、並行して、自分で稼げるようになるための副業を
始めます。

もし、こちらがうまくいき、月20万円稼げるようになったら、
その時点で貯まっている金額と相談しながら、サイドFIREを
するかを決めることができます。

万が一、副業が全然うまくいかなかったとしても、19年後には
3000万円たまるわけですから、サイドFIREできます。

このように、自分で稼げるような手段を探しつつ、並行して
資産運用することで、仮にどちらに転んだとしても、19年後
にはFIREできるというわけです。

こう考えると、少しやる気が湧いてきませんか?

まとめ

いかがでしょうか?

今回は、サイドFIREの色々なパターンを想定して
シミュレーションをしてみました。

サイドFIREを目指すのであれば、何となく「いつかできれば
いいな~」と思っているだけでは一生FIREできずに終わって
しまう可能性が高いです。

それよりも、①サイドFIRE後の月収②サイドFIRE後の支出を
決めて、必要資金を計算し、いくらの金額を積み立てていけば、
何年で達成できそうなのかを具体的にシミュレーションしてください。

そして、これはあくまでもβプランです。

本気でサイドFIREを目指す人であれば、まず自分で稼げる
ようになることが不可欠ですので、βプランを進めながら、
本業の合間に副業で収入を作っていってください。

そして、副業の収入が、想定しているサイドFIRE後の支出を
超えたら、その時点でサイドFIREすることもできますし、

この段階で本業と副業で入金力がかなり高くなっているので、
一気に必要資金を貯めるという選択肢も取れます。

このようにサイドFIREを実現する上で、自分が稼げる手段を
作れるとサイドFIREの選択肢も一気に広がりますので、
できるだけ早急に取り組み始めることをおすすめします。

私のところでも少人数制のトレードスクールを運営しています。

自分で稼げる手段を増やしたいという要望が多かったので、
運営するに至ったのですが、私のオリジナルトレードである
VIXトレードを学んで、年間100万、200万稼ぐ人も続々と
出てきています。

興味のある方はこちらから情報だけでも取ってみてください。

>>トレード初心者が年20%のリターンを自分で稼ぎ出すVIXトレードスクールの情報を受け取る方はこちら