外貨建てMMFに投資をするのであれば、必ず押さえて
おきたいのが手数料です。

親切に手数料がいくらかかるか記載のある金融商品も
ありますが、しっかり調べておかないと知らないうちに
手数料を取られていたなんてこともあり得ます。

また外貨建てMMFに投資をして最終的に手元に残る実質
利回りを計算するには、売却時にかかる税金についても
理解しておかなければいけません。

今日は、手数料と税金について、しっかり説明していき
ます。

外貨建てMMFにかかる手数料

まず外貨建てMMFの一番の魅力でもありますが、購入時
手数料と売却時手数料はゼロです。ですので、頻繁に売買
を繰り返したとしてもあなたの資産が減る心配はありません。

それ以外でかかる手数料というと、為替手数料と管理報酬
です。今日は、この2つの手数料について掘り下げてみて
いきます。

為替手数料

では、外貨建てMMFで最も注意しておかなければいけない
手数料は何なのか。それは為替手数料です。

あなたが外貨建てMMFを購入するときには、購入予定の
MMFの通貨を用意する必要があります。

米ドル建てMMFであれば、米ドルを、カナダドル建ての
MMFであればカナダドルを用意しなければなりません。

私たちからすれば、無料で両替をしてほしいと思って
しまいますが、金融機関がこのリスクのない美味しい
ビジネスを見逃すはずがありません。

為替手数料は通貨ごとに決まっており、証券会社に
よっても手数料が変わってきます。

米ドル建てのMMFを購入するのであれば、米ドルの
為替手数料が、トルコリラ建てのMMFを購入するの
であれば、トルコリラの為替手数料がかかります。

では、実際に証券会社ごとの為替手数料を比較して
みましょう。

証券会社別にみる手数料比較

今回、全部の証券会社を調べるのは一苦労なので、大手
証券会社のみ調べてみました。

他の証券会社と比較したい場合は、「●●証券会社 為替
スプレッド」で検索すれば、たいてい上位に表示されます
ので、自分で調べてみてください。

今回は米ドルの為替手数料を比較しています。為替手数料
はネット証券では一律25銭。対面証券は一律50銭となって
います。

これは1ドルあたりにかかる手数料ですので、もしあなたが
SBI証券で両替をする場合、1ドル=100円のときに、100ドル
分両替しようとすると、100ドル×100円=10,000円と、100
ドル×25銭(0.25円)=25円を合わせた10,025円が必要となります。

また、逆に100ドルを日本円に両替する場合にも同じだけの
為替手数料がかかります。

両替をする金額が小さいうちはよいですが、大きな金額を
両替する場合は無視できない金額になってきますので、
この際どこで両替すべきなのかはしっかり押さえておい
てください。

余談ですが、海外旅行にいくときなどに、空港の両替所など
を利用すると、とんでもない金額の為替手数料が取られます。

お得に旅行したいのであれば、事前に両替してから旅行する
ことをおすすめします。

証券会社 為替手数料
野村 50銭
大和 50銭
SMBC日興 50銭
SBI 25銭
楽天 25銭
マネックス 25銭

このように証券会社を比較すると、ネット証券で両替
したほうがよいことはわかりますが、どこも差がつか
ないように見えます。

しかし、SBI証券では一工夫することで、この為替手
数料を6分の1以下に抑えることが可能です。

それは住信SBIネット銀行を活用した方法です。

住信SBIネット銀行でも同じように日本円から米ドルに
両替ができますが、そのときの為替手数料はなんと1ドル
あたり4銭しかかかりません。

ですので、為替手数料を極力抑えるのであれば、住信SBI
ネット銀行で日本円を米ドルに両替し、両替した米ドルを
SBI証券の外貨口座に入れることで、為替手数料たったの
4銭で米国債を購入することができるようになります。

具体的な操作方法はこちらに紹介しておきます。1ドル
4銭はサービスしすぎな気もしますが、利用しない手は
ありません。

ちなみに、これだけでも十分ありがたいのですが、SBI
ネット銀行ではさらに、為替手数料0円キャンペーンを
行うときがあります。

投資家からすると、メリットしかないキャンペーンなので、
米国債を購入予定の資金をキャンペーンにある程度まとめて
両替しておくと、ただで米ドルに両替できますよ。


※2019年1月7日~2019年3月29日

管理報酬

外貨建てMMFはあくまでも投資信託です。

ですので、ファンドマネジャーが様々な短期金融商品を
組み入れて運用を行います。

SBI証券で取り扱いのある米ドル建てのMMFの管理報酬
は以下のようになっており、MMFによって管理報酬は
異なります。

正直、最近の超低コストのインデックスファンドを見て
いると、高いと思ってしまいますが、しっかりプラスの
利回りを確保できているので、よしとしましょう。

管理報酬は下げる裏技のようなものはないので、諦める
しかないですね。

MMF 管理報酬
ニッコウ・マネー・マーケット・ファンド 0.91%
ノムラ・グローバル・セレクト・トラスト 0.66%
BR・スーパー・マネー・マーケット・ファンド 0.75%
ゴールドマン・サックス 0.70%

外貨建てMMFにかかる税金

外貨建てMMFには二つの利益があります。
1つが分配金でもう1つが途中売却もしくは償還時に発生
する売却益です。

このうち、分配金は利子所得という扱いになり、20.315%
の税金が源泉徴収されたあとで月末に再投資されます。

一方で、売却益については、譲渡所得として20.315%の
申告分離課税という扱いになります。

簡単に言ってしまえば、利益に対して20.315%取られる
ということなのですが、外貨建てMMFの売却益は特定口
座に組入れることで、株式や投信との損益通算が可能に
なりました。

税率20%も取られるのかと思ってしまいますが、雑所得と
して総合課税の対象になってしまうと、もっと高い税率に
なってしまうので、この税率であれば満足するしかないですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

手数料については、どこで円を外貨に交換するかで大きく
手数料が変わってきます。

一度、両替の方法を覚えてしまえば、30秒もかからず
両替できるようになりますので、面倒くさがらずに
やり方を覚えてほしいと思います。

また自分の手元に残る実質的な利益を計算する上で税金
は切っても切り離せません。

細かいことまで覚える必要はありませんが、利益の20.315%
は税金で取られてしまうということだけは覚えておきましょう。