さて、ここまで外貨建てMMFの基本的な仕組みについて
色々と紹介してきましたが、あなたが一番気になっている
のが、どれくらい儲かるのかということでしょう。

外貨建てMMFは投資信託ですので、当然投資信託ごと
にパフォーマンスが異なります。

今日は、外貨建てMMFごとのパフォーマンスと各証券
会社で取り扱っているMMFを比較してみましょう。


外貨建てMMFの利回り比較

基本的に、どの証券会社も似たようなMMFをそろえて
いますが、中でも外貨建てMMFの種類が多いSBI証券で
購入できる外貨建てMMFの利回りを比較してみましょう。

米ドル建てのMMFでは、ブラックロックの米ドル建て
MMFが0.943%と一番利回りが高くなっています。

コロナショック前までは2%台でしたので、いかに
コロナショックの影響が大きかったかを物語って
いますね。

SBI証券の取り扱いMMFの中では、トルコリラMMFが
約8%で一番利回りが高くなっています。

ただ、注意してほしいのは、リスクのところでも述べま
したが、外貨建てMMFは為替リスクを負っています。

トルコリラMMFがこれだけ利回りが高いのは、為替の
変動が相当大きいからです。

トルコリラは10年間で円高が進み、1トルコリラ60円が
1トルコリラ20円程度にまでなっています。

まだ下落トレンドは継続していますので、トルコリラ
MMFを購入するのは相当のリスクを覚悟のうえで投資
をする必要があります。

SBI証券 利回り
ニッコウ 米ドルMMF 0.943%
ニッコウ カナダドルMMF 0.735%
ニッコウ 豪ドルMMF 0.490%
ニッコウ NZドルMMF 0.719%
ノムラ 米ドルMMF 0.471%
ブラックロック 米ドルMMF 0.245%
ゴールドマン・サックス(米ドル) 0.007%
ホライズン・トランス(アフリカランド) 5.579%
トルコリラMMF 8.008%

※2020年4月時点

証券会社で外貨建てMMFは違うのか

SBI証券では、9本のMMFの取り扱いがありましたが、
証券会社によって取り扱い本数には差があります。

一例として、楽天証券を見てみましょう。

楽天証券では7本の外貨建てMMFを取り扱っています。

そのうち6本は同じ外貨建てMMFですが、トルコリラ
建てMMFだけは違うMMFが混ざっています。

このように証券会社によって、取り扱い本数には差が
ありますが、基本的に似たようなMMFを取り扱って
いると思っておけばよいでしょう。利回りベースで
見ても大差はありません。

楽天証券 利回り
ニッコウ 米ドルMMF 0.943%
ニッコウ カナダドルMMF 0.735%
ニッコウ 豪ドルMMF 0.490%
ニッコウ NZドルMMF 0.719%
ゴールドマン・サックス(米ドル) 0.007%
ホライズン・トラスト(アフリカランド) 5.579%
マルチ・ストラテジーズ(トルコリラ) 7.984%

※2020年4月時点

外貨建てMMFのおすすめは?

結局のところ、どの外貨建てMMFを購入するのがおすすめ
なのか。

まず外貨建てMMFの利用シーンとしては、外貨預金として
眠っている外貨や、海外株式や海外債券売却したときに手元
に戻ってきた外貨を外貨建てMMFに投資をすることでより
効率的に運用をしていこうという方法です。

ですので、米国株式や米国債券に投資をしている人であれば、
米国株や米国債を売却したタイミングで手元に戻ってきた
米ドルを米ドル預金として眠らせておくのではなく、外貨
建てMMFに投資をして運用効率をあげていきます。

ここで、米ドルを他の通貨建てのMMFに投資をしてし
まうと再度為替手数料が発生してしまうので、意味が
ありません。

ですので、米ドルが手元にあるのであれば、米ドル建ての
MMFを選択しましょう。

仮に米ドル建てのMMFが複数ある場合は、その時点で一番
高い利回りの米ドル建てのMMFを購入してください。

現時点でSBI証券をメイン口座にしている人でいえば、
ブラックロック米ドルMMFですね。

オーストラリア国債を継続的に購入しようとしている人で
あれば、手持ちの豪ドルをニッコウ 豪ドルMMFに投資を
するという意味です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

なんとなく、外貨建てMMFの利用イメージが湧いたのでは
ないかと思います。

外貨建てMMFはあくまでも一時的な資金の避難先であり、
外貨建てMMFの保有額をどんどん増やしましょうという
話ではありません。

私がおすすめしている米国債投資では、自分が欲しいと
思う償還期限の米国債が売りに出ていないこともあります。

そうなったときにただ預金しておくくらいであれば、より
利回りが高い米国建てMMFで少しでも複利で運用してい
こうということです。

投資額が小さいうちはあまり威力を感じないかもしれま
せんが、1000万、2000万と運用額が増えるにつれて、
威力の大きさを感じることができるようになります。

ですので、まだ資金が少ない人は、使いなれておいて
ほしいと思いますし、すでにまとまった資金がある人
で米国債投資に興味がある人は、米ドル建てMMFも
うまく活用してほしいと思います。