日経225オプションでは権利行使価格と現在の日経平均株価との関係によってATM(アット・ザ・マネー)、OTM(アウト・オブ・ザ・マネー)、ITM(イン・ザ・マネー)という呼び方を使います。ここではこの3つの状態を解説していきます。

ATM(アット・ザ・マネー;エーティーエム)とは?

ATMとは現時点での日経平均を四捨五入して、一番近い「権利行使価格」のことを指します。

日経平均が27,480円だったとしたら、ATMは一番近い権利行使価格の27,500となり、日経平均が27,620円であれば、ATMは一番近い権利行使価格の27,625になります。

証券会社によっては、ATMが赤字で表示されていたりします。松井証券では、「中心値」ボタンを押すと、ATMの価格が真ん中に表示されますので、今、ATMがどの辺なのかは「中心値」ボタンを押せばわかります。

日経平均株価に連動していますので、日経平均が変動すれば、リアルタイムでATMの値も変わっていきます。

OTM(アウト・オブ・ザ・マネー;オーティーエム)とは?

権利行使価格がATMよりも外側にある状態のことを言います。コール側は権利行使価格がATMを上回っている状態を指し、プット側は権利行使価格がATMを下回っている状態を指します。

ATMが変化すれば、当然OTMのオプションも変化します。

OTMのオプションはSQを迎えると、コール・プット問わず、オプションの買い側は、オプションの購入プレミアム分の損失が発生し、オプションの売り手は買い手から受け取ったプレミアム分の利益が出ます。(言い換えると、SQ時点でOTMのオプションというのは、日経平均が権利行使価格(予想価格)まで到達しなかったことを意味します。)

ちなみにATMから遠く離れたOTMをファー・アウト・オブ・ザ・マネーと呼んだりします。

ITM(イン・オブ・ザ・マネー;アイ・ティー・エム)とは?

権利行使価格がATMよりも内側にある状態のことを言います。コール側は、権利行使価格がATMを下回っている状態を指し、プット側は権利行使価格がATMを上回っている状態を指します。

ATMが変化すれば、ITMのオプションも変化します。

ITMのオプションはSQを迎えると、コール・プット問わず、オプションの買い側は権利行使価格を超えた分だけ利益が発生し、オプションの売り手は買い手が得る利益分の損失を負担することになります。(言い換えると、SQ時点でITMのオプションというのは、日経平均が権利行使価格(予想価格)を超えていることを意味します。)

ちなみにITMの中でもATMから5つほど権利行使価格が内側に入り込んだITMをディープ・イン・ザ・マネーと呼んだりします。

ATM、OTM、ITMは会話でも良く使うので、どれが何を指しているのかしっかり覚えておいてください。

教科書では学べない実践で使えるマメ知識

ITMは板もスカスカであることが多く、ほとんどの人はATMもしくはOTMのオプションをメインで取引します。