私個人としては、投資信託の積立が一番リスクを取らずに
資産形成できる方法だと思っていますが、投資信託の積立
を間違った方法でおこなってしまうことで残念ながら失敗
してしまう人がいます。

今日は、投資信託の積立がなぜ失敗しにくいのかを説明
すると同時にそれでも失敗してしまう人の特徴を紹介して
いきます。

あなたはぜひ同じ過ちを繰り返さないように注意してくだ
さいね。


投資信託の積立が失敗しにくい理由

まず初めに投資信託の積立がなぜ失敗しにくいのか、
その理由を教えましょう。

まず、以下に、コロナショックで大暴落している中、
国内株式に投資をする投資信託のパフォーマンスを
分析し、平均利回りがマイナスになるファンドの本
数を調べました。

つまり元本割れした投資信託の本数だと思ってください。

表の平均利回りが1年というのは、1年前から運用されて
いた国内株式ファンドが700本あり、その中で利回りが
マイナスだった投資信託の本数が512本だったという見方
をします。

つまりほぼマイナスリターンだったということですね。

平均利回りが3年だったら、3年前から運用されていた
投資信託が617本あり、3年間運用して利回りがマイナス
だったファドはだった155本という意味です。

マイナスリターンのファンドはわずか25.1%しかありま
せん。

このように表を読み解いていくと、平均利回りが5年、
10年になるにつれ、元本割れするファンドの本数が
どんどん減っていくことがわかります。

10年前から運用されている国内株式型の投資信託に至って
はなんと元本割れしているファンドはわずか1本です。

ここから言えることは、コロナショックのような大暴落
時には、一時的にパフォーマンスが悪化することはあり
ますが、そこで我慢して保有を続けることで、中長期で
見れば元本割れする確率を限りなくゼロに近づけることが
できるということです。

だからこそ、中長期で我慢強く積立投資をすれば、本来
失敗はほとんどしないはずなのです。

平均利回り 元本割れする確率
1年 73.1% (512本/700本)
3年 25.1% (155本/617本)
5年 17.6% (93本/528本)
10年 0.3%(1本/330本)

※2020年3月時点

では、なぜ投資信託の積立で失敗をしてしまうのか、
その理由を次で説明していきます。

積立失敗事例① 目先の値動きを気にしすぎて安値で売却

投資信託の積立で失敗する人の特徴として、自分の運用
残高をやたらと気にしてしまう人がいます。

こうなってしまうと、相場が上がっているときは、得した
気分になりウキウキしますが、相場が下がったときは、
損した気分になり、イライラしてしまいます。

私も投資を始めたころは、同じ過ちを犯していました。

あなたが相場の動きを気にしすぎると、特に下落相場に
入った時に、

「これ以上下がったら、積立を続けてもマイナスが膨らむだけじゃないか」
「まだまだ下がる気がする。これ以上損を拡大させなためにも売却しよう」

かであったり、色々と不安な感情がうずまいてしまい、
他のことが手につかなくなります。

投資を始めたせいで、相場が気になり、仕事に集中でき
ないとか、家族サービスが疎かになる等あっては、本末
転倒です。

このように毎日の値動きを気にしすぎる人は最終的に基準
価額の変動によるストレスから解放されたいがために、
大きく下落したタイミングで売却して損失を確定させて
しまうのです。

これは、上述したように中長期で保有したときにどのような
運用実績になるのかを頭の中で理解できている人であれば、
一時的なものだから、放置しておこうと思えるわけですが、
何も知らないと、愚かな選択をしてしまいます。

ファンドマネジャーと話をする機会がよくあるのですが、
一番怖いのは市場が下落したときに、ポジションを解消
しないといけないことと言っていました。

相場が下がって、積立額に対して、資産残高がマイナスに
なっていると、「積み立てる意味がない。」「損が拡大する
前に売ってしまえ」と思ってしまいがちですが、相場は必ず
波をうっていますので、かならずどこかで反発して戻してきます。

その反発するタイミングでエントリーできるチャンスがなく
なっているのが一番大きな損失になるということです。

一番、多い事例なので、くれぐれも同じ失敗をしないように
してください。

積立失敗事例② 無理な積立金額だったため、途中でやめてしまう

これもよくある失敗例です。

複利で資産のシュミレーションをしてみると、毎月5万円、
10万円を積立つづけて、年利5%程度で運用ができれば、
15年20年でとてつもない金額に資産が成長します。

それを見て、少し無理をした金額で積立を始めてしまい、
初めのころは問題なく積立続けられるものの、結婚や子供
が生まれることがきっかけで、月々の出費が嵩み、積立を
続けられなくなる方がいます。

積立投資の魅力は何と言っても、中長期で積み立てることで
複利の力を最大限に活かすというものです。

これでは資産がマイナスにはなりませんが、大きく増える
チャンスを逃してしまいます。

ですので、無理のない金額でとにかく長く運用を続けること
を肝に銘じてください。

 

積立失敗事例③ ファンドを頻繁に入れ替えてしまう

これもよくあります。
自分が積み立てをしている投資信託の運用実績はいまいち。

一方で、ほかの投資信託で非常に優秀なパフォーマンスを
発揮している投資信託を見ると、どうしても
「別の投資信託に乗り換えたほうがいいんじゃないか」と
思ってしまいます。

しかし、こういうときに限って、別の投資信託に乗り換えると
パフォーマンスが落ちることがよくあります。

私がよく言うのは、頻繁に投資信託を入り変えるくらいであれば、
徹底的に投資信託を分析し、「これだ!」と思える投資信託を
1本ないし、2本見つけて、その投資信託を持ち続けた
ほうが
結果は必ずよくなります。

私の場合、積立投資ではないですが、
スパークス・アセット・マネジメントの「厳選投資」や、
SBIアセットマネジメントの「ジェイリバイブ」などは、
まさにこれだと思い、長年持ち続けている投資信託になります。

厳選投資とジェイリバイブについて投資マニア向けに分析した
記事がありますので、興味ある人はこちらもご覧ください。

【投資マニア向け】スパークス・新・国際優良日本株ファンド 厳選投資の評価は?今後の見通しはいかに?

【投資マニア向け】SBI 中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブの評価は?今後の見通しはいかに?

何千本とある投資信託の中から、良い投資信託を選ぶのは、
至難の業に思うかもしれません。

そういう場合は、問い合わせフォームからご連絡ください。
あなたにあった投資信託をアドバイスさせていただきます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

結論を一言で言ってしまえば、投資信託の積立で失敗する人と
成功する人の差は、積立投資を我慢強く続けられるかという
非常にシンプルな結論に帰結します。

しかし、シンプルではあるものの、なかなかこれを我慢強く
続けられないのが投資家です。

今日、紹介した投資信託の積立失敗事例を頭の片隅に置いて、
同じ過ちを繰り返さないようにしてください。

あとは、しっかり投資信託の銘柄選びができれば、完璧です。