私個人としては、投資信託の積立が一番リスクを取らずに資産形成
できる方法だと思っていますが、投資信託の積立を間違った方法で
おこなってしまうことで残念ながら失敗してしまう人がいます。

今日は、投資信託の積立がなぜ失敗しにくいのかを説明すると同時に
それでも失敗してしまう人の特徴を紹介していきます。

あなたはぜひ同じ過ちを繰り返さないように注意してくださいね。

投資信託の積立が失敗しにくい理由

まず初めに投資信託の積立がなぜ失敗しにくいのかその理由を
教えましょう。

まず、以下に、国内株式に投資をする投資信託のパフォーマンスを
分析し、平均利回りがマイナスになるファンドの本数を調べました。
つまり元本割れした投資信託の本数だと思ってください。

表の平均利回りが1年というのは、1年前から運用されていた国内株式
ファンドが670本あり、その中で利回りがマイナスだった投資信託の
本数が668本だったという見方をします。

つまりほぼマイナスリターンだったということですね。

平均利回りが3年だったら、3年前から運用されていた投資信託が
595本あり、3年間運用して利回りがマイナスなファドは21本という意味です。

マイナスリターンのファンドはわずか3.53%しかありません。

このように表を読み解いていくと、平均利回りが5年、10年になるにつれ、
元本割れするファンドの本数がどんどん減っていくことがわかります。

10年前から運用されている国内株式型の投資信託に至ってはなんと
元本割れしているファンドは0本です。

ここから言えることは、2018年のように一時的に相場が下落することは
ありますが、そこで我慢して保有を続けることで、中長期で見れば元本
割れする確率を限りなくゼロに近づけることができるということです。

だからこそ、中長期で我慢強く積立投資をすれば、本来失敗はほとんど
しないはずなのです。

平均利回り 元本割れする確率
1年 99.7% (668本/670本)
3年 3.53% (21本/595本)
5年 2.84% (14本/507本)
10年 0%(0本/321本)

※2019年1月時点

同じ方法で、海外株式ファンドについても同じように分析してみましょう。

海外株式ファンドも直近1年間で見ると、9割以上の投資信託が元本割れと
なっていますが、10年超運用されている投資信託では、元本割れの確率は
1%程度しかありません。

長期保有をすることで元本割れする確率を限りなく抑えられていることが
わかります。

平均利回り 元本割れする確率
1年 92.1% (937本/1017本)
3年 5.40% (43本/795本)
5年 10.1% (63本/623本)
10年 1.11% (3本/268本)

※2019年1月時点

では、なぜ投資信託の積立で失敗をしてしまうのか、その理由を
次で説明していきます。

積立失敗事例① 目先の値動きを気にしすぎて安値で売却

投資信託の積立で失敗する人の特徴として、自分の運用残高をやたらと
気にしてしまう人がいます。

こうなってしまうと、相場が上がっているときは、得した気分になり
ウキウキしますが、相場が下がったときは、損した気分になり、
イライラしてしまいます。

私も投資を始めたころは、同じ過ちを犯していました。

あなたが相場の動きを気にしすぎると、特に下落相場に入った時に、
「これ以上下がったら、積立を続けてもマイナスが膨らむだけじゃないか」
「まだまだ下がる気がする。これ以上損を拡大させなためにも売却しよう」

かであったり、色々と不安な感情がうずまいてしまい、他のことが
手につかなくなります。

投資を始めたせいで、相場が気になり、仕事に集中できないとか、
家族サービスが疎かになる等あっては、本末転倒です。

このように毎日の値動きを気にしすぎる人は最終的に基準価額の変動
によるストレスから解放されたいがために、大きく下落したタイミングで
売却して損失を確定させてしまうのです。

これは、上述したように中長期で保有したときにどのような運用実績に
なるのかを頭の中で理解できている人であれば、一時的なものだから、
放置しておこうと思えるわけですが、何も知らないと、愚かな選択を
してしまいます。

ファンドマネジャーと話をする機会がよくあるのですが、一番怖いのは
市場が下落したときに、ポジションを解消しないといけないことと言って
いました。

相場が下がって、積立額に対して、資産残高がマイナスになっていると、
「積み立てる意味がない。」「損が拡大する前に売ってしまえ」と思って
しまいがちですが、相場は必ず波をうっていますので、かならずどこかで
反発して戻してきます。

その反発するタイミングでエントリーできるチャンスがなくなっているのが
一番大きな損失になるということです。

一番、多い事例なので、くれぐれも同じ失敗をしないようにしてください。

積立失敗事例② 無理な積立金額だったため、途中でやめてしまう

これもよくある失敗例です。

複利で資産のシュミレーションをしてみると、毎月5万円、10万円を
積立つづけて、年利5%程度で運用ができれば、15年20年でとてつもない
金額に資産が成長します。

それを見て、少し無理をした金額で積立を始めてしまい、初めのころは
問題なく積立続けられるものの、結婚や子供が生まれることがきっかけで
月々の出費が嵩み、積立を続けられなくなる方がいます。

積立投資の魅力は何と言っても、中長期で積み立てることで複利の力を
最大限に活かすというものです。

これでは資産がマイナスにはなりませんが、大きく増えるチャンスを逃して
しまいます。

ですので、無理のない金額でとにかく長く運用を続けることを肝に銘じて
ください。

 

積立失敗事例③ ファンドを頻繁に入れ替えてしまう

これもよくあります。
自分が積み立てをしている投資信託の運用実績はいまいち。

一方で、ほかの投資信託で非常に優秀なパフォーマンスを
発揮している投資信託を見ると、どうしても
「別の投資信託に乗り換えたほうがいいんじゃないか」と
思ってしまいます。

しかし、こういうときに限って、別の投資信託に乗り換えると
パフォーマンスが落ちることがよくあります。

私がよく言うのは、頻繁に投資信託を入り変えるくらいであれば、
徹底的に投資信託を分析し、「これだ!」と思える投資信託を
1本ないし、2本見つけて、その投資信託を持ち続けた
ほうが
結果は必ずよくなります。

私の場合、積立投資ではないですが、
スパークス・アセット・マネジメントの「厳選投資」や、
SBIアセットマネジメントの「ジェイリバイブ」などは、
まさにこれだと思い、長年持ち続けている投資信託になります。

厳選投資とジェイリバイブについて投資マニア向けに分析した記事がありますので、
興味ある人はこちらもご覧ください。

【投資マニア向け】スパークス・新・国際優良日本株ファンド 厳選投資の評価は?今後の見通しはいかに?

【投資マニア向け】SBI 中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブの評価は?今後の見通しはいかに?

何千本とある投資信託の中から、良い投資信託を選ぶのは、
至難の業に思うかもしれません。

そういう場合は、問い合わせフォームからご連絡ください。
あなたにあった投資信託をアドバイスさせていただきます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

結論を一言で言ってしまえば、投資信託の積立で失敗する人と
成功する人の差は、積立投資を我慢強く続けられるかという
非常にシンプルな結論に帰結します。

しかし、シンプルではあるものの、なかなかこれを我慢強く
続けられないのが投資家です。

今日、紹介した投資信託の積立失敗事例を頭の片隅に置いて、
同じ過ちを繰り返さないようにしてください。

あとは、しっかり投資信託の銘柄選びができれば、完璧です。