米国VIブルETFと米国VIはGMOクリック証券でCFD取扱量が
常に上位に入るほどの人気商品です。

そもそも、米国VIブルETFと米国VIはチャートの推移だけを
見ると、全く異なる商品のように見えるのですが、実は参照
原資産はかなり類似しています。

米国VIブルETFと米国VIは何が違うのか?どちらが良いのか?
という疑問に至る人はかなり勉強されている方だと思いますが、
時々質問をもらうので、これを機会に覚えておいてもらうと
よいと思います。

米国VIブルETFと米国VIはそもそも似ている?

まず、多くの人は米国VIブルETFと米国VIは何が似ているのだ?と
思うかもしれません。

実際にチャートの推移を見てみても、まったくチャートの動きは
異なります。

GMOクリック証券のHPを見ても、米国VIブルETFの参照原資産は
プロシェアーズ・ウルトラ・VIX短期先物ETF(UVXY)となって
おり、米国VIはVIX先物となっています。

これだけを見ると、参照原資産も異なるので、全く異なる商品の
ように思ってしまいます。

しかし、米国VIは価格調整が行われている関係で、VIX指数と似た
ようなチャートパターンを形成していますが、米国VIブルETFの
ように右肩下がりのチャートパターンを形成していることをご存じ
でしょうか?

さらに、UVXYの投資対象が何なのかを知ると様相が変わります。

UVXYの投資対象はS&P500 VIX短期先物指数といって、実は
米国VIと同じくVIX先物に投資をしているのです。

ここまで来ると、逆に米国VIブルETFと米国VIの違いは何なのか?と
思ってくるでしょう。その違いは次のようなものです。

米国VIブルETFと米国VIの違いとは?

米国VIの投資対象はVIX先物と言いましたが、厳密には第一限月の
VIX先物が投資対象です。第一限月というのは、満期が一番近い
先物のことです。

先物についての細かい説明は他に回しますが、VIX先物は以下の
図のように満期が8月、9月、10月・・・・によって、価格が異なります。

そして、この図でいえば、第一限月は8月の先物ということになります。
当然、8月満期の先物は9月に持ち越せませんので、あるタイミングで
9月満期の先物に乗り換えます。

GMOクリック証券の場合、【会員のみなさまへ】にロールオーバー
したタイミングでお知らせが届きます。

一方で、米国VIブルETFはどうでしょうか?

S&P500 VIX短期先物指数というのは、第一限月のVIX先物と
第二限月のVIX先物を日次でロールオーバーし、満期が常に
30日になるように取引した場合のリターンを指します。

厳密にはS&P500VIX短期先物指数の日次の変動が1.5倍に
なるように設計されています。

つまり、日次の変動率に差を除けば、米国VIは第一限月の満期前に
第二限月の先物にロールオーバーするのに対して、米国VIブルETFは
第一限月と第二限月の先物を毎日少しずつロールオーバーしていると
いうのが本質的な違いとなります。

普通の人であれば、ここまで細かく理解をしておく必要はありませんが、
知っておいて損はない内容です。

改めて違いをまとめると、今説明したようにVIX先物のロールオーバーの
仕方が異なることが1つ、米国VIブルETFは1.5倍のレバレッジがかかって
いるので、値動きが大きくなるというのが1つ、最後に取引単位が米国VI
ブルETFはCFD価格の1倍、米国VIはCFD価格の10倍となるというこの3点が
違いということになります。

米国VIブルETFと米国VIどちらがおすすめ?

では、米国VIブルETFと米国VIはどちらがおすすめなのか。

結論としては、どちらも下落圧力がかかっているという点では
同じであり、同じ投資戦略が有効ですので、うまく使い分ける
のが一番ベストです。

まず価格の変動率は米国VIブルETFのほうが高くなっていますので、
リスクを積極的に取りたいという方は米国VIブルETFに投資をする
のがよいでしょう。

このように話をすると米国VIの価格変動率が小さいように思って
しまいますが、米国VIブルETFが大きいだけなので、米国VIでも
十分大きなリターンが期待できます。

ただ米国VIブルETFはリスクが大きいため取引規制がかかりやすい
というデメリットがあります。

通常、エントリーするポイントは、米国の株式市場が大きく下落した
ときがベストなのですが、そのタイミングだと米国VIブルETFはかなり
高い確率で取引規制がかかっており、新規売りでエントリーすることが
できません。

結局エントリーができるようになるころには、相場が落ち着きを
取り戻し始めてしまっているので、急騰した米国VIブルETFもある
程度の位置まで戻ってきてしまいます。

一方で、米国VIは米国VIブルETFと比べるとリスクが小さいせいか
取引規制がかかりにくい特徴があります。

そのため株式市場が大きく下落したタイミングに合わせて、売りから
入ることも可能です。

私の場合は、まず相場が大きく下落したときは米国VIブルETFで
エントリーできるかを確認し、できるのであれば、米国VIブルETFで
ポジションを保有します。

一方、すでに取引規制がかかってしまっているときは米国VIで
エントリーできるかを確認するようにしています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

米国VIブルETFと米国VIの違いを明確に理解できると、米国VIと
米国VIベアETFのリスクの違いが明確にわかるようになります。

そして、自分のリスク許容度に合わせて、分散投資をしたり、
一極集中で投資をすることできます。