米国VIブルETFに投資を始めてすぐに「取引したいのに
取引ができない!」という壁にぶつかる人も多いと思い
ます。
特に日本の証券会社を使って、株や投資信託を購入して
いる人だと、なぜ買えないのか?システムの故障なのか?
と思う人も多いでしょう。
そこで、今日は米国VIブルETFをなぜ買えない時がある
のかその理由を説明していきます。
米国VIブルETFの取引時間は?
まず、米国VIブルETFを買えない1つ目の理由が取引時間
です。
米国VIブルETFはUVXY(プロシェアーズ・ウルトラ・
VIX短期先物ETF)を参照しています。
つまりUVXYが取引される時間帯が実質米国VIブルETF
が取引できる時間ということになります。
UVXYはNYSE(ニューヨーク証券取引所)に上場している
ので、ニューヨーク証券取引所が開いている時間という
のが、米国VIブルETFをトレードできる時間ということ
になるのです。
ニューヨーク証券取引所の取引時間は以下のようになっ
ています。
取引可能時間 | |
標準時間 | 23:30~翌6:00 |
夏時間 | 22:30~翌5:00 |
※夏時間は3月第二日曜日~11月第一日曜日まで
実際にGMOクリック証券の取引画面にログインすれば
わかりますが、上記の取引時間以外は注文画面がグレー
アウトされています。
日本時間ではかなり遅い時間帯になりますので、なかなか
相場を見続けることは難しいですが、ロスカットの注文も
あわせてしておけば、寝ている間に相場が急変したとして
も安心ですね。
米国VIブルETFの取引規制とは?
そしてもう一つ米国VIブルETFの取引ができなくなる
タイミングが取引規制です。
これは、ニューヨーク証券取引所においてSVXYの取引
が規制されたり、GMOクリック証券がリスク管理の観点
から新規の取引を規制することによって発生します。
特に米国VIブルETFは米国株式市場が大きく下落して
いるときなどは取引規制が入りやすいです。
取引規制が入っているか確認する方法はいくつかありま
すが、1つ目は取引画面を開くと右上に黄色の要注意マー
クが点灯しています。
このマークが表示されているときは新規取引が規制され
ていると思ってください。
ただし、取引規制がかかるのは新規売りの場合です。
マークがついていたとしても、新規買いは規制されま
せんので、安心してください。
もう一つの確認方法としては、GMOクリック証券のイン
フォメーション画面から確認することができます。
PC会員ページにログインして、【CFD】を選択。
インフォメーションというタブがありますので、それを
選択すると、下のほうに取引注意銘柄の一覧が表示され
ます。
ここに記載されている銘柄は現在新規取引ができなくな
っており、この図では米国VIブルETFの新規売りが規制
されていることがわかります。
米国VIブルETFに規制が入るタイミングというのは、投資
家からすると、米国VIブルETFが大きく上昇するタイミング
であり、絶好の投資タイミングです。
そのため、もし購入時に規制がかかってしまっていたら、
とにかく頻繁に規制が解除されていないかを確認するしか
方法がありません。
細めに確認をしていると、時々売りの規制が解除される
ことは間違いなくあります。あとは根気強さとの勝負と
いうことになりますね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
取引規制については、賛否両論あり、お客様のリスクを
考えて取引を規制しているとはいうものの、投資家から
見ればビッグチャンスであり、なぜ規制するのかという
声も多いのが現状です。
しかし、そこは不平を言っても何も始まりません。
取引規制もかかることを前提に投資戦略を組み立てて
いきましょう。
経験上、米国VIブルETFは米国VIベアETFと比べると、
圧倒的に取引規制がかかりやすく、株式市場が下落して、
米国VIブルETFが上昇し、まさにここでエントリーしたい
と思っても、取引規制がかかっていることも多いです。
ただ、エントリーできれば、かなり大きな利益が期待でき
ますので、こまめにチェックするようにしてください。