募集から1年ちょっとで純資産が1兆円を突破したグローバル・
プロスペクティブ・ファンド『イノベーティブ・フューチャー』。

アーク・インベストメントが投資助言で入っているファンドは
軒並み異常なパフォーマンスとなっていますが、グローバル・
グローバル・プロスペクティブ・ファンドは果たして、どう
なのでしょうか?

今日は、グローバル・プロスペクティブ・ファンドについて
徹底分析していきます。

「グローバル・プロスペクティブ・ファンドって投資対象としてどうなの?」

「グローバル・プロスペクティブ・ファンドって持ってて大丈夫なの?」

「グローバル・プロスペクティブ・ファンドより良いファンドってある?」

といったことでお悩みの方は、この記事を最後まで読めば、
悩みは解消すると思います。


グローバル・プロスペクティブ・ファンド『イノベーティブ・フューチャー』の基本情報

投資対象は?

グローバル・プロスペクティブ・ファンドの投資対象は、
世界の破壊的イノベーションを起こし得るビジネスを行う
企業の株式です。

破壊的イノベーションの3条件として、①劇的に生産性の向上
をもたらすこと②急激なコスト低下をもたらすこと③イノベ
ーション・プラットフォームであることが挙げられます。

個別銘柄の選定ではイノベーションにフォーカスした調査に
強みをもつ米国のアーク・インベストメントが行います。

日興アセットが最近設定しているファンドの多くがアーク社の
投資助言を受けており、日興アセットの力の入れ具合がわかります。

それでは、国別の構成比と業種別の構成比を見てみましょう。

まず国別の構成比ではアメリカの比率が約80%なので、、
ほぼ米国株のファンドといっても差し支えありません。

業種別で見ると、ヘルスケアや情報技術の比率が高いようです。


※引用:マンスリーレポート

もう少し具体的に組入銘柄を見てみましょう。

上位にランクインしている銘柄はどの銘柄も2020年に
大きく株価を伸ばした銘柄ばかりであることがわかります。

ちなみに1位のテスラはソフトウェアのアップデートで自動運転が
可能になる自動運転ライドシェアを運営計画している会社です。

2位のロクはビデオストリーミング市場の主要プレーヤーです。

3位のCRISPRは鎌状赤血球症と先天性血液疾患の治療を専門とする
会社です。


※引用:マンスリーレポート

つみたてNISAとiDeCoの対応状況は?

グローバル・プロスペクティブ・ファンドのつみたてNISAと
iDeCoの対応状況を確認しておきましょう。

残念ながら、つみたてNISA、iDeCoともに対応していません。

つみたてNISA iDeCo
× ×

※2021年4月時点

純資産総額は?

純資産総額は投資信託を購入する前に必ず確認しておきたい
ポイントです。

純資産総額が少ないと、銘柄の入れ替えに支障をきたすことが
あったり、運用時に必ずかかる印刷費用や監査費用が相対的に
高くなります。

さらに投資信託の規模が小さくなると運用会社自体がその投資
信託に力を注がなくなりパフォーマンスが悪くなることもあります。

グローバル・プロスペクティブ・ファンドは設定してから1年半で
純資産総額が1兆円に迫っており、とてつもない人気ぶりを見せています。

これもすべて、グローバル・プロスペクティブ・ファンドの
パフォーマンスが非常に好調であることが理由です。


※引用:マンスリーレポート

実質コストは?

投資信託には、購入時の手数料や信託報酬の他にも費用が
かかっていることをご存知ですか?

これを実質コストと言いますが、実質コストには、株式
売買手数料や有価証券取引税、監査費用などが含まれています。

特に純資産総額が小さいときには、信託報酬より実質コストが
かなり割高になっている場合もあるので、注意が必要です。

グローバル・プロスペクティブ・ファンドの実質コストは
1.668%とかなり割高な水準です。

購入時手数料もしっかり3%取られます。

そのため、相当パフォーマンスが良くなければ、投資をするべき
ではありませんが、グローバル・プロスペクティブ・ファンドで
あれば、投資する価値があると言えるでしょう。

投資信託の手数料は安ければ安いほどいいという勘違い

購入時手数料 3.3%(税込)※上限
信託報酬 1.658%(税込)
信託財産留保額 なし
実質コスト 1.668%※概算値

※引用:運用報告書

ファンドの運用で成果を出すために一番大事なことは何ですか?
と聞かれてあなたは何と答えますか?

もし『ファンド選び』だと思ったとしたら、あなたはドツボに
はまっていますので、こちらの記事を読んでみてください。

>>無料ファンド相談から見えた。多くの人が気づいていない投信運用で成果を阻む9つの誤り

グローバル・プロスペクティブ・ファンド『イノベーティブ・フューチャー』の評価分析

基準価額をどう見る?

グローバル・プロスペクティブ・ファンドの基準価額は、
コロナショックで一時は10,000円を割り込みましたが、
その後、急騰しており、すでに25,000円近辺にまで到達しています。


※引用:モーニングスター

利回りはどれくらい?

グローバル・プロスペクティブ・ファンドの直近1年間の
利回りは136.13%とこのパフォーマンスであれば、もう
誰も文句は言わないでしょう。

アクティブファンドは時々、こういった銘柄が出てくるので
投資妙味があると言えますね。

ちなみにあなたは実質利回りの計算方法はすでに理解していますか?
もし、理解していないのであれば、必ず理解しておいてください。

これがわかっていないとマズイ。実質利回りの計算方法。

平均利回り
1年 136.13%
3年
5年
10年

※2021年4月時点

10年間高いパフォーマンスを出し続けている優秀なファンド達も
参考にしてみてください。

10年間圧倒的に高いリターンを出している海外株式ファンドランキング

同カテゴリー内での利回りランキングは?

グローバル・プロスペクティブ・ファンドは、北米株式
カテゴリーに属しています。

投資をするのであれば、同じカテゴリーでも優秀な
パフォーマンスのファンドに投資をすべきなので、
同カテゴリー内でのパフォーマンスのランキングは
事前に調べておいて損はありません。

グローバル・プロスペクティブ・ファンドはなんと、
優良ファンドの多い北米株式カテゴリーで上位2%に
入っています。

この結果であれば、納得ですね。

上位●%
1年 2%
3年
5年
10年

※2021年4月時点

年別の運用利回りは?

グローバル・プロスペクティブ・ファンドの年別の
パフォーマンスも見てみましょう。

2021年はわずかにマイナスとなっていますが、
2020年のプラスがあれば、あまり気にならないでしょう。

年間利回り
2021年 ▲2.63%(1-3月)
2020年 +125.85%

※2021年4月時点

投信運用は長期投資が前提なので、つい出口戦略を
考えずに投資をしてしまいがちです。

しかし、「投資は出口戦略にあり」と言われるほど、
重要なテーマです。

ぜひこれを機会に投資の出口戦略を考えてみて
ください。

>>まさか考えたことがない?運用が成功するか失敗するかすべてのカギを握る投信運用の出口戦略

インデックスファンドとの利回り比較

グローバル・プロスペクティブ・ファンドへ投資をするのであれば、
より低コストで投資ができるインデックスファンドとパフォーマンスを
比較してからでも遅くはありません。

今回は、米国の主要な指数であるS&P500に連動するeMAXIS Slim
米国株式(S&P500)
とパフォーマンスを比較しました。


※引用:モーニングスター

コロナショック前までは、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)のほうが
パフォーマンスで上回っていましたが、コロナショック後はとてつもない
ほど差をつけています。

こういった暴落相場の後では、銘柄を絞り込めるアクティブファンドが
有利になるのですが、さすがにここまで差が開くのはあまりお目にかかりません。

これだけパフォーマンスに差があるのであれば、高いコストを支払ってでも
投資をする価値があると言えます。

グロ・プロスぺ slim 米国株式
1年 136.13% 26.64%
3年
5年
10年

※2021年4月時点

アクティブファンドとの利回り比較

グローバル・プロスペクティブ・ファンドのようなアクティブ
ファンドに投資をするのであれば、同じようにコストは高くても
高い利回りが期待できる他のアクティブファンドと利回りを
比較してから投資をしても遅くはありません。

今回は、米国株のアクティブファンドとして非常に人気の高い
アライアンス・バーンスタインの米国成長株投信Bコースと
パフォーマンスを比較しました。


※引用:モーニングスター

米国成長株投信Bコースも相当パフォーマンスは優れているのですが、
グローバル・プロスペクティブ・ファンドと比較をすると、霞んで
見えますね。

グロ・プロスぺ AB・米国成長株
1年 136.13% 32.10%
3年 18.16%
5年 18.54%
10年 18.15%

※2021年4月時点

最大下落率は?

グローバル・プロスペクティブ・ファンドに投資をする前に、
最大でどの程度下落する可能性があるのかを知っておくことは
非常に重要です。

どの程度下落する可能性があるかを把握しておけば、大きく
下落した相場でも落ち着いて保有を続けられるからです。

それではここでグローバル・プロスペクティブ・ファンドの
最大下落率を見てみましょう。

最大下落率は運用期間がまだ短いので、最大でも15.66%程度の
下落しかありません。

リーマンショックのときは株式ファンドは50%程度下落したことも
ありますので、今後、まだまだ大きな下落をすることはあると
思っておいたほうがいいですね。

最大下落率を知ってしまうと、少し足が止まってしまうかも
しれません。

しかし、以下のことをしっかり理解しておけば、元本割れの
可能性を限りなく低くすることが可能です。

元本割れを回避するためにできるたったひとつのこととは?

期間 下落率
1カ月 ▲15.66%
3カ月 ▲14.39%
6カ月 2.75%
12カ月 39.89%

※2021年4月時点

評判はどう?

それでは、グローバル・プロスペクティブ・ファンドの
評判はどうでしょうか?

ネット等で口コミを調べることもできますが、資金の流出入
を見ることで、評判がわかります。

評判がよければ、資金が流入超過になりますし、評判が悪く
なっていれば、資金が流出超過になります。

グローバルプロスペクティブファンドはコロナショックを
受けて大きく下落した月も何とか流入超過を維持できて
おり、未だ人気が衰えていません。

このパフォーマンスであれば、資金が流入超過となって
当然ですね。非常に人気の高いファンドです。


※引用:モーニングスター

グローバル・プロスペクティブ・ファンド『イノベーティブ・フューチャー』の今後の見通しと評価まとめ

いかがでしたでしょうか?

グローバル・プロスペクティブ・ファンドのこのパフォーマンス
にはさすがに文句をつけられません。

これもすべて投資助言で入っているアーク社のおかげなのですが、
2020年最も著名になった投資顧問会社と言えるでしょう。

調べてもらえばわかりますが、日興アセットとアーク社が組んで、
新規設定しているフィンテック、宇宙、ゲノム、MaaSなどの
テーマ型アクティブファンドはどれも驚異的なパフォーマンスを
残しています。

ここまでパフォーマンスが良いとコストが割高であっても、
積極的に投資をするべきでしょう。

唯一気になる点としては、上がりすぎた株式というのは、その後は
停滞、下落に転じるのが世の常です。

グローバル・プロスペクティブ・ファンドに組み入れられている
銘柄もさすがに割高感が強い銘柄が多く、さらにここから上昇
していけるのかは、少し疑問が残ります。

はたして、2021年は同じような運用ができるのか注目していきたいですね。

最後に、投信運用には多くのメリットもありますが、
当然ながら、弱点もあります。

今も私は投信運用を続けてはいますが、私がなぜ
投資信託の運用を主軸におかなくなったのか。

その理由をこちらで話をしています。

>>私が痛感する投資信託の限界。多くの投資家が見逃している投信運用の弱点