【Q1】次のコール・オプションを売った時、最初に受け取れる金額はいくらでしょう?
- 現在の日経平均株価:25,500
- コールの権利行使価格:26,500
- 購入時のプレミアム:50円
【A1】50円×1000倍=5万円
【Q2】次のコール・オプションを売った時、SQ時点の損益はどうなるでしょう?
- 現在の日経平均株価:25,500
- コールの権利行使価格:26,500
- SQ値:26,000
- 購入時のプレミアム:50円
【A2】50円×1000倍=5万円
※権利行使価格よりSQが低いので、コールの買い手は権利行使しない。
【Q3】次のコール・オプションを売った時、SQ時点の損益はどうなるでしょう?
- 現在の日経平均株価:25,500
- コールの権利行使価格:26,500
- SQ値:27,000
- 購入時のプレミアム:50円
【A3】▲45万円(最初に受け取るプレミアム:50円×1000倍=+5万円、SQ時のオプションの損益=26500-27000×1000倍=▲50万円)
【Q4】次のコール・オプションを売った時、損益分岐点はSQ値がいくらの時でしょう?
- 現在の日経平均株価:25,500
- コールの権利行使価格:26,500
- 購入時のプレミアム:50円
【A4】SQ値=26500+50=26550円(最初に受け取れるプレミアム:50円×1000倍=+5万円、SQ値=権利行使価格+受け取りプレミアム)
【Q5】ATMが25500で、C26500@100を1枚売っている時、日経平均が上昇すると、プレミアムはどのように動きますか?
【A5】基本、上昇する。ただし、SQに近づくほど、タイムディケイの影響が大きくなるため、日経平均の上昇幅が小さいときは、タイムディケイの減価効果のほうが大きくはたらき、プレミアムは下落することもある。
【Q6】ATMが25500で、C26500@100を1枚売っている時、日経平均が1日で1000円上昇する時と、日経平均が3日間で1000円上昇する時では、どちらのほうがプレミアムは上昇しますか?
【A6】1日で1000円上昇したとき。オプションは日経平均の上昇スピードが速いほど、プレミアムが上昇する。(早く上昇するということは、その分、権利行使価格を上回る可能性が高まるということ)
【Q7】ATMが25500で、C26500@100を1枚売っている時、日経平均が下落すれば、プレミアムはどのような動きをしますか?
【A7】基本、下落する。ただし、あまりにも急速に下落すると、IVが上昇し、プレミアムがわずかに上昇することもある。
【Q8】ATMが25500で、C26500@100を1枚売っている時、SQまでに権利行使価格を上回らなければプレミアムは必ず0円になりますか?
【A8】正しい
【Q9】ATMが25500で、C26500@100を1枚売っている時、日経平均が1日で500円上昇した時と、1日で1000円上昇した時、プレミアムの変動が大きいのはどちらですか?
【A9】1日で1000円上昇したとき。(上昇幅が大きい=権利行使価格26,500を上回る可能性が高いということ)
【Q10】ATMが25500で、C26500@100を1枚売っている時、寄り付きで、日経平均が1000円以上急騰し、引けまで横這いで推移したとすると、プレミアムはどのような値動きをしますか?
【A10】急騰後、少し下落する。日経平均が急騰したことで、26,500円を上回る可能性が高くなるので、プレミアムは急騰する。ただ、その後、日経平均が横這いになると、思ったよりも、26,500円を上回る可能性が低いと判断され、高い価格で買われ過ぎていたプレミアムの価格が少し下がる。
【Q11】ATMが25500で、C26500、C27500、C28500を同じタイミングで、それぞれ1枚買った時、一番早くプレミアムがゼロになるのはどのオプションですか?
【A11】C27500。ATMから遠いOTMのオプションほど、急速にプレミアムがゼロに近づいていく。
【Q12】ATMが25500の時、C29000とP22000のオプションではどちらの方がプレミアムは高いですか?
【A12】C22000。日経平均は急騰する時よりも、急落する時のほうが急落幅は大きいため、プットオプションのほうが高いプレミアムがつく。