追証というのは、追加保証金の略称で、証拠金が足りなくなり、追加で証拠金を証券口座に預け入れなければならない状態のことを指します。株式市場の暴落時など、必要な証拠金が急増しますので、口座にいれてあった資金が不足することがあります。

追証が発生してしまった場合、基本的な対策方法は2つしかありません。

1つ目は、不足している証拠金を追加入金する方法です。証券会社によって違う部分もありますが、通常、翌営業日までに入金する必要があり、手元資金がないとなかなかすぐに対応できないことが多いです。

2つ目は、証拠金が回復するまで、保有しているポジションを反対売買で決済する方法です。追証は免れますが、追証が発生している時点でかなり含み損を抱えていると思いますので、大損することが多いです。

もし、この2つのどちらも対応できなかった場合は、期限後すぐに全ポジションを成行で強制決済されます。

仮に、強制決済された後、損失を抱えてしまった場合、その損失を放置しておくと、その証券会社ではオプション取引ができなくなるので、くれぐれも追証になるようなトレードはしないようにしてください。

※追証のルールは各証券会社によって、細かいルールが異なりますので、自分が使っている証券会社の追証ルールをよく確認しておきましょう。

教科書では学べない実践で使えるマメ知識

追証になってから対応するのでは基本的に間に合いませんので、そうすると、いかに追証にならないかを考える必要があります。

証拠金を減らす目的で使えるのは大きく2つの方法があります。

①売りポジションの一部損切り

証拠金に影響しているのは、コールにしてもプットにしても売りポジションだけです。

まだ権利行使価格と現在の日経平均にかなり開きがあり、この場をしのげば、今後プレミアムが下落していくことが予想される場合、全部の売りポジションではなく、一部の売りポジションのみ反対売買します。

売りポジションを減らせば、当然証拠金が減りますので、生き残れる可能性を上げることができます。

②オプションを買ってヘッジする

オプションの買いを入れることで、必要証拠金を減らすことができます。

どのタイミングでどのオプションを買えばいいのかは、ケースバイケースなので、一概には言えませんが、証拠金が大きく膨らんできたタイミングで、何枚かオプションを買えば、証拠金の上昇に耐えられることがあります。