不動産の小口化、アートの小口化、ワイン・ウイスキーの
小口化など、今まで個人投資家がアクセスできなかったような
商品が次々と小口化されています。

そして、また新しい投資先として船舶の小口投資ができる
サービスが誕生しました。

今回、ご紹介するのは、日本初の船舶特化型のクラウド
ファンディングを提供するマリタイムバンクです。

日本は船を作ることでも、船の保有数の多さでも、船に融資する
銀行の数、残高においても、世界で高いシェアを誇る海運大国であり、
こういった流れも自然なことなのかもしれません。

まだ具体的な内容まで公開されていませんが、独自目線で
徹底分析していきます。

マリタイムバンクとは?

マリタイムバンクは船舶特化型のクラウドファンディングです。

仕組み自体は、融資型のクラウドファンディングですので、
マリタイムバンクが投資家から出資金を集め、その資金を
船会社に貸し付けるという方式です。

船会社は借りた資金を使って事業拡大を図ります。

そして、事業拡大によって得られた利益をマリタイムバンクに
返済し、その返済された資金の一部が投資家に還元されるという
仕組みになっています。

船会社の事業拡大というのが、正直私もイメージがまだ湧いて
いませんが、投資先の船会社がどのようなビジネスに資金を使う
予定なのかで、マリタイムバンク投資のリスクが大きく変わってきそうです。

マリタイムバンクの運営会社は?

マリタイムバンクの運営会社は日本マリタイムバンク株式会社です。

こちらは2020年2月に設立されたばかりの会社で、船舶型クラウド
ファンディングを行うために用意された箱と言えます。

実際は親会社である株式会社オーシャントラストの事業内容を
チェックしていきましょう。

会社名 株式会社オーシャントラスト
設立年 2008年2月
事業内容 船舶仲介業
従業員 7名

船舶仲介業と言われてもパッとイメージができないかもしれません。

もう少し具体的には、投資家向けの船舶のオペレーティングリースや
世界中の船主からいらなくなった船を買い取り、インドやバングラ
ディッシュのスクラップヤードに売却するキャッシュバイヤーという
事業も行っています。

とにかく船舶の売買を専門に行っている株式会社オーシャントラスト
だからこそ、船舶特化型クラウドファンディングサービスが生まれた
のだと言えます。

専門性という意味では問題ないと思いますが、従業員が7名と
いうことで、融資先の企業のモニタリングがちゃんと行えるのか
であったり、実際の融資先はどのような企業になるのかというのが
気になるところです。

マリタイムバンクはどんな案件を扱っているの?

マイタイムバンクの1号案件は冷蔵船ファンド案件になります。

まだ詳細情報がでてきていませんので、詳細が分かり次第、
アップデートしていきます。

私個人としては、かなりマニアックな分野なので、とても興味が湧きました。

さて、ここからはマリタイムバンクに投資をするメリット・
デメリットを分析していきます。

マリタイムバンクに投資をするメリットは?

少額から船舶に投資ができる

今まで、船舶に投資をするとなると、億単位の資金が必要な
世界でした。

ですので、一般の投資家が船舶に投資をするなど考えたこと
すらなかったと言えます。

しかし、これからは違います。

マリタイムバンクのおかげで、一般の個人投資家も1万円から
船舶に投資ができるようになります。

これにより、ポートフォリオをさらに分散できますので、
大きなメリットの1つと言えるでしょう。

運用はお任せできる

不動産投資ならまだしも、船舶投資と言われて、投資資金が
いったいどう運用されるのかイメージできる人はほぼいないと
思います。(私もよくわかっていません。。。)

そんな何をするかさえわからない投資案件ですが、あなたは
投資さえしてしまえば、後の煩雑な業務はすべてマリタイム
バンクにお任せできます。(厳密には融資先の船会社です。)

船舶投資は、不動産投資のように独学で勉強すれば、投資を
始められるような次元ではないですので、マルッと運用を
お任せできるというのは、船舶投資においては特に大きな
メリットだと思います。

株式相場の影響を受けにくい安定したリターンが得られる

これは船舶投資だからというよりは、融資型のクラウドファン
ディング形式になっているからという理由ですが、

株式や債券の値動きと連動せずに毎月安定した利息収入を
得られるというのは、ポートフォリオのリスクを下げると
いう意味でも、とても大きいメリットです。

特に2022年のような株式市場が下落しているときには、
毎月安定したキャッシュフローは心の支えになります。

船を担保にとれる

船舶特化型のクラウドファンディングの特徴として、融資を
する際に、船舶を担保として差し入れてもらっています。

ですので、万が一、融資金が回収できなくなった時は、担保設定
されている船を競売にかけることで、投資資金を回収できる仕組み
となっています。

無担保よりは数倍いいわけですが、船を競売にかけて売却したときに、
どの程度の金額で売却できるものなのか相場観が全くないので、
そのあたりは不安が残る点でもありますね。

マリタイムバンクに投資をするデメリットは?

融資先の船会社の実態がわからない

今後、開示されてくるかもしれませんが、融資型クラウドファン
ディングの一番の欠点は、マリタイムバンクが融資している先の
会社の実態が投資家からとても見えづらいという点です。

船舶特化型クラウドファンディングにおいては、融資した船会社が
事業拡大をすることで、収益を上げて、そのリターンが投資家の
分配原資となっています。

つまり、事業拡大というのが何をやろうとしているのかで、
投資家が追うリスクは大きく変わってきます。

このあたりはしっかりと内容を把握した上で、投資をしていく
必要がありますね。

元本保証ではない

投資なので、当然ではありますが、元本保証ではありません。

船舶に担保設定がされているので、船を売れば元本も回収できる
だろうと思ったかもしれませんが、船舶が予定していた金額で
売却できるかもわかりません。

万が一、大きく相場を下回る価格でしか売却できなかった場合は
投資元本が毀損するということを意味しています。

マリタイムバンクの評価まとめ

まず、率直な意見として、とても面白い投資案件だという印象です。

まさか自分が船舶に投資ができるとは思っていなかったので、
案件の内容をしっかり確認した上でではありますが、投資を
してみようかと思っています。

私の目線では、不動産クラウドファンディングよりはリスクが
高い印象ですが、いわゆるソーシャルレンディングと比べれば、
リスクは抑えられている印象でしょうか。

また情報がアップデートされ次第、更新していきます。