年平均10%のファンドAと年平均マイナス10%のファンドBが
あったとき、あなたはどちらに投資をしたいと思いますか?
普通の人であれば、ファンドAに投資をすると思います。
(私もそうします。)
一方で、ファンドの運用というのは長期で見ると、平均に
収斂していくという考え方があり、
もしそれが事実なのであれば、パフォーマンスが最悪の
ファンドに投資をすれば、インデックスを上回る運用実績を
残せるのではないかと考えに行きつきました。
というわけで、ここでは6000本以上あるファンドの中から、
2020年2月1日~2021年1月31日の1年間で運用成績が
ほぼ最下位のファンドを3本選び、1年間積み立て投資を
していきます。
ちなみにその3本というのは以下のファンドになります。
ファンド名 | 年利回り |
eMAXIS 新興国リートインデックス | ▲31.98% |
シェール関連株オープン | ▲28.03% |
HSBC ブラジルオープン | ▲26.21% |
※集計期間:2020年2月1日~2021年1月31日
果たして、インデックスファンドを上回ることはできるのでしょうか??
運用実績を公開!
2022年1月末時点のファンド別の運用実績
株式市場がちょうど調整局面入りしたタイミングなので、
総じてパフォーマンスはいまいちですが、結果は以下の
ようになりました。
原油価格の高騰を背景にシェール関連株オープンだけは、
かなりの高騰を見せています。
しかし、eMAXIS 新興国リートインデックス及びHSBC
ブラジルオープンは、eMAXIS Slimシリーズとほぼ変わら
ない状況です。
この結果から言えることは、1年間パフォーマンスが悪かった
ファンドを1本だけ選ぶとリスクがありますが、3本ほど分散
して投資をすると、なかなか優れたパフォーマンスになると
言えるかもしれません。
こちらいったん1年間の運用実績で検証したいので、あと1か月
運用したのちは、また新しい銘柄に入れ替えて検証を進めて
いこうと思います。
ファンド名 | 純資産(円) | 損益 |
eMAXIS 新興国リートインデックス | 11,319 | +2.90% |
シェール関連株オープン | 13,804 | +25.49% |
HSBC ブラジルオープン | 10,582 | ▲3.80% |
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス | 10,544 | ▲4.14% |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 11,318 | +2.88% |
※運用期間:2021/3/1~2022/1/29