カレンダー・スプレッドは、同一権利行使価格で期近の限月のオプション売って、期先の限月のオプションを買って、タイムディケイの差を利用して利益を上げる手法です。
ここからは具体的な事例で見ていきます。10/10にポジションを取って、10/17に反対売買した時の損益を見てみましょう。
【2022年10月10日】
日経平均株価:28000円
11c28000@40 売1枚
12c28000@80 買1枚
【2022年10月17日】
日経平均株価:27800円
11c28000@20 売1枚
12c28000@70 買1枚
【決済損益】
11c28000:40円-20円=+20円
12c28000:70円-80円=▲10円
合計損益+10円
カレンダー・スプレッドを選択するときの特徴
ポジション:同一権利行使価格で期近の限月のオプションを売り、期先の限月のオプションを買う
狙い目:期近のオプションのボラティリティが大きいとき
最大利益:反対売買や満期到来で売りポジションがなくなり、買いポジションだけになると利益無限大
最大損失:理論上、無限大。ただ、多くの場合、買いポジションでカバーできる
長所:タイムディケイの恩恵を受けられる。
短所:売りのみに比べて利益が減る。