オプション取引では、買い手はボラティリティを買い、売り手はボラティリティを売ると言われるほど、ボラティリティはプレミアムの価格決定に大きな影響を与えます。

インプライド・ボラティリティとは、「今後、日経平均がどれだけ大きく変動する可能性があるか」という価格変動率を%で示したものです。

自然災害や原発事故、政情不安など、投資家が大きな価格変動を予想している時はIVが高くなります。逆に投資家が相場に大きな変動がないと予想している時はIVが低下します。

IVは各証券会社のHPから確認できるようになっており、松井証券ではオプション一覧ページから確認できます。

教科書では学べない実践で使えるマメ知識

IVの特徴として、日経平均が急上昇した時や急落した時というのは、IVが急上昇します。そして、その後、相場が落ち着きを取り戻すと、IVは下落していきます。

もう少し具体例で説明すると、日経平均が急落のスピードが速ければ速いほど、多くの投資家は「この下落はいったいどこまで落ちるんだ。。。」と不安になるため、IVが上がります。

急落後、日経平均が横這いで推移していると、「思ったよりも下落しないんだな。よかったよかった。」と多くの投資家が思うようになり、不安が少し解消されるため、上がり過ぎたIVが少し下落するのです。

日経平均が急落、もしくは急騰したときはIVが過剰に高くなっており、それによりプレミアムが適切な水準よりも高い価格をつけることがあるので、こういったタイミングでオプションを売ることができると、とても有利なポジション取りができることになります。

ただIVが高いときに売るのがいいとは言ったものの、じゃあ、IVがどれくらいまで上昇したら売るのがいいの?という質問に対して明確な答えはありません。結局IVが高かったとしても、さらに上がる可能性もあるわけですので、なかなかこの水準になったら、オプションを売るという判断をするのは難しいわけです。

あえて言うとすれば、一度上がったIVは相場が落ち着きを取り戻しさえすれば、必ず下落してきます。ですので、上がり続けているIVを拾いに行くより、何日間かIVが下落してきたところで初めて、オプションを売るほうが賢明と言えます。