2020年末にTHEOが上場することになり、より一層注目を
集めるようになりました。

一方で、ネットの情報には今からTHEOで投資を始めよう
としている人にとって誤解を与える内容が多数見受けら
れますので、

投資マニアの私が巷に出回っている情報についてTHEOの
嘘とホントを明らかにしていきたいと思います。

テオ(THEO)の運用シミュレーションの嘘ホント

まず、こちらはTHEOのHPで表示されている
シミュレーションです。

預金とTHEOで運用した場合とで、どのくらい資産に
差が出るかを示しています。

このブログの読者の方はすでに理解している人も多いと
思いますが、このグラフには嘘があります。

資産運用をある程度の年数経験した人ならすぐにわかり
ますが、毎年プラスの利回りで運用できる投資信託など
ほぼ皆無です。

実際には大きくマイナスの年もあったり、大きくプラスの
年もあったりします。

ですので、実際の資産額の増加をグラフにすると、
デコボコしながら上昇していくことになります。

THEOのようなグラフになる時というのは、毎年一定の
プラスリターンで運用できた場合であり、非現実的な
シミュレーションです。

このシミュレーション通りに運用できると思い、投資を
始めてしまうと「なんか思っていたのと違う。。。」と
なってしまいますので、ご注意ください。

手堅く見積もるなら、シミュレーションの2~3割くらい
は下回るつもりで考えておいたほうがよいですね。

テオ(THEO)の運用利回りの嘘ホント

THEOの実績などを公開している人も多く、
「THEOってすごい高い利回りで運用できるんだ」と
思っている人も多いかもしれません。

特に2019年、2020年は1年間で見ると、資産を大きく
増やした方も多いはずです。

ただし、何と比べるかで運用利回りが高いか低いか
変わってきますので、注意が必要です。

例えば、普段から米国株や先進国株ファンドに投資を
してきた人からすると、THEOの運用利回りは低く
感じることになります。

一方で、普段、銀行預金しかしてこなかった人から
すると、THEOの運用利回りは高く感じることになります。

ですので、あなたがTHEOの利回りの話を聞くときは、
何と比較をして高い、低いと言っているのか注意して
聞いてください。

私がTHEOの運用利回りを様々な資産クラスのインデックス
ファンドと検証した結果からすると、

貯蓄しているよりははるかに高い利回りが期待できますが、
インデックスファンドに投資をするよりは期待利回りは
低い結果となりました。

正直なところ、利回りを追求するのであれば、THEOでは
なくインデックスファンドに投資をするほうがおすすめです。

テオ(THEO)のAIアシストの嘘ホント

THEOで注目されている機能の1つにAIアシストがあります。

これは世界中のニュース等をAIが分析し、下落リスクを
予測するというもの。

「世界中のニュースやソーシャルメディを分析すれば、
下落を予測できるのでは・・・?」と思ってしまいますよね。

実際、THEOで運用をしている人もAIアシストのことを
気にされている方が多くいるようです。

実は、AIを使って、世界中のニュースを紐解き、相場分析
に応用するという考え方は2018年~2019年あたりで
流行っていた手法です。

AIファンドと名付けられたファンドがいくつも登場し、
THEOと似たような試みをしていたファンドが何本も
あります。

では、こういったファンドのパフォーマンスが優れて
いるかというと、たいていのファンドはインデックス
ファンドに勝てません。

下落を抑えられるというメリットに目が生きがちですが、
逆を返せば、下落を意識しすぎて、その後の反発時に
リターンを取りこぼすということが大いにあるからです。

ですので、AIアシストがある=パフォーマンスがよくなる
わけではないということです。

スマートベータ運用の嘘ホント

THEOの運用の特徴の1つとしてスマートベータ運用が
挙げられます。

これは日本の年金基金であるGPIFだけでなく、米国最大
の年金金CalPERSでも採用されている運用方法です。

スマートベータ運用というのは、アクティブ運用と
インデックス運用の中間のような立ち位置の運用手法で、

何か画一的な定義があるわけではありませんが、
企業利益や売上、PBRやPERといった特定の要素に
よって銘柄を絞り込み、運用する方法です。

日本で言うと、有名なスマートベータ指数としてJPX日経
インデックス400などがあります。

これは自己資本利益率、営業利益、時価総額の3点で
優れた企業を厳選して指数にしたものです。

もともとは中長期で見ると、スマートベータ指数は
インデックス運用を上回ると言われていますが、

実際にパフォーマンスを比較してみると、例えば、JPX
日経インデックス400と日経平均を比較すると、日経225の
ほうがパフォーマンスで上回っています。

スマートベータ運用はインデックス運用よりも銘柄を
入れ替えるコストも割高であり、パフォーマンスも
優れないことから、近年ではその価値が疑問視されて
います。

ですので、年金基金が採用しているから優れた運用である
わけではないという点は覚えておいて損はないでしょう。

テオ(THEO)の評判の嘘ホント

THEOの預かり資産はすでに1000億円をこえており、
かなり大きな純資産総額にまでなっています。

2019年、2020年は運用も好調だったこともあり、普通に
考えれば、THEOの評判がいいからここまで投資がされて
いるんだということになるわけですが、少し疑問が残ります。

ネットで「THEO 評判」と検索すると、色々と良い評判が
書いてあるので、多くの人はそれを信じて投資をしている
と思います。

しかし、ここであなたは注意しなければいけません。

実はあなたが読んでいる記事の大半はアフィリエイター
という人たちが書いた記事の可能性が高いです。

彼らは自分が運営しているブログからTHEOの口座開設を
申し込む人がいると報酬が発生する仕組みになっています。

彼らは、口座開設をしてもらうことが目的なので、THEO
の評判を高めるためにあれこれ褒めちぎる傾向にあります。

ですので、「THEO 評判」などで検索しても、悪い評判が
ほとんど出てこない仕組みになっているのです。

もちろん嘘を書いているわけではないと思いますが、
アフィリエイターの方々はもともと投資経験が豊富である
わけではなく、記事を書いている目的が違いますので
(口座開設してもらうのが目的)、全部を信じないように
してください。

THEOの純資産総額から見ても、評判が悪いというわけで
はありませんが、あなたが思っているほど評判がいいわけ
ではないと私自身は感じています。