THEOの預かり資産が1000億円を超え、多くの投資家が
THEOに注目していますが、一方で、

「THEOはやめとけ!」

「THEOはやめといたほうがいい。」

という意見もよく聞くようになりました。

そこで、今回は

「THEOへの投資は結局やめといたほうがいいの?」

「THEOに投資して大丈夫なの?」

といった疑問にお答えしていきます。

なぜ多くの投資家がテオ(THEO)をやめたのか

まずTHEOをやめたという人達の意見を見ながら、
なぜTHEOをやめたという人が増えているのかを
徹底検証していきます。

テオ(THEO)をやめた理由①手数料が高い

まず、1番やめた理由として多く挙げられているのが、
「THEOは手数料が高い!」という意見です。

投資を始めたばかりの方だと、手数料が何%なら高いのか
安いのか判断がつかないと思います。

ただ、400本以上の投資信託をモニタリングしている私から
言わせると、THEOの手数料は安くありません。

THEOの場合は、以下のように投資金額に応じて、大きく
手数料が割引されます。

1000万円以上で運用すると手数料は0.65%にまで抑えられ
ますが、海外のETFや国内のインデックスファンドに自分
で投資をする場合、0.1~0.2%台で投資ができてしまう
からです。

カラー 手数料(税別) 投資金額
ホワイト 1.00%
ブルー 0.90% 1~50万円未満
グリーン 0.80% 50~100万円未満
イエロー 0.70% 100~1000万円未満
レッド 0.65% 1000万円以上~

アクティブファンドの手数料と比較をすれば、THEOの
手数料も安いと思えますが、多くの投資家はインデックス
ファンドの手数料と比較をすることを好むようです。

またTHEOのようなバランスファンドの場合、期待できる
リターンが低いので、手数料1%が重くのしかかってくる
ことになります。

年間3%のリターンから1%近く手数料が差し引かれるのと、
年間10%のリターンから1%近く差し引かれるのでは、
感じ方も変わります。

昔であれば、信託報酬が1%台の投資信託が当たり前
でしたので、誰も何も言いませんでしたが、

今の時代は0.1%台の超低コストのインデックスファンド
や海外ETFを手軽に買えるようになってきたこともあり、
手数料に厳しい投資家が増えているということでしょう。

ですので、手数料が割高でTHEOをやめるという人が多い
のはごもっともな意見だと思います。

テオ(THEO)をやめた理由②運用利回りが高くない

2つ目に多かった理由はパフォーマンスがイマイチだった
という意見です。



そもそもTHEOのポートフォリオは231通りありますので、
当然パフォーマンスもかなりバラつきがでてきます。

株式比率の高いポートフォリオになっていれば、当然
利回りは高くなりますし、債券やコモディティの比率が
高いポートフォリオになっていれば、利回りは低くなります。

そのため、231通りすべてのポートフォリオのパフォーマンス
が悪いというのは考えにくいです。

しかし、私から言わせると、THEOのようなバランス型の
ポートフォリオで運用する場合、期待リターンというのは、
大して高くありません。

ですので、THEOに夢を見過ぎていた20代、30代の投資家
の方が多かったのではないでしょうか。

私のTHEOのポートフォリオは値上がり益重視型ですが、
期待リターンは5.28%になっています。

ここから手数料が引かれるので実質4%前半が期待できる
リターンです。

20代、30代であれば、積極的にリスクをとって運用しても
問題ない時期ですので、よりハイリスクの株式100%の
インデックスファンドや仮想通貨へ切り替えるというのは、
至極まっとうな判断だと思います。

テオ(THEO)をやめた理由③損が出ている

3つ目がTHEOで運用してもらっているのに損失が発生した
のでやめたという意見です。

せっかくプラスのリターンを期待してロボアドバイザーに
お願いをしたにもかかわらず、運用で資産が減るような
ことになれば、投資したくなくなる気持ちはわかります。

ただ、投資信託(ETF)の運用というのは短期的な利益を
追求するものではなく、中長期で複利で資産を増やして
いくことに最大のメリットがありますので、

そもそも投資の志向(短期的に増やしたい)とTHEOという
手段があっていなかったということです。

いかがでしょうか?

「THEOをやめとけ!」と言っている人の意見の大半は
かなり真っ当な意見であることがわかります。

ただ、まさにそのとおりではあるものの、じゃあ、
「全員がTHEOはやめたほうがいいのか」というと
また話は変わってきます。

なぜテオ(THEO)はやめたほうがいいと全員には言えないのか

テオ(THEO)はやめたほうがいいと言えない理由①手数料が高いかは人次第

まず1つ目の理由は手数料が高いかは人次第だからです。

例えば、アクティブファンドにも積極的に投資をしている
私からすると、

高い手数料を支払うかどうかは単純にその手数料の額では
なく、リターンやその他サービスの価値を鑑みて決めるべき
だと思っています。

アクティブファンドであれば、銘柄選定のために定期的に
企業へ訪問して調査するにも費用がかかります。

その費用をけちるということはファンドのパフォーマンスが
落ちるということに直結しますので、高い手数料も支払う
べき対価だと私は考えています。

今回コストが高いと言っている人たちは自分達で海外ETFを
購入したり、超低コストのインデックスファンドに投資を
している人たちです。

「今後、自分でも投資をしっかり学んでいきたい!」と
いう人であれば、100%自分で銘柄を選定して投資信託の
運用をするべきです。

一方で、「お金は増やしたいけど、そんな投資を勉強する
気になれないから任せたい。」という人は、銘柄選定や
リバランスもまとめてTHEOがやってくれるわけですので、
1%弱の手数料を支払う価値があるのではないでしょうか。

アクティブファンドの信託報酬と比べれば、法外な信託
報酬を取られているわけではないので、健全な報酬額だと
思います。

テオ(THEO)はやめたほうがいいと言えない理由②期待する利回りは人それぞれ

さきほども言いましたが、1年間の期待リターンが10%以上
なのであれば、そもそも投資信託ではそのような高い利回り
で安定した運用はできないので、THEOはやめて別の投資手段を
検討するべきです。

1年間の期待リターンが5~6%程度なのであれば、低コストの
株式インデックスファンドに投資をしたほうが信託報酬が
5分の1程度で済みますので、投資家の実入りは多くなります。

ですので、この場合もあえてTHEOを選択する必要が
ありません。

ただ、人によっては、1年間の期待リターンが3%前後で
十分と言う人もいます。

THEOが得意とするバランス型の運用というのは、
まさに期待リターンがこのレンジの運用が得意です。

ですので、高いリターンはいらないから手堅く運用を
していきたいという人は、THEOを選択しても問題
ありません。

テオ(THEO)はやめたほうがいいと言えない理由③投資に時間をかけたいかは人次第

色々な方の投資相談に乗っているからこそわかるのですが、
「投資をしっかり勉強してお金を増やしたい!」という人も
いれば、「お金は増やしたいけど、そんな時間は使いたくない」
という人もいます。

「投資をしっかり勉強してお金を増やしたい。」という方の
場合、THEOへの投資の優先順位は下がります。

私のようにロボアドバイザーがどんなサービスなのか勉強
しておきたいという方以外は、無理に投資をしなくても
よいでしょう。

一方で「お金は増やしたいけど、そんな時間は使いたく
ない」という方の場合、自分で海外ETFやインデックス
ファンドを調べて投資をするのは大変です。

そのような方は、THEOを活用して、手堅く資産を増やして
いくというのもおすすめの選択肢の1つです。

貯蓄しておくよりはよほどマシです。

テオ(THEO)やめたほうがいいのか問題の結論

すでにお分かりいただいたかと思いますが、

結論としては、

  • 海外ETFやインデックスファンドの購入が自分でできる
  • 年5%以上の利回りで資産運用をしたい
  • 短期で大きなリターンを狙いたい

という人にはTHEOは向きません。

一方で、

  • 自分で投資信託やETFを買うなんて面倒でやってられない
  • 年3%程度の利回りで運用ができれば十分

という方は、THEOを選択するのが良いと思います。

また中上級者向けの使い方として、コアポートフォリオは
年3%くらいの期待リターンを目指し、手堅くTHEOで運用し、

サテライトポートフォリオは、株式100%のインデックス
ファンドやアクティブファンドで大きなリターンを狙って
いくという考え方もできます。

THEOはあくまでも投資手段の1つですので、その人の使い方
次第で、良い案件にもいまいちな案件にもなるということですね。

私もそうですが、ロボアドバイザーで資産運用をするという
経験を積むという意味では、最低投資額10万円からできますので、
試しに口座を開いて、運用してみると良いと思います。