投資信託の購入について相談にのっていると、よく聞かれるのが
「投資信託は何本くらい買うのがおすすめですか?」という質問です。

もちろん、正解はないのですが、私なりにいつもお伝えしている
考え方がありますので、今日はそれを紹介していきます。

投資初心者に最適な本数は?

まず、投資信託を購入したことがない人や、投資信託を購入していても
ほとんど投資の知識がないような人に最適な本数は1本です。

投資において自分がよくわかってもいないものに投資するのは最も
愚かな行為です。

テレビのニュースで、大金を詐欺案件に投資してしまい、一文無しに
なってしまう人が紹介されることがありますが、このようなパターン
ですね。

しっかり調べてから投資をすれば、騙される可能性はかなり下がる
にもかかわらず、何となくで投資をしてしまうのでこのような事態に
陥ります。

また、これは癖のようなものなので、しっかり調べて投資をする癖を
つけないと、投資をしては失敗し、投資をしては失敗しをただ繰り返す
ことになり、あなたの資産は減る一方になってしまいます。

だからこそ、初めの1本をしっかり選ぶことが重要になります。具体的な
選び方については、以下を参考にしてもらうとわかりやすいと思います。

【完全保存版】他では絶対教えてくれない投資信託の正しい選び方

最低限チェックしてほしいのは、投資対象、純資産、実質コスト、
利回り、類似ファンドとのパフォーマンス比較といった点でしょうか。
分配金の有無も確認しておいたほうがよいですね。

本気で投資信託1本を選ぼうとすると、実際はかなり大変です。

アクティブファンドがいいのかインデックスファンドがいいのかから
始まり、特にインデックスファンドの場合は信託報酬や利回りもほぼ
似通っているので、どういう観点で選定すればよいのか悩むことになる
と思います。

例えば、米国株に投資ができるファンドを選ぶとすると、iFree NYダウ・
インデックス
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)楽天・全米株式イン
デックス・ファンド
などが挙げられます。

たいていの人はそこまで調べずにコストの安さだけで選んでしまいますが、
しっかり調べれば投資対象が違うことがわかります。

またeMAXIS Slim 先進国株式インデックスも先進国株式となっていますが、
6割以上が米国株ですので、米国株への投資という意味では選択肢に入って
きてもおかしくありません。

2~3本を選ぶとなると、結局上記のようなファンドの違いについて特に
詳しく調べることなく、全部少しずつ投資をしてしまえばいいかという
結論になってしまいますが、1本を選ぶとなると、しっかり違いを確認
しなければいけないので、大変です。

しかし、その分投資信託の分析力は格段に高くなると思っていいです。

ですので、まず1本を真剣に選ぶようにしてください。初心者向けという
ことであれば、まずはインデックスファンドを1本選ぶのがよいですね。。

くれぐれも毎月分配金が受け取れるようなファンドには投資をしないように
してください。また株式、債券、REITに1ファンドで分散投資ができるような
ファンドも初心者向きではないので、投資をしないほうが無難です。

真剣に一本を選んで自分なりに結論を出すことができるようになれば、
2本目、3本目はそこまで苦労しなくなります。

確かにわからないことも多いため、もういいやとなって投資してしまう
人もいますが、そのような人は決して投資で成功できません。

真剣に自分で考えるからこそ、仮に失敗してしまったときでも、何が
悪かったのかを知ることができるからです。適当に選んでしまうと、
失敗したときも結局何が悪かったのかわからず終わってしまうので、
何の役にも立ちません。

投資信託はあとからいくらでも追加購入ができますので、慣れてきたら
購入金額を増やしたり、ファンドの本数を増やせば十分です。

投資経験者に最適な本数は?

投資経験者の場合は最適な本数は3本程度です。投資信託というのは
数を増やせばよいというものではなく、自分がしっかりと内容を理解
したうえで管理できていることが重要です。

またコロコロ保有している投資信託を入れ替えるものでもありません。

特にインデックスファンドであれば、優秀なベンチマークは数が
限られていますし、同じベンチマークのインデックスファンドを
複数もっても仕方ないので数は限られてきます。

インデックスファンドを3本以上保有するメリットはほとんどないように
感じますが、アクティブファンドの本数を増やすということであれば、
話は変わります。

アクティブファンドはファンドごとに運用戦略も異なりますので、
もう少し保有数を増やしてもよいでしょう。

ただそれでも5本が限度です。運用報告書や月報に目を通すのが苦に
ならない程度に絞り込むようにしてください。

まとめ

投資信託は数が多ければいいというものではありません。

分散投資をしたほうがリスクが下がると思っている人がいますが、
よくわかってもいない人が行う分散投資は分散投資になっていない
場合がほとんどです。

逆に投資金額が増えることでリスクが高くなってしまっていることも
多々あります。

ですので、本数は絞り込み、金額も少額から始めるのが一番おすすめです。
初心者の方は1本、経験者の方は3本までを目安に、自分にあったファンドを
探してみましょう。