このブログでは、債券ファンドやバランスファンドを購入するくらいであれば、米国債や米ドル建社債に直接投資することをおすすめしてきました。
しかし、具体的にどのように購入すればよいのかを解説する記事を用意していなかったので、多くの質問をいただくようになりました。
そこで、今回、米国債投資をマスターするために必要な知識やノウハウをすべてまとめて1つの記事にしています。
こちらの内容をすべて理解できれば、あなたは米国債についてマスターしたと言っても過言ではありません。
また米国債だけでなく、他の国債を自分のポートフォリオに組み込むこともできるようになりますので、資産運用の幅がかなり広がると言えるでしょう。
ぜひこの機会に米国債投資をマスターしてください。
米国債(アメリカ国債)の基礎知識
まず、米国債とはそもそも何なのか。米国債はアメリカ合衆国の財務省が発行する公債です。
あなたが米国債に投資をするということは、あなたが期限を区切ってアメリカ政府にお金を貸すことと同義です。
お金を貸している間は、毎年利息を受け取ることができ、また期限が終了したときには、貸したお金が満額で戻ってくるという仕組みです。
米国債の種類や格付の状況など、基本的な仕組みをまず押さえたいという人はこちらの記事を参考にしてください。
ゼロから始める米国債投資。米国債の種類や格付は?基本の仕組みを解説。
米国債(アメリカ国債)の手数料
どのような投資でもそうですが、投資の成功確率を上げるためには、購入時の手数料をいかに抑えるか(安く購入するか)が重要となります。
また手数料の中には、表面的に見えているコストと、こっそり徴収されている手数料があるため注意が必要です。
手数料の一覧と手数料を一番安く抑える方法については以下にまとめています。
必ず押さえておきたい米国債(アメリカ国債)投資にかかる手数料は?
米国債(アメリカ国債)のリスク
米国債投資に限らずですが、投資においてはどのようなリスクがあるのか、またリスクに対してどのように対応すればよいのかを投資する前に頭の中でイメージできていることが重要です。
結局、リスクをしっかり理解しないまま投資を始める人に限って、ちょっとしたことですぐに売却をして損失を出して終わってしまいます。
米国債のリスクとリスクへの対処法をしっかりと押さえておきたい方はこちらの記事がおすすめです。
米国債(アメリカ国債)の利回り推移とそこから見える購入戦略
米国債の中でも、多くの機関投資家が注目しているのが米国10年国債です。
10年国債はほとんどの先進国で発行されており、各国の長期金利(国債の利回り)を比較する上で非常に役立ちます。
また米国10年国債の売買動向を把握することで、世界のマネーの動向がわかります。
過去50年間の米国10年国債の利回り推移を見ることで、どのように米国債に投資をしていくのがよいか、こちらにまとめました。
米国債(アメリカ国債)の取扱本数や購入単価の違い
米国債は証券会社によって取り扱いの本数にかなりばらつきがあります。また最低購入単価も証券会社によって異なります。
基本的には自分がよく利用している証券会社を使えばよいのですが、場合によってはあなたがメインに使っている証券会社では米国債の取り扱い本数が少ないこともあり得ます。
自分のメインの証券会社の状況はどうなのか確認してみましょう。
証券会社を徹底比較!米国債(アメリカ)の本数や購入単価の違いとは?
米国債(アメリカ国債)をSBI証券で購入するには?
このパートはSBI証券をメインの証券口座として使っている人向けです。
私もSBI証券をメインで使っているので、実際に購入する方法を具体的に解説しています。
米国債(アメリカ国債)より利回りが高い米ドル建て社債
米ドル建て社債を知っていますか?米ドル建て社債とは、トヨタ、三菱UFJファイナンシャル・グループなど、日本を代表するような企業が発行する米ドル建ての債券です。
債券の仕組み自体は米国債と同じです。米国の金利が上昇していることにともなって、利回りが上昇しており、魅力が増しています。
こちらも証券会社が儲からないので、積極的に販売されていないのですが、米国債と合わせて、知っておいて損はありません。
米国債の運用効率を格段にあげる外貨建てMMFとは
米国債を定期的に購入していると、どこかのタイミングで一時的に米ドルに戻したり、米国債の利回りがよくなるまで米ドルで保有を続けるということが起こりえます。
そのようなときに、ただ米ドルで保有をするのではなく、外貨建てMMFを活用することであなたの資金運用効率を高めることができます。
知ってしまえば、非常に簡単に購入ができますので、外貨建てMMFの購入方法も覚えておきましょう。
なぜ資産家は外貨を保有するのか
皆さんの中には、日本円で生活しているにも関わらず、なぜ米国債を購入する必要があるのかと思っている人も多いのではないでしょうか。
しかし、日本に住んでいる資産家と呼ばれる人達で日本円しか保有していない人というのは皆無です。
そこにはしっかりとした理由がありますので、あなたも確認しておいて損はありません。
なぜ債券ファンドをおすすめしないのか
投資信託を購入したことがある人からすると、債券ファンドのほうが様々な債券に分散投資ができるので、メリットを感じるかもしれません。
しかし、債券ファンドはファンドの性質上、大きなデメリットが存在します。これを読むことで、なぜ債券ファンドではなく、債券を購入したほうがよいのか、その真実がわかります。
債券ファンドのデメリット。なぜ私は債券ファンドをおすすめしないのか。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
米国債は投資信託や株式と違って、種類はほとんどありません。
一度マスターしてしまえば、銘柄選定にほとんど時間をかけることなく、余剰資金で米国債を買い増していっていただけると思います。