投資をしているとあるタイミングで、何の根拠もないの
ですが、「自分の判断が絶対正しい!」と思えてくると
きがあります。
たいていそのような感情に囚われて投資をするときは、
良い結果を生まないものですが、感情を抑えて投資をす
るというのは、思っている以上に難しいのも事実。
そんなときに頭を冷静にするために覚えておいてほしい
のが「相場は明日もある」ということです。
たしかにあなたの今の判断は正しいかもしれません。し
かし、間違っているかもしれません。
それであれば、1日まずは様子を見てみてはいかがでしょ
うか?
相場は明日も明後日もあります。
仮にあなたが新しくポジションを保有しようとしている
場合、1日相場を様子見してから投資をしても、あなたが
得る利益はそこまで大きくは変わらないはずです。
感情も1日経つと冷静さを取り戻していることが多く、仮
に、さらに下落した場合は、「感情的になって投資をし
なくてよかった」となりますし、
仮に上昇したとしても「少し冷静さを欠いていたから、
冷静になって投資判断をしよう」と思うことができるよ
うになります。
また、あなたが投資信託を保有している場合、「今日売
らないと取り返しのつかないことになる」と思うと、す
ぐにでも投資信託を売却したくなります。
しかし、相場は明日もあると思い、あえて1日時間を空け
てみましょう。
そうすると、冷静になれることも多く、仮に反発して上
昇していれば、「売らずに1日待って正解だった。」とな
りますし、
下落したとしても「投資信託は長期保有を前提に投資を
していたのを忘れていた」と冷静さを取り戻せることが
あります。
「辛抱する木に金がなる」という格言があるように、感
情的になって行動するのではなく、辛抱することが投資
では重要です。
ですので、根拠がないのに、なぜか今やらなければいけ
ないと感情に突き動かされそうになったときは、「相場
は明日もある」という言葉を思い出し、あえて1日待って
みてください。
そうすると、案外冷静さを取り戻し、冷静な投資判断が
できるようになります。
くれぐれも感情的になって売買するのはやめましょう。