投資の世界には間違った情報が出回り、あたかもそれが正しいように認識されていることが多々あります。
投資信託においても例外はなく、多くの人が勘違いをしながら投資をしてしまっています。
何も害がないのであればよいのですが、投資信託においては、間違った認識で投資をしていると大損する可能性があります。
運用のプロであれば、まず間違いなく知っているけれど、なかなか知られていない運用業界における常識をまとめてみました。
インデックスファンドよりアクティブファンドが優れているわけではない。
巷ではインデックスファンドのほうがアクティブファンドより優れていると言われることが多くなっています。
しかし、ほとんどの人は実際に自分でパフォーマンスを比べたことはないでしょう。
たしかに、マクロ的に見れば、インデックスファンドが優れているように見えるのですが、ミクロの視点でみると、実は違った景色が見えてきます。
そもそもインデックスファンドとアクティブファンドはどちらか一方だけを選ぶようなものではないのですが、あまりに間違った議論がされることが多いため、あえて比較をしてみました。
こちらの記事を読めば、いかに巷で言われていることが間違っているかがよくわかります。
【衝撃の検証結果】インデックスファンドVSアクティブファンド。結局優れているのはどっち?
元本割れの確率を極力ゼロに近づける方法がある。
投資には元本保証はありませんが、過去の統計データを検証すると、明らかに元本割れをしにくくなるケースが存在します。
こういった事実を知りながら、投資をするのかしないのかで将来のパフォーマンスは圧倒的に変わります。
果たして、それはどのような方法なのか、こちらの記事にまとめました。
過去データの検証結果からついに判明。元本割れを限りなくゼロにする投資方法とは?
投資信託のリスクが分かれば、1年間のリターンを予想できる方法がある
あなたは標準偏差という言葉を知っているでしょうか?
統計学の世界ではよく使う言葉なのですが、一般的に標準偏差のことをリスクと呼んだりもします。
投資の世界でいうこのリスクというのは、価格の変動幅のことを指すのですが、このリスクが分かれば、年間のリターンの幅を予測することができます。
こちらの記事でその方法について詳しく解説しています。
投資信託は毎日相場をこまめにチェックするような投資ではない。
TwitterやInstagram、Yahoo掲示板など、人気のファンドは毎日多くの投資家が今日は上がるだの下がるだの自分の意見をぶつけ合っています。
ただ、こういった人たちは根本的に投資信託の仕組みを理解できていません。
そもそも投資信託というのは、そんな毎日相場を見て、一喜一憂するような投資商品ではないということです。
実際に、こちらの記事を読めば、いかに毎日細目に相場を確認することが無駄でしかないかがよくわかります。
あなたは知ってる?投信運用で最も高い成果を出している人のの共通点とは?
手数料が安い=良いファンドではない。
近年、販売手数料がゼロのインデックスファンドがとにかく人気です。
もちろん、手数料が安いに越したことはないのですが、このような人はあるとても重要なことに気づいていません。
それは何なのでしょうか。
新規設定されるファンドは買うにはもう遅いことがある。
大抵の人は新規設定されるファンドを買うというのは一番乗りでそのファンドに投資ができると考えがちです。
しかし、実際には新規設定されたファンドでもすでに多くの投資家がそのファンドに投資をしていて、投資をすると同時にもう基準価額のピークが来てしまうことがあります。
なぜそのようなことが起こるのか、こちらにまとめています。
運用実績はトラックレコードだけを見ればいいわけではない。
多くの人が投資信託を選ぶときに過去のトラックレコードを確認していると思います。
もちろんトラックレコードは重要なファクターの1つではあるのですが、特にアクティブファンドを選定するときは、トラックレコードだけを見て商品選定しているようでは、まずうまく運用することは難しいでしょう。
では、どうすればよいのでしょうか?
投資信託の運用実績はトラックレコードだけ見ればいいわけではない。
ちょっと考えた程度の分散投資は意味がない。
「分散投資が重要である。」ということは、さすがに投資をしている人で知らない人はいないと思います。
しかし、分散投資の意味をちゃんと理解して、投資できている人はほんのわずかです。
私が色々な人のポートフォリオを見てきましたが、実際に分散投資を理解して分散できている人はわずかです。
それはなぜなのでしょうか。
投信運用で成果を出すために必要なのは銘柄よりもメンタル
2017年以降に投資を始めて、相場が好調な時しか経験がない人たちからすると、「なんで投資にメンタルが必要なの?」と思うかもしれません。
ただ、これは長年投資をやってきた人間に言わせると、ほぼ間違いなく、この答えが返ってきます。
なぜ、多くの玄人投資家がメンタルの重要性を訴えているかというと、人間には本能的に備わっているある特性があるためです。
その特性を理解した上で投信運用をしなければ、必ずどこかで失敗することは間違いありません。
投資信託にも弱点はある。
近年では、長期分散投資というのが、投資の鉄板と言われるようになり、その中でも投資信託の積立は手堅い投資として多くの投資家に人気があります。
ただ、多くの人はその言葉をそのまま信じてしまい、投資信託の弱点に気づいていません。
その弱点とはいったい何なのでしょうか?
投資信託の弱点。多くの投資家が気づけていない投信運用の落とし穴
ファンドマネージャーもただのサラリーマン。
「投資信託を運用しているのは、相場に精通しているプロである」
当然、あなたの大事なお金を預けるわけですので、誰もがそうだと思いたいところではあります。
ただし、あなたの大事なお金を運用してくれている人は本当にプロと呼べるほどの実力を持った人なのでしょうか。
ここに個人投資家の期待と大きなギャップがあります。
おまけ
いかがでしょうか?
知識は武器です。投資のパフォーマンスを向上させる上で、もちろん優れた銘柄を選べるようになることも大事ですが、それ以上に投資の基礎力を上げることのほうが重要です。
私も日々、新聞、書籍、Youtube、SNSから新しい情報を学習するようにしています。
投資で成果を出す上で、このあたりの記事も参考になると思いますので、ぜひ一度読んでみてください。