投資を始めたばかりの人が必ずといっていいほど気にするのが、
元本割れしないだろうかという点です。

たしかに苦労してためたお金ですし、資産を増やすために
投資をしたはずなのに元本割れしてしまっては元も子もありません。

しかし、ご安心ください。

株やFXはリスクが高く、元本割れする可能性は高いですが、
投資信託は今日お話しする考え方をしっかりマスターして取り組めば、
元本割れの確率をかなり下げることができます。

非常に重要なことなのですが、投資を始めるとつい忘れてしまうことでも
ありますので、ぜひ何度も読み返してくださいね。

1年で見れば、投資信託の元本割れする確率は50%。

これは当然と言えば、当然ですが、投資信託は購入時の基準価額から
①上がる②下がるしかないわけですから、単純に50%ということになります。

多くの人が昨年運用実績が良かった投資信託は今年も上がるに違いないと
思いがちですが、実際昨年の運用実績と将来の運用実績には
相関がないことが知られています。下記の図を見てください。

これは、2005年~2015年において、投資信託を8つの分類
(国内株式、先進国株式、新興国株式、国内債券、先進国債券、
新興国債券、国内リート、先進国リート)に分けたとき、
運用実績順に、上から並び替えたものです。

いかがでしょうか?
1位になっている投資信託が翌年も1位になっている例はありませんよね?
どちからと言えば、1位になった翌年、反動で最下位になっているケースも
多々見られます。

このように過去の運用実績と将来の運用実績には実は相関がありませんので、
あなたの投資した投資信託が1年後元本割れする確率は①上がる②下がるの2択で
50%になるということです。

そんなに高いなら投資したくないと思われてしまうかもしれませんが、
この元本割れする確率を大きく下げる方法があります。それを紹介していきましょう。

投資信託の元本割れの確率を下げるには、分散投資×長期運用

さきほど、1年間の運用実績の例を説明しましたが、
投資信託は単年度の運用実績を見て、一喜一憂するような商品ではありません。

あなたが投資した資金は、多くの企業が設備投資をしたり、新規事業を始めたり、
海外企業を買収をおこなうのに使われます。

それによって、企業が利益を増やせば、配当が増え、株価が上がり、
投資信託の基準価額もあがるというわけですね。

もちろん単年度で目覚ましい成果がでる場合もありますが、
基本はジワジワと投資の効果が出てくるものです。

ひとつ面白いデータをお見せしましょう。
こちらは世界の主要国のGDP(国内総生産)の推移を示すデータです。
1980年からどの国も右肩上がりに成長をしているのがわかりますね。

GDPというのはいわば、その国に属する企業の売上の合計のようなものなので、
GDPが右肩上がり=企業の売上の合計も右肩上がりに推移しているということが
できるわけですね。

ここから言えることは、例えばアメリカの企業全体に投資をできるような
投資信託に投資をすれば、長期的に売り上げが増大していくことが予想できますので、
右肩上がりに投資信託の価値が増大していく可能性が高いことがわかります。

それ以外の国でもそうですね。単体の企業の株式を購入するとなると、
どうしても乱高下の幅が大きくなってしまいますが、アメリカの企業全部や、
中国の企業全部といった形で分散投資をできれば、GDPに示すような
右肩上がりの企業成長の恩恵を受けることができるのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?投資信託の元本割れの確率を下げるには、
①企業の長期的な繁栄に期待をして、長期保有をすること。
②単一の株式ではなく、アメリカ全体や中国全体といった多くの企業に
分散投資をすること
が重要です。

この考え方を忘れず、短期的に投資信託が下落したときでも、
値下がりを気にせず保有しつづけいることさえできれば、
あなたが投資信託で損をする確率はかなり低くなるでしょう。

ぜひこの考えを忘れないで下さいね。