投資を始めたばかりの人が必ずといっていいほど気にするのが、
自分が投資をした投資信託は元本割れしないだろうかという点です。

たしかに苦労して貯めた大切なお金ですし、資産を増やすために
投資をしたはずなのに元本割れしてしまっては元も子もありません。

しかし、ご安心ください。

株やFXはリスクが高く、元本割れする可能性は高いですが、
投資信託は今日お話しする考え方をしっかりマスターして取り組めば、
元本割れの確率を格段に下げることができます。

私も自分で分析するまでは、ここまで差が出るとは思いませんでしたが、
過去データの分析結果から明確な結論が出ました。

この事実を知って、投資信託に投資をするのと、この事実を知らずに
投資をするのとでは、リターンの大きさがまず間違いなく変わって
きます。

ですので、必ず自分の中で腹落ちするまでしっかりと呼んでください。

元本割れの確率を徹底検証

まず初めに、過去の投資信託の利回りを参考数値として、実際に
元本割れする確率がどの程度なのか、詳しく見ていきたいと思います。

検証の方法として、運用利回りがマイナスだった=元本割れした
としてカウントします。

まず、国内株式に投資をするファンドの利回りを分析してみましょう。

表の見方は、1年前から運用されていたファンドが670本あり、その中で
利回りがマイナスだった投資信託の本数が668本だったという見方をします。

3年だったら、3年前から運用されていた投資信託が595本あり、3年間
運用して利回りがマイナスなファドは21本という意味です。

そうすると、2018年は市場もかなり厳しかったことから、ほとんどの
投資信託で元本割れをしていますが、中長期で保有していくにつれて
元本割れしている投資信託の数が減っていることがわかります。

10年前から運用されている投資信託に至ってはなんと元本割れしている
ファンドは0本です。

ここから言えることは、2018年のように一時的に相場が下落することは
ありますが、そこで我慢して保有を続けることで、中長期で見れば元本
割れする確率を限りなくゼロに近づけることができることを示しています。

平均利回り 元本割れする確率
1年 99.7% (668本/670本)
3年 3.53% (21本/595本)
5年 2.84% (14本/507本)
10年 0%(0本/321本)

※2019年1月時点

同じ方法で、海外株式ファンドについても同じように分析してみましょう。

海外株式ファンドも直近1年間で見ると、9割以上の投資信託が元本割れと
なっていますが、10年超運用されている投資信託では、元本割れの確率は
1%程度しかありません。

長期保有をすることで元本割れする確率を限りなく抑えられていることが
わかります。

平均利回り 元本割れする確率
1年 92.1% (937本/1017本)
3年 5.40% (43本/795本)
5年 10.1% (63本/623本)
10年 1.11% (3本/268本)

※2019年1月時点

せっかくなので、リスクが一般的に低いと言われているバランス型
ファンドでは元本割れの確率はどうなのか見てみましょう。

リスクが低いバランス型ファンドでも元本割れする確率は株式型
ファンドと大差はありませんね。

ここからわかることは、複数のアセットクラスに分散投資をすることで
元本割れの確率を下げることができるというわけではないということです。

投資信託の元本割れの確率を下げるには長期保有がとにかく重要
であることがわかりますね。

平均利回り 元本割れする確率
1年 94.2% (730本/775本)
3年 10.9% (63本/577本)
5年 5.26% (21本/399本)
10年 0.40% (1本/248本)

※引用:2019年1月時点

元本割れの確率を下げるには長期運用。分散投資ではない。

上述した検証結果からわかるように、株式型の投資信託であっても、
バランス型の投資信託であっても5年、10年と長期保有をすることで
元本割れする確率を極力ゼロに近づけられることがわかります。

一方で、株式、債券、REIT、その他資産に分散して投資ができる
バランス型ファンドと株式ファンドの元本割れする確率を比較しても、
ほとんど大差がありません。

これはリスクが低い=基準価額の変動は小さいけれども、元本割れする
確率は株式ファンドと変わらないということです。

元本割れする確率が同程度なのであれば、株式型の投資信託に投資を
していったほうが得られるリターンも大きくなる可能性がたかいわけです。

では、なぜ投資信託で損をしたと言う人が後を絶たないのか。

それは、相場が下落したタイミングで多くの投資家が我慢をできずに
損切りしてしまっているからです。

私のように中長期で保有を続ければ、トータルでマイナスになること
確率が下がるということがわかっていない投資初心者は相場が下がる
と動揺してしまい、これ以上損するのは嫌だから売ってしまおうとなる
わけです。

ですので、適切な方法で投資信託に投資をすることができれば、元本
割れする確率は極力抑えることができますし、大きなリターンも追及
していくことができるわけですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

多くの投資家が長期保有の重要性は何となく理解はしつつも
いざ、大きな下落相場が来ると、「本当に大丈夫か?」「今が
売り時なのでは?」と疑心暗鬼に陥ってしまいます。

このような心境になってしまうと、投資では絶対勝てません。
しかし、ほとんどの投資家はこのような心境になってしまいます。

では、どうすればよいのでしょうか。それには、投資する前の
タイミングから自分の投資に確たる自信をもつことです。

過去のデータではありますが、今回のデータをみれば、10年間
保有を続ければ、ほぼ負けないことがわかります。

このデータを信じることができれば、大きな相場が来たとしても
動揺せずに保有を続けることができます。

元本割れが怖いと思うかもしれませんが、中長期で保有をすれば、
極力その確率をゼロに近い数値におさえられますので、ぜひ自分が
納得いくまで、この記事を読み返して、納得できたら、投資をして
みてください。