近年、積立NISAやiDeCoをきっかけに投資を始めた人が
非常に増えていますが、どういった投資が非常に人気か
と言うと、

 

株、債券、RIETかつ国内、海外に分散投資ができる
バランスファンドが圧倒的な人気を見せています。

 

分散投資というのは、一見すると非常に理にかなって
いるのですが、色々な投資を経験してきた私からすると、

 

少し違う切り口の分散投資を意識することが重要だと
考えています。

一般的に言われている分散投資

 

一般的に言われている分散投資というと、株式、債券、
REIT、金、キャッシュなどに分散をするというイメージ
を持っていると思います。

 

最近人気のバランスファンドも国内/海外、株式/債券/
REITに均等に分散投資をするのが主流です。

 

ハーバード大学やノーベル財団やGPIFといった年金機構も
さきほどのアセットクラスに分散投資をして成果を出して
いますので、優れた方法ではあると思います。

 

分散投資の問題点

 

少しここで質問をしてみたいと思います。

 

直近ではコロナショックで株価が大きく下落しましたが、
あなたはそのときどのような対応ができたでしょうか?

 

たいていの人は、相場を見守るしかできずに、「いくら
何でも下げ過ぎだ。もうこれ以上は下落しないはず。
きっとそろそろ上昇するはずだ」

 

と良い未来を期待して、ただ祈るしかできなかったと
思います。

 

こういった暴落が起きた場合、運用資産が小さいうちや
運用期間がまだ十分とれる人は、あまり大きな問題には
なりませんが、

 

運用資産が大きくなるにつれて、致命的な損失を抱える
ことになります。

 

いくら分散投資をしていても、自分で何も対処ができない
投資というのは、中長期で見ると、リスクが大きくなるのです。

 

私が考える分散投資

 

では、私の考える分散投資とは、まず、自分でコントロール
できる投資とコントロールできない投資というわけ方をします。

 

このブログでは、ときどき使っているキーワードですが、
自分でコントロールできる投資というのは、損益を自分で
コントロールしている投資という意味です。

 

もう少し具体的な例を挙げると、株式投資で、自分の中で
明確なトレードルールを作り、

 

10%下落したら損切り、20%上昇したら利確といった運用が
できている場合はコントロールできている投資です。

 

一方で、何となくこの株は上がりそうだから買っておこう
という、ほとんどの根拠もなくエントリーして、

 

あとは、相場の流れに任せるような投資をコントロール
できていない投資と言います。

 

投資信託というのは、プロに運用をお任せしていますので、
プロが自分の代わりに損失をコントロールをしてくれている
と考えがちですが、

 

ここで重要なのは「自分」でコントロールができているかです。

 

そういう意味では、投資信託の運用も、10%下落したら
損切り、20%上昇したら利確といった明確なルールのもと、

 

運用ができていなければ、投資信託はコントロールできて
いない投資です。

 

不動産を例にしてみると、周辺の賃貸需要を調べて、
ターゲットにあうようにリフォームをしてみたり、

 

販売図面を工夫してみたり、家賃収入を増やすために色々と
工夫をしているような場合は、コントロールできている投資
と言えます。

 

一方で、業者に任せっきりで、退去時のリフォームも業者任せ、
募集家賃も業者任せのような運用がされている場合は、いくら
家賃が毎月入ってきていたとしても、コントロールできていない
投資です。

 

なぜ、私がコントロールできる投資とできない投資という切り口
で考えるようにしているのか。

 

私も以前は、自分より投資に詳しい人がいるなら、運用はプロ
にお任せしたほうが安心だと考えていました。

 

ただ、運用のプロは運用に詳しいのは間違いありませんが、
私達の財産に対して、何ら責任を負っていません。

 

ですので、株式市場が大暴落して、私の資産が激減しても、
運用のプロは何も保障してくれません。

 

結局、どこまで資産が減ってしまうのか毎日毎日不安な日々を
送ることになります。

 

その経験を何度かすると、大きな資金の運用をプロに任せるの
が怖くなってきます。

 

結局彼らは、私の資金が増えようが減ろうが何の責任もない
わけですから、冷静に考えるとそのような人に運用を任せる
というのはリスクでしかないと考えるようになりました。

 

その結果、一番安心して運用ができるのは、すべての資産を
自分がコントロールできている状態になることだという結論
に至りました。

 

ですので、あまり株式・債券・RIET・金など、アセットクラス
に分散投資をすることは重要視していません。

 

この考えは、かのロバートキヨサキ氏も「金持ち父さん貧乏
父さん」の著書の中で、語っています。

 

そうすれば、基本的には想定外の損失が生まれる可能性は
かなり低くなります。

 

すべて当初から想定している損失に収まっているはずです。

 

そうすると、大きな暴落がきても、もともと覚悟していた
損失で収まりますので、平常心で運用を続けることができます。

 

ここまで話を聞くと、コンロトールできる投資の重要性は
何となくわかっていただけたかと思いますが、投資を始めて
数年の人にはいきなり難しい話だと思います。

 

ですので、初めは投資信託などから入って問題ないのですが、
投資の知識・経験を積むにつれて、自分でコントロールが
できる投資の比率を高めることを意識して、投資をしてみて
ください。

 

そうすれば、どんな相場であろうとも安心して運用ができる
と思います。